新作映画

2008年3月 5日 (水)

潜水服は蝶の夢を見る

Goinqaui 病院のベッドで目を開けたジャン=ドーは、自分が何週間も昏睡状態だった事を知る。そして身体がまったく動かず、唯一動かすことができるのは左目だけだという事も。ジャン=ドーは雑誌「ELLE」の編集者で、三人の子どもの父親だった。彼は言語療法士の導きにより、目のまばたきによって意思を伝える事を学ぶ。やがて彼はそのまばたきで自伝を書き始めた。その時、彼の記憶と想像力は、動かない体から蝶のように飛び立った…。

3月1日の映画の日、神戸まで『いつか眠りにつく前に』とはしごして観て来ました!
しかも『いつねむ・・』を三ノ宮で見た後、大急ぎで電車で神戸まで乗り継ぎ『潜水服・・・』鑑賞。
家族にバカにされながらも頑張りました〜smile



冒頭からジャン=ドーの視線で始まります。
彼は長い眠りから覚め、自分が今どこにいてどんな状態なのかが分かりません。
目の前には深刻そうな顔をした医者や看護士がいて、目が覚めたばかりの自分の事を見ているのに彼は戸惑ってしまいます。
しかも、医者の質問に答えたつもりが相手に全然伝わってない、自分で体も動かせない。
これで、やっと自分が今置かれている状態に気が付くのです。

ついさっきまでは華やかな世界にいて、女性にもモテたであろう主人公は、一転して潜水服に閉じ込められたような不自由な生活を強いられる。
言語療法士がアルファベットを読み上げ、左目の瞬きで一文字ずつ言葉を紡ぐジャン=ドーが一番最初に伝えた文章が「私は、死にたい」
これを知った療法士はショックを受けるが、でも誰だってこう思うだろうsad

しかしその後、彼は家族や友人、医療関係者らに助けられ生きる希望を見出していく。
そして、ただ1つの伝達手段である左目の瞬きと、彼自身の記憶と想像力を駆使し、映画の題名になっている一冊の自伝を仕上げるのだ。

私がまず素晴らしいと思ったのは、医師や看護士、療法士といった医療関係者の患者に接するときの態度。
患者に対して敬意を払い、そして優しく熱意を持って接しているのに感動してしまった。
日本の病院では人手不足なのかもしれないけれど、とかく患者への接し方がやっつけ仕事的に感じる事が多く、とても敬意を払っているように思えない気がするのだ。
まあ、ジャン=ドー自身が元気な時に手厚い人間関係を築いていたからこそなんだろうけどね。
とにかく、この映画では嫌な人間が一人も出てこなかったのが良かった。
そうじゃないと救いがないもんね。

でも、でもね、映画の後半になってからは正直「もういいよ・・・」って思ってしまった。
やっぱり題材が暗いのよ。
いい話だし、いい映画なんだけど辛くて仕方がない。
もし、自分や家族がこうなったらどうしよう?
しかも、うちはダンナの家系に脳梗塞が多いし、気をつけてはいるけどやっぱり怖い。
そう思うとかなり憂鬱になってしまいましたshock

主演のマチュー・アマルリックは大熱演でしたね。
そしてセクシー路線ではないエマニュル・セニエが凄く良かった。
でも一番感動的だったのは、マックス・フォン・シドーの演技でした。
突然の病に臥してしまった息子に会いたくても会いにいけない、せめて声だけでも聞きたいのにそれさえも叶わないという父親の辛い気持ちを見事に演じてらっしゃいました。

やっぱし、いつか自分が病気になった時に皆から親切にしてもらえるよう、普段から良い人間でいられるよう心がけなきゃいけないよね(笑)

いつか眠りにつく前に

40icbznd 重い病に倒れた老女アンは、2人の娘と夜勤の看護婦に見守られ、自宅のベッドで静かに人生の最期を迎えようとしていた。混濁する意識の中で、アンは娘たちが聞いたこともない「ハリス」という名を口走る。彼女の意識は、40数年前の夏の日へと戻っていた…。親友ライラの結婚式でブライズメイドをするため、ライラの別荘を訪れていたアンは、ライラの弟で大学の同級生だったバディと再会。さらに一家のメイドの息子で、今は医者をしているハリスと出会う。

これはちょっとした拾い物でした。
地味な映画だったんだけど、なんかジワ〜〜っと感動してしまい、久しぶりに涙した映画でありました・・・



要するに、自分の人生を振り返ってみて「もし、あの時こうしていたら、私の人生どうだったんだろう?」って考えた時、今の人生が悔いの無い人生だったと言えるのであろうか?という事なのね。
そういうことは、何も死ぬ寸前じゃなくてもよく考えますけど。

そりゃあこの映画のヒロインみたいに“一生の恋”と言えるほど、心から愛されている男性と結婚してみたかった!と思う気持ちは良く分かるけど、本当に心から愛し愛された人と結婚して、その後もず〜〜〜っと幸せに暮らしている人が、果たして何人いるんでしょうか??
少なくとも私は違います!

しかし!私は幸か不幸か今と違う他の人生を知らないし、それに今の人生に心から満足はしてないけど、別に特に不満も持ってない。
これからどうなるかなんて知ったこっちゃないけど、もしあーしていたら?こーしていたら?とか考え出したらキリがない。

映画で、アンが愛したハリスの事を同じく好きだったライラは、特に好きでもなかった男性との結婚前日「本当は結婚なんてしたくない!」と言ってアンの前で泣きじゃくります。
でも今更結婚を放棄出来ないので、そのまま何事も無かったように結婚し子供を産んで、ダンナさんの最期を看取るのです。

「そう、人生ってそんなものよ。」

結局、神様が自分の為に用意してくれている今の人生を受け入れていけばいいのだ。
良くも悪くも、それは自分にとって必要な道。
人生の中で起こる出来事は何一つ無駄ではない。
なんか、そう思うと気持ちがスッキリしました。

この映画は、そうそうたる名女優がひしめき合って出演しているけれど、過去と現在、幻想と現実が混在しているので、有名な女優さんが演じなければその辺の境目が分かりにくいと思う。
その中でも、ラストに少し出演するメリル・ストリープは、本当に温かく優しくふくよかな演技で、最後の見所を見事に締めていました。
美味しいところを全部持っていったっていったらかなりイジワルな言い方だけど、でもメリルの演技とセリフに救われました。

女性必見の映画ですわよ〜

ラストコーション

P5f1je3j 1942年、日本占領下の上海。抗日運動に身を投じる美しき女スパイ、ワン(タン・ウェイ)は、敵対する特務機関のリーダー、イー(トニー・レオン)暗殺の命を受ける。やがてその魅力でイーを誘惑することに成功したワンは、彼と危険な逢瀬を重ねることに。死と隣り合わせの日常から逃れるように、暴力的なまでに激しく互いを求め合う二人。しかし、運命の時は刻々と迫っていた――

話題の映画を女二人、レディースデーで観て来ました。



これは本当に見ごたえずっしり、とても深〜〜い映画でした。
時代背景が日中戦争中ということで、日本人にとっては結構イタイ内容だったと思うし、映画の中の日本人はかなり滑稽に描かれていました。shock
理想を追い求めてちゃんとした準備も無くイーを暗殺しようとする、ワンら抗日運動中の大学生グループ。
彼らのやっていることは、まるで子供騙しなスパイごっこ。
でも、この頃からワンはイーに惹かれていたのが良く分かる。
自制しようと必死でもがきながらも、結局はイーの性愛に溺れてしまい最終的に恋に落ちてしまうワン。
そのことが、自らを破滅の道に向かわせてしまう事は知っているはずだったのに・・・

主人公のワンを演じるタン・ウェイは、写真を見ただけではそんなに美人にも思えず、なんとなくダサい感じがしたんだけれども、映画の中ではちょっとした表情がとても美しい。
きっと彼女の演技力が素晴らしいのだろうけど、それと同じくらいに監督の演出が良かったんじゃないだろうか。
数々のチャイナドレスの着こなしも素晴らしくて、しかもチャイナドレスって体型がそのまま出るから、ちょっと体重が増えただけで着れなくなってしまうらしいけど、私が知っている限りでは「花様年華」のマギー・チャンの次に綺麗な着こなしをしてたと思う。

トニー・レオンはさすがに落ち着いた風格で、良くも悪くもいつものトニー・レオン(笑)
しかし内に秘めた情熱を爆発させるベッドシーンでのトニたんは、なんだか見てはいけないものを見てしまったようなちょっとヤバイ気持ちになったりして・・・sweat01

しかし、この映画はやっぱし演出が良い。
なんといっても、アン・リー監督が一つ一つのシーンを丁寧に丁寧に撮って行った過程がこちらにピリピリと伝わってくるのです。
例えば俳優たちの表情一つにしても、目線はこう、顔の向きはこう、という風にきっと事細かい指示があったんだと思う。
そしてカメラの位置や光の具合やセットに置いてある小物類にしても、その1つが狂うと台無しになってしまうような、全てが計算されている感じです。

私のようなシロウトでも良く分かったのが、ガラスに後ろの人の表情が映っているシーン。
そのガラスを見ている人、映っている人の表情を並べることによって、お互いの心情を一瞬で描いてしまうのね。
こういうシーンがとても多かったんだけど、これがすごく凝ってるし上手いな〜って思った。
CGを使ってるのかどうかは分からないけど、いわゆる映像マジックがあちこちに散りばめてある気がする。

話題になった過激ベッドシーンも「器械体操かいな?」と下手すりゃ滑稽に思えてしまうほどの過激さで、でも二人の俳優の物悲しい表情や音楽が心に突き刺さり、映画の流れに乗ったとても美しく悲しいシーンになっていた。
「すわ!ホンバン??」って話題になってたけど、体の細かな動きだって、まるでダンスの振り付けみたいに決めてあったんじゃないかな?

でもさすがにラストシーンは辛いものがありましたね〜
まあこの映画がハッピーエンドで終わるとは思えませんが、いつまでも余韻の残る映画でありました。

2008年3月 4日 (火)

シルク

Tkg9spdt 19世紀フランス。戦地から故郷に戻った青年、エルヴェは、製糸業を営むヴァルダヴューから、蚕卵を入手するためアフリカ行きを依頼される。危険な旅を経て、蚕卵を持ち帰ると、それで得た富で美しい女性、エレーヌと結婚。自らも製糸工場を経営し、結婚生活は順風万帆であった。しかし、アフリカの蚕が病気にやられ、新婚のエルヴェに再び買い付けの依頼が。しかも、行く先はアフリカより遥かに遠い日本だった…。

う〜〜〜ん、これは期待した割にはちょっとぉ・・・・って感じだったかな〜shock



ストーリーも映像も、出てる俳優も悪くないのに何故か心に訴えるものが無い気がしたんですが、なんででしょうねえ。
マイケル・ピットは大好きな俳優なんですが、日本ロケがしんどかったのかな?な〜んか元気がなかったです。
キーラも、ヌードばっちりな熱演だったんだけど印象が薄かったなあ。
キーラはミスキャストだったんじゃないかなあ・・・
役所広司も芦名星も悪くはないんだけどね。
全てが中途半端に終わっちゃった感じがします。
ラストの展開は「エイジ・オブ・イノセンス」をチラッと思い浮かべてしまうし。

でも1つだけスゴイな!って思ったのは中谷美紀の流暢な英語!
いや英語だけじゃなくて、中谷さんの存在感はこの映画の中で一番だったと思います。
この映画に中谷さんが出てる事も知らなかったので余計にビックリしたせいかもしれないけど。
でも中谷さん、良かったです。smile

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

J2dreekg 19世紀、ロンドン。フリート街で理髪店を営むベンジャミン・バーカーは愛する妻と娘と共に幸せに暮らしていた。しかし、美しい妻に恋をしたターピン判事の陰謀で、バーカーは無実の罪を着せられ、投獄されてしまう。15年後、妻と娘を奪われたバーカーはスウィーニー・トッドと名前を変え、フリート街に戻って来た。理髪店を構え、パイ店の店主、ミセス・ラペットの協力を得て、ターピン判事への復讐を始める。

いや〜〜〜噂には聞いてたけど、やっぱしスンゴイ映画だったわ
もしかしてファンタジーかコメディーだと思って観に行って、思いっきり騙されちゃった人多いんじゃないかな?smile



基本的にスプラッター系ホラーは苦手なワタクシですが、マーティン・スコセッシなんかの大量の血がドバ〜!なギャング映画は大丈夫なのですよ。
この映画の場合、その中間みたいな感じでちょっと苦手だったかも?
つまり、剃刀と首の組み合わせがどうも「ヒエ〜〜〜sweat01」でして・・・
それとやっぱ、人肉ミンチですか?shock色々と想像しちゃいますからね。

でも、そんなおグロな世界も、ミュージカルというベールによって幾分緩和されていました。
ちょっと年取ったな〜とは思うけどジョニデはやっぱし魅力的だったし、いくつになっても不思議ちゃんパワー全開なヘレナ・ボナム・カーターも雰囲気バッチリで良かったしね。
アラン・リックマンはスネイプ先生とおんなじでしたね〜smile
歌も皆上手いですね〜、サスガですsign01
そして、ボラット!サシャ・バロン・コーエンの怪演ぶりは迫力満点でしたね〜
いや〜ワタクシ、好きですよ、ホンマsmile(そういや舞台上でのサシャのアソコがすんごく気になったのはワタシだけでしょうか??)

そしてそんな大物スターをいとも簡単に、そして残酷にバッタバッタと殺しまくっちゃうんだから、そりゃあ映画作ってる方は楽しいでしょうな。

ホントは、ラストにオマケ映像でも良いから若い二人の幸せそうな表情が見たかったんだけど、そうやらないところが毒気たっぷりなバートン監督らしさなんでしょうか。




ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記

Ivpb8gyy 歴史上最も謎に満ちたリンカーン暗殺事件。その暗殺者ジョン・ウィルクス・ブースの日記から失われた18ページ…恐るべき陰謀が秘められたその一部が発見された。だが、そこにはゲイツの祖先が、暗殺者の属する秘密結社ゴールデン・サークル騎士団の一員として名を連ねていたーー。何者かによって故意に汚されたゲイツ家の名誉を守るために、リンカーン暗殺者の日記をめぐり、ビルとその仲間たちが再び動き出す。

ニコちゃんの大ヒットシリーズ第2弾!
嬉しいことに、ニコを始めダイアン・クルーガーやジャスティン・バーサといった、オリジナルキャストがそのまま出てる!
そしてそして、「クイーン」でアカデミー賞を獲得したヘレン・ミレンやエド・ハリスといった大物俳優も体を張って大熱演



前作と同じく、ストーリーはごく単純だから分かりやすくて良い。
相変わらずナゾの暗号もズバズバ解いちゃうニコの頭脳もスゴイけど、今回もやっぱしジャスティン・バーサはキュートだったsmile
ダイアンのクールビューティーぶりもステキで、この3人のチームワークはバッチリだと思います

ただ、後半の洞窟のシーンは前作と同じ感じで新味が無かったですね〜・・・shock
ディズニーランドの新しいアトラクション狙いなんですか?
なんかラストで大いにテンションが下がっちゃったんですか・・・

今回の特別出演(?)ヘレン・ミレンはギャラが相当良かったのかな?(爆)
でも典型的ハリウッドの娯楽作品に出演してすごく楽しんでいる感じがしました。
アカデミーの後はこんなカジュアルな作品を選ぶ俳優が多いですよね。

そしてジョン・ヴォイトは今回ラジー賞を逃しちゃいましたね〜sweat01
ま、逃した方が嬉しいんでしょうけど、なんつーかジョン・ヴォイトって最近色んなの映画に出てるけど、全部同じに見えちゃうんですよね。
それが今回のノミネートの理由なのかも?

エド・ハリスも出てましたね〜
でもこんなしょうもない役、あんましやって欲しくないんですがねえ・・・
ま、悪いヤツだったけど最後の最後で良い所みせてくれたから別にいいか〜smile

2008年3月 2日 (日)

アイ・アム・レジェンド

Phzqcmqv 2012年、人類が死滅してしまった地球でたった1人、有能な科学者のロバート・ネビルだけが生き残る。彼は究極の孤独と闘いながら、愛犬サムとともにほかの生存者の存在を信じて無線で交信を続ける。太陽の光が消え去ると、いっせいにうごめき出す不気味な影、“ダーク・シーカーズ”の脅威と闘いながら、途切れそうになる希望をたぐり続ける日々。そんなある日、ネビルは、ある驚くべき事実に気づく。

去年から今年にかけてのお正月映画ってなんだか地味だったと思いません?
この映画は、その中でもウィル・スミス主演映画ってことで派手な扱いだった方だと思うのですが、でも観てみると気色悪いゾンビは別にして、ホントに人間はウィル・スミスしか出てこないんですよね・・・

ちょっとネタバレ

って実は最後のほうで人間が出てくるんですが。
「なんだぁ〜、やっぱしいるんじゃんか」ってちょっとホッとしました。
でもこのシーンになるまでは、怖いゾンビの大群に怯えるウィル・スミスと愛犬サム君だけで、夜寝るときなんかお互い寄り添いながらシッカと抱き合ってるんです。
もうこの二人(というか一人と一匹)が恋人同士みたいに抱き合ってるシーンには胸キュ〜ンですheart
特にサム君ったら可愛いすぎでしょ!

だからサム君がゾンビに襲われてしまうシーンには、私号泣しましたよ・・・
サム君亡き後はもう半分くらいどうでもよくなってしまって・・・
しかも、終盤になると凄く宗教臭くなってしまうから、思わず心の中で「はぁ〜??」って感じでした。
ま、それでも最後はキレイにまとめてありました。
終わってみると、結構良い映画だったかな?って思います。

ボーン・アルティメイタム

9d6cmbi3 CIAの極秘プロジェクト「トレッドストーン計画」によって暗殺者にされ、同時に記憶を失ったジェイソン・ボーン。そんな彼の写真がイギリスの新聞の一面に掲載された。記事を書いた記者のロスは「トレッドストーン計画」に代わる「ブラックブライアー計画」の取材を進めていたのだ。失った秘密の鍵を見つけるため秘密裏にロスへと接触を図るボーン。だが、ロスはすでにCIAによってマークされていて……。

長らく更新をほったらかしていました。
別にすんごく忙しかった訳ではないのですが、ちょいと他のほうに気分が集中しておりまして・・・sweat01ボチボチと復活していこうと思いますデス。

「っていきなり古い映画じゃんかよ〜」って突っ込まれそうですが、ハイ、ちょっと古いです。
去年の映画です。結構忘れてるかも??です。



知性派のマット君が、アクション映画もバッチリ行ける!って確信した記念すべきボーンシリーズ。
アクションのスピード感、キレ味も抜群なんだけど、先の先まで完璧に読んじゃうジェイソンの知性に、やっぱ惚れ惚れ〜〜lovely
ま、段々と明らかになるジェイソンの秘密部分については「え?そんなもんかい!?」ってな単純なものでしたが、もうここまでくるとそんなのどうでも良い感じ。

そういえば、先日のアカデミー賞では編集賞、録音賞、音響編集賞の3冠を獲得。
ま、部門が地味だから目立ってないけど、実は作品賞など4冠の「ノー・カントリー」に続く多数受賞だったんですよ。
スゴイじゃないですか!
やっぱりもうちょっとシリーズを続けたほうがいいのかもしれません。

2007年11月19日 (月)

スターダスト

Skg7uf3a イングランドの田舎、ウォール村には超えてはならない魔法の世界への壁があった。18歳の貧乏青年トリスタン(チャーリー・コックス)は恋する金持ち女のため壁の向こうに落ちた流れ星を取りに行く。
 しかし星は美女イヴェイン(クレア・デインズ)に姿を変えていた。彼女を村に連れて帰ろうとするトリスタンだったが、永遠の若さをもたらす流れ星を手に入れようとする魔女ラミア(ミッシェル・ファイファー)やイヴェインが持つルビーのネックレスを奪い王位継承を狙う王子と亡霊たちが襲いかかる。

『ハリー・ポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの大ヒットを受け、『ナルニア国物語』『エラゴン』などなどファンタジー映画が次々と公開されておりますが、ハッキリ言って飽きちゃいましたshock
でも、この『スターダスト』は大人向けのラブファンタジーと言った映画で、出演者も超豪華!
これはちょっと期待してもいいかな?と観てきたのですが・・・



う〜〜ん、確かに悪くはないです。
分かりやすいストーリー、一流の出演者、映像も美しい。
しかし!なんか入り込めない。どうして??
そう、それはヒロインがブサイクsign01だから・・・
だって、なんで今更クレア・デインズなの??
クレア・デインズなんて『ロミオ&ジュリエット』をピークに、『レイン・メイカー』で売り時を終了しちゃった女優じゃないの?
星の妖精のはずなのにちっとも綺麗じゃない。
ラストシーンの女王様スタイルなんか、コートニー・ラブかと思ったぐらいcoldsweats02

しかも、ブサイクなのはヒロインだけではない。
若き日のトリスタンの父親(主役のトリスタン役よりもずっとイケメンだったheart)がサーカス小屋で一目惚れする、っつーか欲情してしまう王女がこれまたブサイク!
王女というよりは安っぽい商売女にしか見えない。

そればかりか、トリスタンが一方的に想いを寄せていたヴィクトリアがなんだかパッとしない女だと思いながら良く見ると、なんとシエナ・ミラーじゃんか!え?こんなブスだっけ??

ってブス・ブスって自分の事棚に上げて書きまくってるけど、ファンタジー映画で美女が出てこないというのはかなりイタイ。
どうしても映画に入り込めないのだ。
いや、別に美女じゃなくても、何か引き付けられるチャーミングな魅力があればいいのだ。
でもそれさえも全然感じない。
だから、老女メイクのミシェル・ファイファーや、女装でダンスしまくったロバート・デニーロの熱演までもが空回りしてしまい、これまたイタタタ・・・

本当に残念です。sad
でも、『ヘア・スプレー』に続いて相変わらずの美しさと魅了を振りまいていたミシェル・ファイファーがとてもステキで、今後も色々な映画に出演との事。
これからも、中年女優の星として益々頑張って欲しいですsmile

2007年11月 7日 (水)

ヘア・スプレー

Izlkqxnp いや〜、楽しい映画でした!smile
もう最初から最後までテンション上がりっぱなし。
ミュージカル映画はこうあるべき!というお手本のような映画で、細かいところまでしっかり行き届いた演出に脱帽です。
そして何よりも素晴らしいのが的を得たような見事なキャスト陣。



キャストは見事にそれぞれのキャラクターにハマってました。
まずは、1000人のオーディションの中から選ばれたトレーシー役のニッキー・ブロンスキーちゃん。
来日したときはどことなく田舎臭いおばさんみたいなルックスだったけど、映画の中ではとってもキュート!
歌もダンスも凄く上手で、まさしくトレーシーを演じる為に生まれてきた少女よね。
但し、ラストの白黒ドレス姿はブヨンブヨンの二の腕が目立ちすぎてちょっと似合ってなかった。
同じノースリーブでも、ジョントラママとお揃いのピンクのドレスはとても似合ってたけどね。

そしてジョントラのビッグなママと、クリストファー・ウォーケンのパパにはビックリ!
二人のダンスシーンはとてもロマンチックでステキなシーンでしたheart
あまりにも二人がラブラブなんで、このままキスシーンに行っちゃうんじゃないかとハラハラ・・・
ジョントラは、あの『グリース』以来となるミュージカル映画出演と言われてるけど、実は『サタデー・ナイト・フィーバー』の続編でシルベスター・スタローン監督の『ステイン・アライブ』があるんですけど、ほとんど無視ですね(爆)まあこの映画はミュージカル映画とは言えないかもしれませんけど。
クリストファー・ウォーケンは、スパイク・リーが監督したファットボーイスリムのミュージックビデオで見事なダンスを披露してましたもんね。
この映画でもダンスシーンは完璧でした!

メイベルのクイーン・ラティファも『シカゴ』に続いて素晴らしい演技と歌声を披露。
「人種差別反対」のプラカードを持って行進するシーンは、この映画の最も美しいシーンとなりました。

イジワルなベルマに扮するミシェル・ファイファーは、デビュー当時から全く変わらない抜群のスタイルと美貌でビックリしましたね〜
そして『恋のゆくえ』以来のセクシーな歌声も健在!
憧れちゃいますね〜lovely

そしてそして、今全米で大人気のザック・エフロン!heart
ギャ〜、ステキ〜〜〜!lovely
映画の中でも、バリバリにカッコ良くて女の子にモテまくりなんだけど、でもすっごく純粋で可愛くて性格の良いところが好感度大!
同じ意味ではコーニー・コリンズのジェームズ・マーズデンもめちゃ良い感じ!

もう言い出したらたまんないんだけど、とにかく全編歌とダンスがてんこ盛り。
でもセリフから歌への切り替えがスムーズだから不自然さもないし、一貫して楽しく華やかな雰囲気が途切れることがないのでホントに最後の最後まで楽しめます。
そして楽しい中にも、人種差別問題に真っ向から向き合い、今でも根強く残るこの問題についてシリアスなメッセージを送っている。
だからといって説教臭くない。
何の偏見も持たず、黒人たちの集団に入って一緒に歌ったり踊ったりするトレーシーのピュアな行動を見ているだけで、この映画の訴えかけることが自然と分かってくるのだ。

そして夢と希望に満ちた大フィナーレは本当に素晴らしくて、終わったとたん立ち上がって拍手したかったほど。
久々にDVDも買い!な映画に出会えました。
この映画を見て元気をたくさんもらいましょうねsmile

2007年10月29日 (月)

キングダム/見えざる敵

Ixg_amem 絶対君主制の王国サウジアラビア“キングダム”を舞台に、テロをテーマに復讐の連鎖を描くサスペンス・アクション。リヤドにある外国人居住区で、300人以上が死傷する爆弾テロが発生。FBIのフルーリー捜査官(フォックス)は、現地捜査のために4人の精鋭チームを編成しテロリストが潜むサウジアラビアへと向かうが・・・



中東を舞台に、サウジアラビアでの凄惨な自爆テロから始まり、黒幕を突き止めようとするFBI捜査官対テロリストの迫力あるアクションシーンが最初から最後までてんこ盛り!
手ぶれ満載のざらついた映像が、まるでドキュメンタリー映画を見ているようなリアル感を醸し出している。
爆破シーンなどは、やはり映画館の大画面でみてこその迫力で、最後までピリピリした緊張感が途切れることはない。

ただ、こういう題材は『24』などのテレビドラマで一杯みているので新鮮さが無い。
おまけに主演のジェニファー・ガーナーは『エイリアス』シリーズのキャラとかぶりまくりで、何も映画の中で同じような役を演じなくてもいいのに、と思ってしまう。

何より、映画よりも実際に起こっているテロ事件の方が遥かにドラマチックなので、実弾が都合よく主人公を避けたり、拉致されて殺害寸前だった捜査官を間一髪で救出するシーンなどみていると、あまりにもご都合主義な展開が嘘っぽく思えてしまう。
逆に、せめて映画の中だけではハッピーに行きたいという気持ちもあって、ラストに一抹の切なさも感じるものの、一応事件は解決するので気持ち的にはスッキリします。

ジェイミー・フォックスは期待を裏切らない活躍ぶりでカッコ良いです!
でも、ワタクシとしては『ドリーム・ガールズ』のような演技派路線で頑張ってもらいたいと思っておりますsmile

2007年10月 8日 (月)

ミス・ポター

8djkgwsf 上流階級の家に生まれたビアトリクスは、幼い頃から動物の絵を描いたり物語を創ることが大好きだった。ある日、自作の絵本が出版されることになり、新米編集者のノーマンがその担当になる。2人は恋に落ち結婚を約束するが、身分の違いからビアトリクスの両親に猛反対されてしまい……。

絵本だけでなく、食器やステーショナリーなどのキャラとしてもすっかりお馴染みとなったピーター・ラビット。
その生みの親であるビアトリクス・ポターという女性については、全くといって良いほど何も知らなかった私ですが、この映画を観れば、1900年代に生きる女性として、いかに革新的な人だったかが理解できるはず。



女性にとってキャリアを伸ばす上で一番の障害となるのは、「結婚」ではなかろうか。
いや、結婚を障害って言っちゃうこと自体が偏見なんだろうけれど、でも好きな人が出来て結婚したいと考えるときに、自分の今まで築き上げてきたキャリアをどうするか?っていうことを誰しも考えるはず。
ましてや子供を持つとなるとこれは大問題!
子育てと仕事の両立なんて、もう想像以上に大変なんだから!
じゃあ結婚も子供も諦めて仕事に専念するのか?って聞かれたら、これもちょっと寂しい気がするし。
でも折角築き上げたキャリアを家庭の為にポイ!って捨てるのももったいない。

そんなこと考える前に、女ってのは稼ぎの良い男と結婚して子供を産んで家庭に入ったらいいのよ。それが女の幸せなのよ。
そういう考えは2000年代の今でもず〜〜っと言われていることですよね。
イイ年した女がまだ一人身だと世間の目は冷たいし、家に帰っても一人ぼっちじゃ寂しいし。
やっぱ結婚して暖かい家庭作る方が幸せなのかな?

でもね、世の中に優秀な女性は一杯いるのよ。
こんな優秀な女性が自分の能力を発揮できずに家の中に篭っちゃったらいつまでも世の中は良くならないじゃないの?
なんて、この映画を観ながら悶々と考え込んでしまいました。

この映画の舞台である1900年代って、ビアトリクスのように女性が自分の生き方を世間に流される事無く頑固にこだわり続けること自体、大変だっただろうと思う。
色々と制約されたお嬢様育ちのビアトリクスだが、小さいころから想像力がたくましく、頭の中は常に一歩先の世界を見ていたのでしょう。

映画の前半では、最初に絵本が出版され、そこで出会ったノーマンとのつかの間の愛と別れ、そして挫折を。
後半は、田舎での新しい生活と出会い。
そして湖水地方の美しい自然を守るために資財を投げ打って土地を買い続けるビアトリクスの生き方に焦点をあてます。
まさに、ビアトリクスは環境破壊に苦しむ100年後の地球を見据えていた、実にスゴイ女性なのです!

良く考えたら人間の一生なんてちっぽけなもの。
どうせちっぽけな人生を送るんであれば、変に体裁なんか気にせずに自分らしく自分の生き方を貫いて、将来を変えるぐらいの意気込みを持たないとダメね。

ま、そんなこんなで色々考えさせられた訳ですが、映画としてもとってもほのぼのとして良かったです。
ピーターら、お馴染みのキャラクターが絵本から飛び出して走り回るシーンは、ビアトリクスが自分の描くキャラクター達を“友達”として愛し、想像の世界の中で少女のように無邪気に過ごしていた事を表現しています。

レニーは、彼女本来の魅力が生かされていてとてもステキでした。
ノーマンのユアン・アクレガーも、優しい好青年役でとってもステキheartでも、出番が少なすぎ!sad
まあ、二人の恋愛パートは映画の前半部分ということなんで仕方がないんですが、ユアンの出番が終わっちゃった瞬間、ちょっと気が抜けてしまいました。

でも、良い映画でした。
上映時間も短めだったのですが、ダラダラ長くしてもまとまりがなく説教臭くなるだけなんでこれぐらいが丁度良いのかもしれませんね。


2007年9月25日 (火)

ファンタスティック・フォー/銀河の危機

23grlsxo Dr.ドゥームの野望を打ち砕き、すっかり有名人となったファンタスティック・フォー。世界中で異常現象が起こる中、アメリカはそのメンバーの二人、リードとスーの結婚式の話題で持ちきりだった。しかし挙式当日、NYで式を行う彼らの上を謎の閃光が駆け抜けた。これにより上空を飛んでいたヘリが墜落。“ヒューマン・トーチ”ジョニーが閃光を追うと、そこには銀色の未知の生命体――シルバーサーファーがいたのだった。

う〜〜〜んshockなんなんざんしょ・・・
一作目はアメコミらしい楽しさが一杯つまってて凄く面白かったんですが、今作はちょっと・・・



なんだか、これほど主役が活躍しない映画も珍しい。
考えてみたらそれなりに活躍はしてるんだけど、ほっとんど記憶に残らない。
4人の中でまずまず頑張ってたのはジョニーぐらい。
脇役で初登場したシルバーサーファーが美味しいとこ全部持ってっちゃった感じ。
このシルバー・サーファーだって、始めは悪役なんだけど、最後の方ではすっかり地球を救うヒーローになっちゃってるし、一体何しに地球に来たんだか訳わからない。
最後にはもっと訳わかんないおかしなニッポンが出てきて思いっきりズッコケちゃうし。
ホントに、いつになったら正しいニッポンを表現してくれるんですか?

そしてキャストも微妙だった。
まずヨアン・グリフィズ、年取ったな〜。。。
なんかここ数年、一気に老けちゃった感じがするんですが、プライベートで何かあったの?
そして今や世界的アイドルとなったジェシカ・アルバ、可愛いんだけど、今回はメイクがイマイチ似合ってなくて微妙な感じ。
只一人、クリス・エヴァンズだけはカッコ良かったけどsmile

う〜ん、3作目もあるんですか?もう作んなくていいんじゃないの〜??

2007年9月 9日 (日)

シッコ

4ginxb2h アポなし突撃取材で、アメリカ社会のゆがみの数々を暴き出してきたマイケル・ムーア監督が、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した『華氏911』から3年を経て、今度はアメリカ医療の悲惨な実態にメスを入れる!

この映画もわざわざ三宮まで出かけて観て来ました
さすがにマイケル・ムーア監督の待望の話題作だけあって、平日だというのに映画館はほぼ満員sign01



私は随分昔からアメリカにすっごい憧れを抱いていましたが、この映画を観て考え方がすっかり変わりました。
アメリカなんて怖い国には行きたくない!
そりゃあ、以前からアメリカで病気になったら大変なことになるって聞いてたし、『ER』でも治療費が払えないから治療を受けずに帰ってしまう患者のエピソードとかよく見てたけど、でもさすがにこれほど酷いとは思いませんでした!

日本のように国民皆保険制度がないアメリカでは医療保険は民間の保険に加入するか、貧困者を対象としたHMOという公的保険に加入するしかない。
しかし、これらの保険に加入していてもいざ病気になって保険を使おうと思ったら、“過去の病気の申告漏れ”だの、“その手術は実験的”だのなんだのかんだの言って保険会社側が支払いを拒否する。
なんでも、民間の保険会社には支払いを拒否する理由をいちいち探す専門職の人がいたり、また保険会社に雇われている医師が「治療を不必要」とした場合には、その医師には多額の奨励金を支払われるという。
結果、治療費が払えない患者は治療を受けずに病状が悪化して亡くなるか、または破産してしまうしかないのだ・・・

なんてこったい!shock
しかも、政治家は保険会社から多額の献金を受け取っているのでそんな悲惨な国民には目もくれず、保険会社の都合のいい法律を作る。
そして、政治生命が終わっても保険会社に天下り、莫大なお給料をもらえる仕組みになっているのだ。
つまり!国民が毎月キチンキチンと支払っている保険料の多くが、立派な自社高層ビルや政治家への献金に消えているのだ。

う〜〜ん、なんだかどっかの国でもこういう話聞いたことがあるゾ〜〜coldsweats02

一方のフランスやイギリスは医療費がゼロ!
そりゃあそれらの国の国民は税金漬けの生活を送っているが、それでも自分達の払った税金が自分達の為に有効に利用されているんであれば文句は無い。
国民が健康で幸せな暮らしが出来るように努力するのが国や政治家の本来の仕事ではないのか?

日本は今医療改革に揺れている。
医療費は毎年削られ、自己負担額は増えるばかり。
保険会社の未払いも問題になってるし。
だからこれは決して他の国の問題と簡単に片付けてはいけないのだ!
私達日本人ももっと医療問題に目を向けなくてはいけないのだ〜〜!

と、映画を観た人はみんなこういう話をあちこちで熱く語っているのではないだろうか。
この映画の良い所は、こういった問題を色んな映画のパロディーやアニメーションなどを使い、ユーモアたっぷりに判りやすく描いてある点であろう。
アメリカでの悲惨な現状に、思わず笑ったり時には泣いたりしながら、早くこんな状況を改善しなければならない!という思いが胸に強く刻まれるのだ。

特に、9.11で体を張って国の為に働き、その後遺症で苦しんでいるにも関わらず充分な治療が受けられずにいるボランティアの人達が監督と一緒に国交絶交中のキューバへ出向き、そこで無料の手厚い治療を受けるシーンは感動的でした。
そしてキューバの消防士達が「あなた達は英雄です」と彼らに敬礼するシーン。
“キューバは怖い国”という先入観が消える、とても感動的なシーンでした。

マイケル・ムーア監督の映画には色々な意見もあるだろうけど、でもこの映画はぜひ多くの人に見てもらいたい。
だって、人間の命って本来何物にも代えがたい物なのに、それが現実にはお金とか名誉よりも軽い物として扱われているのだ。
劇中、HMOに雇われていた医師が、多額の報奨金の為に沢山の命をないがしろにしてきた事を悔やんでいるシーンがあった。
こういうことは絶対にあってはならないのだ。

この映画の公開後、来年の大統領選に向け、候補者の多くが「国民健康保険の導入」を公約に挙げているそうだ。
そう、たった一本の映画が社会を変えてしまうかもしれないsmile

2007年9月 1日 (土)

リトル・チルドレン

Lfngqmbb 郊外に住む主婦・サラと司法試験に挑む子連れの主夫・ブラッドはある日、近所の公園で出会い恋に落ちる。そんな中、街では元・受刑者のロニーの釈放が話題になっており、ブラッドの友人ラリーは子どもたちを守るためにロニーを糾弾するビラを街中に撒く。ただ一人、ロニーを温かく見守るのは母親のメイだった。それぞれが運命に逆らいながら、人生に迷い、自分の居場所を見出していく…。

またまた神戸まで遠征!smile
想像以上に映画館が空いててちょっとガッカリだったけど、でも映画は見ごたえ充分の秀作でありました。



この映画の登場人物達は皆どこかヘンで、バカだな〜って思ってしまうけれども、でも「あ、こんな人いる〜!」とか「私もこんな風だったかも・・・」とか、どことなく身につまされる面が多いのです。

例えばヒロインのサラの場合。
公園デビューしたものの、他の奥様グループに入れない理由を「私ってホントはすっごいエリートで、あなた達とは違うの!」と強がってみたりする。

そして、その奥様グループのリーダーは、自分は完璧な子育てをしてると思っている。
しかし、彼女の息子はサラの娘ルーシーにおやつをあげるのを拒んだりする超ワガママなガキンチョで、将来はきっと母親を困らせる問題児になると予想する。

サラの不倫相手ブラッドは、美人で稼ぎの良い妻の尻に引かれ文句の一つも言えず「昔はスポーツ万能でモテモテだったのにぃ〜」と不満だらけ。
スケボーする少年達の仲間に入りたくてしょうがない。

ブラッドの妻キャシーは、夫と子供を自分の統制下に置いているが、困ったことがあるとすぐに実家に電話。
すると実家のしっかりママが「じゃあ仕送りを増やしたげる」と、娘をすっかり甘やかしている。

小児性愛者のロニーは、小さい頃から母親に溺愛されて48歳になった今でも自立できずにいる。
ロニーの母親も未だに息子から子離れできず、息子に対していつまでも小さい子供のように接している。
ロニーが大人の女性と性的関係が持てないのは、幼年時からの母親との関係に原因があるのではないか。

元警官のラリーは、過去に犯した過ちからの呪縛を解くため、ロニーに執拗に嫌がらせをする。
自分は住宅の平和を守るために一生懸命尽くしていると思っている。

誰もが彼らに似た一面を持っていて、でも普段はあまりそのことに気づいていない、認めたくないんですよね。
この映画は、最近では珍しくナレーションがあるのですが、このナレーションが映画の登場人物の行動を皮肉るかのように無感情で冷めた言い方なので余計に可笑しい。

可笑しいといえば、話題になってたケイトとパトリックの洗濯場でのラブシ〜ンheart
パト様ファンのワタクシとしてはとても美味しいシーンで、もっと見せて〜と言いたい所でしたが(爆)この二人の濡れ場がバックミュージックもなく妙に生々しくて、まさに“肉体と肉体のぶつかり合い”って感じで、ロマンチックというよりは「バカなことやってるよ」って笑ってしまうほど可笑しいシーンとなってた気がします。

余談ですが、西洋人のキスシーンってすごく自然で美しいですよね〜lovely
時々日本のドラマなんかでキスシーンを見ると、なんでかヤラシイ感じがしてしまうし、美しくないんですよね。
見てるこっちが恥ずかしくなっちゃうし。
やっぱし、西洋人は日常生活でキスに慣れてるんでしょうかね〜

ラストは思わず意表をつくもので、特にブラッドの取ったあの行動には思わずアホか!と叫びたくなりましたが・・・・つまり、その、彼は誰よりも自分が一番可愛いのかな?なんて思った次第です。

さて、さすがに監督自身が実力派俳優を揃えた、と言い切るだけあって俳優達の演技は素晴らしかったですね〜
特に、『がんばれベアーズ』の美青年ぶりとはえらい違いのジャッキー・アール・ヘイリーなんか、ホントに小児性愛者とちがうの??って思えるほどリアルに演じてました。
パッと見は怖いオジチャンだけど、映画が進みにつれて彼の辛い心情が露になり、その物悲しい表情に胸がグッと込み上げてきました。
一番怖かったのが夫にいちいち管理するジェニファー・コネリーの顔だった気が・・・coldsweats02

ところでこの映画を観ているとき、後ろに座ってるオヤジが、しょっちゅう退屈そうに大きなアクビやため息ついてたけど、そんなに退屈なんだったらどうぞ寝てください!って言いたかったわannoy
こっちはパト様のお姿を見るのに必死だったんだから!(爆)

2007年8月28日 (火)

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

Zhxsipo9 ホグワーツの5年生になって学校に戻ったハリー。しかし、ホグワーツでは「闇の帝王」ヴォルデモートが蘇った事実が全く知られていなかった。ファッジ魔法大臣は、ダンブルドア校長が自分の地位を狙って嘘をついていると疑う。ダンブルドアとホグワーツの生徒たちを監視するために、「闇の魔術に対する防衛術」の新任教師、ドローレス・アンブリッジ先生を送り込む。ドローレス先生の仕打ちから、窮地に陥れられたハリーは…。

原作を読んだのはもう数年前。
内容も憶えてるのかどうか怪しいのですが、でも映画を観るとホレ、しっかり思い出しました!良かった〜、まだ私の脳ミソはダイジョーブ



原作は2冊組みの長編だんで、今回もかなり色々なシーンを端折っております。だから原作を読んでない人にはsign02な部分も多かろうとは思いますが、それでも毎回映画版は上手くまとめていると感心します。
今回クィディッチのシーンが無かったし、箒で飛ぶシーンも短かったから全体的に地味かな〜?とは思ったけど、でもラストのヴォルデモートとの戦いのシーンは想像以上に美しく迫力があった。
ダニエル君の演技力もかなり上達したね〜smile
名優に囲まれても引けを取らない程貫禄もあったし、カッコ良かった。heart

そのダニエル君、実は最近すごく心配してたんです。
昔は息を呑むように美しい少年だったのに、やたらとムキムキ体型になっちゃった為か、一気に美青年期を通り越してオッサンになっちゃったな〜って・・・shock
今回も逞しい肩や腕が印象に残ったけど、その割に背が低いのよね〜・・・
もしかしてエマちゃんの方が高い??ってぐらいで。
まあ男の子は20歳ぐらいまでは背も伸びるっていうからここで悲観してはいけないんだけど・・・
ま、でも実際映画で観るとやっぱりダニエル君はダニエル君。
美青年だしこの役にハマってる。

実はダニエル君よりももっと美形度がアップしてると思われるロン役のルパート君。
彼は良いです!個性派の俳優としてどんどん成長するんじゃないかな?

エマちゃんは色っぽさが出てきましたね〜
でも今回演技力が一番怪しかったのはエマちゃんだった気が・・・
彼女、一時はシリーズ引退をほのめかせていたっていうから、ちょっとした反抗期を迎えていたのかもしれません。
でもどうやら最後まで出演するようで、とりあえずは安心。smile

そして、主演の3人組はもちろん、他のメンバー達もすっかり成長しましたね〜
なんつってもネビル君!アンタちょっとデカ過ぎやしないか?(爆)
昔はもっと可愛かったのに〜sweat01

そうそう、ゲイリー・オールドマンはやっぱりステキでしたlovely
でも今回が最後なんだよね・・・sad

さあ後残るは2作。そう思うとちょっと寂しいけど、ダニエル君たちが最後まで頑張れるように陰ながら応援いたしましょう!

トランスフォーマー

Xrn8pptj 探検家を祖先に持つサムは冴えない高校生。やっとのことでオンボロのスポーツカーを手に入れたものの、同じ高校のミカエラを家に送る途中に車はエンスト。せっかくの関係を深めるチャンスもどこかしまらない。その日の夜、彼のスポーツカーが突然家から走り去った。自動車泥棒だと思い必死で追いかけるサム。その先で彼は常識を疑うような光景を目にする。それは、巨大なロボットが歩き回る姿だった…。

アメリカでは大ヒットを記録したにも関わらず、日本ではイマイチ盛り上がりに欠けてる・・・shock
でも私、この映画好きなんですけど



まあとにかくCDラジカセやら車などが瞬時にロボットに変身するシーンのカッコ良さったらスゴイ!
しかもそれぞれのロボット達のキャラもユニーク。
見る人によってはシラけるという意見もあるけど、私はこの映画のあちこちに散りばめられたお笑いシーンも大好き!
主人公サムの家でロボットがかくれんぼするシーンなんかロボット達がお茶目ですごく可愛い。
ホントは表情が無いはずなんだけど、地球で人間達と関わっていくうちに彼らなりに人間性を身に着けて行くのよね。

しかし私が一番好きなロボットは、ラジカセから変身する悪ロボット!
滅茶苦茶やんちゃで悪いんだけど、カニ歩きがユニークで可愛い!
こんなロボット、ペットで欲しいな〜heart
家の中が凄いことになっちゃいそうだけど(笑)

若い俳優達も中々ステキでした。
主演のシャイヤ・ラブーフ君は、イケてない高校生役がピッタリとハマっておりましたが、なんつーか、イマイチ地味で、日本で人気が出るタイプではないですなあ・・・
それがちょっと残念。
もう一人のジョシュ・デュアメルの方がカッコ良いかな?

ちょっと文句と付けるとしたら、後半のロボット達の戦いシーンが長すぎてダレちゃったこと。
同じようなシーンが延々続くのでちょいと眠気を催してしまいました・・・
もうちょっとコンパクトに、全体で2時間くらいでまとめると、日本のお子チャマたちにもっと受け入れられたんじゃないかしらね。

さて、最後は続編もアリって感じでしたが、今度はもっともっとド派手になるんでしょうね〜
2作目で一気に面白味がなくなった某大ヒット映画みたいにならないようにしてほしいですな。
でもこの映画は100%娯楽映画だし、大丈夫でしょう!期待してますsmile

2007年7月30日 (月)

ダイ・ハード4.0

Nt4foefg 独立記念日前夜、ワシントンDCにあるFBI本部のサーバーに、何者かがハッキングをしかけてきた。事態を重く見たFBIは、ハッカーの一斉捜査を命令。
ニュージャージー州に立ち寄っていたニューヨーク市警のジョン・マクレーン警部補(ブルース・ウィリス)の元にも、同州に住むマット(ジャスティン・ロング)というハッカーの身柄を確保しろとのお達しが入る。
 なぜ管轄外の俺が? 己の不運を嘆きながら、マットのアパートを訪ねると、謎の一味が襲ってきた。辛くもその場は逃げ切るが、それは、これから起こる悪夢の序章に過ぎなかった…。

帰ってきたアナログアクションオヤジ、ジョン・マクレーン
ワタクシ、映画館でダイ・ハード観たの、初めてなんですsweat01 いや〜、でも面白かった〜!



もう最初から最後までド派手なアクションシーンがてんこ盛り!
「そんなんあり〜?!」「普通死ぬやろ〜?」の連続で思わず笑っちゃいましたsmile
高速道路でのアクションなんか、関係のない一般庶民まで巻き込みまくってて「そんなんええの〜?」とか、まあ色々突っ込みどころはあるのだが、もう久々のブルリー大活躍に気分爽快なんでもう許しちゃいます(笑)
やっぱり、ブルリーのマクレーン役は似合ってます。
人間離れしたキレのいいアクションと、逆に洒落っ気たっぷりなボヤキがとこととんオヤジ臭くて、そこが魅了なんだよね〜
今回、コンピューターオタクのマットと犯人グループの操るハイテクの知識についていけないジョンが終始イライラしている様がホント可笑しい。

まあブルリーの大活躍も凄いんだけど、「Mi:�」とは打って変わった悪役のマギーQ姐さんもしぶとくて、なっかなか死にません!
もう生身の女ターミネーターと言いたいぐらい。

上映時間2時間10分程の結構長い映画だったんだけど、見所がギュッと一杯詰まってて、ダラけて思わず眠っちまう心配もなし。
いくら漫画っぽい展開だろうがなんだろうがいいじゃん!って感じ。
「パイレーツ〜」よりはこちらの方が断然面白かったです。

それにしても、もし『24』のジャック・バウワーとジョン・マクレーンが対決したらどっちが強いんだろうね。
体力では二人いい勝負するだろうけど、頭脳ではジャックの方が上だろうから、ジョンには今回のマットのような頼もしいパートナーが必要かも。
けど、思い切りがいいのはジョンかな?ジャックは女にちょっと弱い面もあるし、メンタル面ではジョンの方が上かも。
娘のバカっぷりで足を引っ張られるのは間違いなくジャックの方でしょう(爆)




2007年7月 2日 (月)

プレステージ

Qwqsvod6 19世紀末のロンドン。若き奇術師アンジャーとボーデンは、中堅どころの奇術師ミルトンの元で修行をしていた。しかしある日、アンジャーの妻で助手のジュリアが水中脱出に失敗し死亡。事故の原因はボーデンの結んだロープが外れなかったことだった。これを機にアンジャーは復讐鬼へと変貌し、2人は血を流す争いを繰り返すことになる。その後、結婚し幸せな日々を送るボーデンは、新しいマジック「瞬間移動」を披露するのだが…。

あの『メメント』のクリストファー・ノーラン監督作品なんだからきっとまた私たちをアッと言わせてくれる!と期待したのですが・・・ムムム・・・shock

ちょっとネタバレ

映画の冒頭「この映画の結末は決して誰にも話さないで下さい」っていう監督からのメッセージが。
そしたら誰でも期待するじゃないですか!
なのに、なのに、ええ〜〜??この私でもオチが途中で判っちゃったじゃないの!
途中でデヴィット・ボウイが胡散臭く出てくる辺りでちょいと心配になったのですが、そんなに単純にSFに走っちゃっていいんですか??

折角マジックを題材にしてるんだからもっとアッと驚くようなトリックで騙されたかったなあ・・・
まあ所詮マジックのトリックなんて単純なんだろうけど、それにしてもあんなSF的に進められたら結局は何でもありじゃん?
これだったら現実にも起こりそう〜みたいな展開にして欲しかったなあ・・・

まあヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールの演技合戦は見ごたえ充分で、これだけでもこの映画は面白いと思える。
二人の演技が良いから時間が前後するストーリーでも混乱することなくスムーズに見れた。
始めから騙されることを目的で観なかったらそれなりに良い映画だったな〜と思えたのかもしれない。

それともうひとつ残念だったのはスカーレット・ヨハンソン。
またまた『ブラック・ダリア』みたいな色気だけのつまんない役どころでしたな。
なんか、すごくもったいないです。
こんな役、わざわざスカーレットに演じさせなくてもいいじゃん!

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 

Gts_eipc ついに海賊の時代は、終わりを告げようとしていた。世界制覇をもくろむ東インド貿易会社のベケット卿は、デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れ、彼と最強のフライング・ダッチマン号を操り、海賊達を次々と葬っていく。いまや海賊達が生き残る道はただ一つ。9人の“伝説の海賊”を召集し、世界中の海賊達を蜂起させ一大決戦を挑むのみだった。だが、鍵を握る9人目の人物こそ、ジャック・スパロウ、その人だった……。

前作を観て、続きは観ても観なくてもど〜でもいいわと思ってたのですが、友人に誘われてやっぱり観に行ってしまいました。

やっぱり辛口

結果は・・・・やっぱり、ど〜〜〜でもいいわ!ってかんじでしょうか(爆)
基本的にこの映画はわざわざシリーズ化しないほうが良かったんじゃないかと思うのです。
一作目が娯楽映画として成功してるんだからそれでいいじゃん!
小難しいストーリーをくっつけて深みのある映画にしようとしても観てる方がシラけるだけ。

ジョニー・デップは相変わらずチャーミングでステキだったけれど、特に印象に残る活躍は無し。
ジャックの父親役で特別出演のキース・リチャーズも、棒読みのセリフからしていかにも特別出演って感じで浮きまくり。
期待したチョウ・ユンファもアッという間に死んじゃうし。

オーランド・ブルームはそこそこカッコ良くて彼なりに成長が感じられたけれど、キーラ・ナイトレイがヘンにリーダー・シップを取ってて思わずアンタ何様?annoyとドン引き。

まあ途中で眠気が襲った前作よりは面白かったし、デイヴィ・ジョーンズを演じるビル・ナイおじさんの素顔が一瞬見れたし、まあそこそこ楽しめた、かな?


2007年5月29日 (火)

恋愛睡眠のすすめ

Ipf_kosp 心機一転、新しいスタートを切ろうとメキシコから母親を頼ってパリにやって来たステファン。ところが、紹介された仕事は望んでいたイラストレーターではなく、退屈なカレンダーの製版係だったのでがっかり。そんな矢先、アパートの隣りに素敵な女の子ステファニーが越してきて俄然恋愛モードに。が、シャイな性格ゆえ夢の中でしか思い通りに行動できず、虚しく空回りするばかり。いつしか夢と現実の区別もつかなくなって…。

『バベル』でのイタタな役とは打って変わって、キュートな魅力が全開のガエル君。smile
ガエル君が想いを寄せるシャルロットもとても魅力的でした。
でもこの映画、ストーリーはかなり変わってました!



ガエルが演じるステファンは、現実から逃避するように夢の世界へ入り込んでいく。
この夢の世界というのがかなりブッ飛んでて、アニメやCGなどを駆使してとても不思議な世界を再現しています。
これは、ミシェル・ゴンドリー監督の自伝的作品だそうで、ステファンの夢の世界も、監督の夢の世界そのままと言ってもいいでしょう。
ただこういう個人的な映画の場合、映画の進行に観客が乗っていけず置いてきぼりになってしまいがちにですが、私の場合どうも後半から置いてきぼり状態になってしまった感じです。shock

前作『エターナル・サンシャイン』も非常に不思議感覚の映画でしたが、主人公が消されていく恋人への記憶を必死で食い止めるという一貫したテーマが映画の終盤までスリリングに生きていたので、非常に見ごたえのある映画になっていました。
でもこの『恋愛睡眠のすすめ』は全体的にダルイというか何というか、あまりにも自己中心的な展開に途中で嫌気がさしてしまった。
きっと、ステファンの変わった性格に私が付いていけなくなったせいだと思うんだけどね。

あくまで不思議映像を楽しむという点ではそれなりに見ごたえもあるし、好きな人はきっと物凄く好きになるんだろうけど、ストーリー重視で見ていくとちょっと物足りないかも?
まあ、天才の頭の中っていつもこんな感じなのかもしれないけどね。


クイーン

Cwuucsez 1997年8月、パリでダイアナが交通事故に遭い、帰らぬ人になった。王家においてダイアナはいつも頭痛の種で、民間人となっていたダイアナの死は本来関係のないことであった。女王はコメントを避けるが、ダイアナを称える国民の声は次第に高まっていく。やがてダイアナの死を無視し続ける女王に、国民の非難が寄せられるようになる。若き首相ブレアは、国民と王室が離れていくことに危機を感じ、その和解に力を注いでいく。

アカデミー賞の興奮もまだ記憶に新しいというのに、何故かこちらでは神戸で1館しか上映してない!angry
久しぶりに大雨となった日に、またまた電車を乗り継いで観て来ました!



当たり前の事なんですが、やっぱり女王も一人の人間であり、母であり、姑であったんですね〜・・・
今までなんとなく想像はしていましたが、息子の嫁という立場であったダイアナ元妃の存在は女王にとっては常に“頭の痛い存在”だったんでしょう。
そこへいきなりダイアナの訃報・・・
正直、悲しむより何より「どうしよう・・・?」っていう困惑の気持ちのほうが大きかったはず。
あれだけ国民から愛されたダイアナだっただけに、いくら皇太子と離婚して民間人になったとはいえ、王室の立場としては完全無視をするわけにもいかず。

こういう事は、立場や身分は違えど我々にも充分起こりうる身近な問題。
夜中に叩き起こされて愚痴を言いながらガウン姿でオロオロする王室一族の混乱振りは、まるでホームドラマを見るような面白さがありました。
そして女王だってソファに寝そべってテレビも見るし、各新聞にも目を通して王室批判の記事が載っていたら敏感に反応するし。
そんな普通の暮らしぶりがコミカルな雰囲気を醸し出していました。

そして意外な毒舌を吐いていたフィリップ殿下、粋なジョークで場を和ませるエリザベス皇太后、ちょいと頼りなげでずるい一面を見せるチャールズ皇太子。
お馴染みの王室の面々も個性豊かで、女王を中心とした彼らのやりとりも、どこまでホントかは分からないけど、きっとこういう感じだったんだろうな〜って想像できて面白い。

意外な日常生活と言えば、ブレア首相の家庭も一般家庭と大して変わらないんですよね。
台所なんて結構狭いし散らかってるし、お料理も奥さんのシェリーがちゃんとやってるし。
そのブレア首相の奥さん、昔ネグリジェ姿のまま玄関で首相を出迎えたパパラッチ写真を見たことがあって、この映画じゃそんなズボラでちょっとお下品な性格がそのまま出てるけど、これって本人からクレームが来なかったのかな?

それにしても、女王を演じたヘレン・ミレンは素晴らしかったです
外見や、しぐさの一つ一つが本物の女王にソックリなのは言うまでもないけど、女王としての貫禄とか気品もしっかり備わっている。
これは大女優としてのキャリアの中で自然に身についたものなんでしょうね〜
そして、やっぱり気品があるからどんなに日常のシーンを演じても安っぽくならない。
タブロイド紙の王室批判記事を気にしてしまう所も、すごく人間っぽい面が強調されていて良い。
執拗なぐらいに女王を説得し続けたブレア首相が、最後で女王の人柄を絶賛していたように、映画を観ていた私も、イギリスの母としての女王に魅了されてしまったのだ。

この映画を実際に観たという女王の感想は一切公表されていないが、一体どう思われたんでしょうね〜
映画で描かれている出来事は、事実に忠実に基づいている所もあるし、ある程度は想像で描かれた所もあるだろうし。
まあ、女王はヘレン・ミレンをお茶会に誘ったっていうニュースがあるほどですから悪い感想は持っていないはず?
どっちにしても、現役の王室メンバーや首相を実名で登場させて映画を作ってしまうイギリスのお国柄って凄いですね!
日本じゃ絶対に考えられない。

ところで、今回は映画が面白かったということもあって久々にパンフレットを買ったのですが、このパンフレットが内容豊富で実に良かった!
特に興味深かったのはエリザベス女王の年表。
26歳の若さで女王に即位してからというもの、家族の問題でかなり苦労されてるんですね〜
3人の子供たちはそれぞれ2度の結婚をしていて、その度に色んなスキャンダルに揉まれ、女王の心労も絶えなかったでしょう・・・sad
女王は、身も心もお国に捧げて公務に勤しんでいるというのに、回りはみんな好き勝手なことばっかやってる!
こうなったら王室恋愛スキャンダルで女王らが右往左往する姿を描いたドラマシリーズを作ってみたらどうだろう?
結構面白いソープオペラになりそうなんだけど(爆)

2007年5月16日 (水)

ブラッド・ダイヤモンド

Al2zp_oh アフリカ・シエラレオネ共和国。反政府軍組織RUFに捕まり闇ダイヤの採掘場で強制労働を強いられていたソロモンは、作業中に大粒のピンクダイヤを発見。再び家族と暮らすために危険を承知でそれを隠すが、直後に政府軍によって捕らえられてしまう。一方、刑務所で巨大なピンクダイヤの話を耳にしたダイヤ密売人のアーチャーは、その在り処を聞き出すために、同じ刑務所に収監されていたソロモンを釈放させよう画策し…。

う〜〜、美しいダイヤモンドの裏にこんな恐ろしい事実が隠されていたとは!coldsweats02
私もダイヤモンドは一つだけ持っていますが(結婚前にダンナからもらった給料3か月分の婚約指輪!shine)まさかこれって紛争ダイヤと違うやろなぁ〜??



いや〜、これはホントに見ごたえありました。
今まで映画から色んなことを教えられたけれど、この映画や先月テレビで見た『ホテル・ルワンダ』で知ったアフリカの内戦の実態。
映画で観た事はほんの一部にしか過ぎないのですが、毎日死の恐怖に怯えながら暮らすことがどんなに恐ろしいことか、平和ボケの頭をガツ〜〜ンと殴られたような衝撃でした。

美しく輝くダイヤモンドが、実は貧しいアフリカの労働者達の過酷な労働によって採掘され、不正な取引によって海外に輸出される。
そしてその資金が労働者達の命を脅かすRUFの活動資金となっているというこの悪循環。
繰り返されるRUFの襲撃によって、何の罪も無い人々が無残に殺されていく様子はあまりにも悲惨で目を覆いたくなるほど。

特に辛かったのは、まだ10歳前後の幼い子供たちがRUFに連れ去られ、洗脳されて少年兵士として武器を持ち人殺しをするシーン。
ソロモンの息子ディアもその一人として捕らえられている。
映画冒頭の聡明で無邪気な少年が、マインドコントロールによって人間らしい感情を一切無くし、まるで魂を吸い取られたロボットのようになっていく。
思春期に受けたこの衝撃的な出来事によって受けた心の傷は、果たして癒えるのだろうか?
実際、シエラリオネにはまだ大勢の少年兵士がいるという。
彼らが大人になった時、どんな人生を送るのだろうか?
考えただけで胸が痛む・・・

こう書くと、難しくてとっつき難い映画のように思えるけど、この映画は単なる社会派映画に終わらず、後半はサスペンスアクションとしての面白さでグイグイ引っ張っていく。
そして元々ダイヤの密輸を生業としているアーチャーは、金儲けの為にソロモンに近づくが、お互いに苦難を乗り越えていくうちに段々二人の友情が深まり、ソロモンの家族を助ける為に全力を尽くすのだ。
息詰まるサスペンスに男の熱い友情!く〜〜、泣ける!

アーチャーを演じたレオナルド・ディカプリオは最高に良い演技をしてました。
今年この映画と『ディパーテッド』があったけど、この『ブラッド・ダイヤモンド』の方が何倍も良い!
久しぶりにレオがカッコいいと思ったもんな〜smile

そしてソロモンを演じたジャイモン・フンスーも素晴らしかった!
同じくアカデミー候補になった『イン・アメリカ』での静かな演技も良かったけど、今回はレオとほぼ同格の主役級!
ホント見ごたえある演技でした。

そして、ブラッド・ダイヤモンドの真相を探るジャーナリスト、マディー役のジェニファー・コネリー、地味だけど彼女本来の知的な魅力が溢れてて素敵でした。
レオとのロマンスもさらり描かれる程度で無駄なラブシーンもなく、だからこそ最後の二人の電話での会話が生きてくるんですよね。

しかし、やっぱりこれからはダイヤモンドを見る目が変わりますな。shock
ま、どうせ私には縁の無いシロモノではありますが・・・

2007年5月13日 (日)

スパイダーマン3

5hw0nhwe 最愛の人MJ(キルステン・ダンスト)と将来を誓い合い、全てが順調のピーター・パーカー(トビー・マグワイア)は、謎の液状生命体に取り憑かれて黒くなったスパイダーマンのコスチュームに身を包み、今までにないのパワーを手にする。そんな彼の前に、ニュー・ゴブリン、サンドマン、ヴェノムという3人の敵が現れる……。

今作でスパイダーマンも最後!?と言われていたけど、やっぱりソニー・ピクチャーズは今後も作り続けるそうです。
そりゃあスパイダーマンはドル箱だもん、これだけヒットしたら続けるでしょうなあ・・・
でもトビーやキルステンの出演はギャラの問題もあり、ほぼ無理だろう、っつーことらしいです。
んじゃ、誰がスパイダーマンを演じるのか??
トビー並のスターが演じるのか、それとも無名の新人を抜擢するのか?
う〜〜ん、気になるところですな。

でもこの作品を観る限りは、別にこれで終わりでもいいんじゃないの〜?って言いたくもなりますが・・・??



1作目2作目と期待を上回る面白さだったので、3作目も絶対面白いに違いない!と思ってたのですが、前評判はどうもイマイチshock
どうして?サム・ライミ監督もさすがに息切れ??

確かに今回は一気に3人の敵がスパイダーマンを襲う。
もちろん恋人メリー・ジェーンとのロマンスもありで、実に盛りだくさん。
盛りだくさんで見所一杯のはずなんだけど、色々ありすぎて話の焦点が定まらない。
だから却って印象が薄くなってしまった!

そうか、言われているのはこういうことなのね・・・
まあパート1から引っ張っている問題を、この最終章(のつもりだった?)で一気に解決しようとして走りすぎた感じはするが、でも私自身はそれほど期待ハズレだったとかは思わない。
それはこの映画には「復讐する事は良くないよ」という一本通ったメッセージがあるから。

父を殺したピーター=スパイダーマンへの恨みを持ち続けるハリー。
そしてピーター自身も、最愛の叔父さんを殺した犯人がサンドマンだったと判り、我を忘れて復讐をしようとする。
しかし、以外にも真実はまったく違うものである。
ピーターもハリーも、真実を知ろうとはしなかったために、自分の中に潜む悪の力が己を支配してしまうのだ!
人間を悪の力が支配してしまうと戦争が起こり、平和が脅かされてしまう〜!これは大変だ〜〜〜!
う〜〜む、こう考えるとこの映画って一見娯楽映画みたいだけど、実は『バベル』なんかよりよっぽど深くて判り易いメッセージを伝えてますよね!

もちろんCGも凄いですよ〜
のっけのスパーダーマンニューゴブリンの戦いはスピードが速すぎて思わず酔いそうだし、サンドマンが現れるシーンはリアルで見事だし、ヴェノムがスパーダーマンの体全体を襲うシーンも気持ち悪くて凄いし、ピーターがクラブで見せるへっぽこダンスのリズム感の悪さは笑えるし(このシーンも一応CGなんでしょうかね?)smile

そういや、1作目からそのブサイクさで評判がかなり悪かった赤毛のキルステン、あれからスター街道まっしぐらで、すっかりしっとりとした女らしさが身につきましたね。
色んな恋を経験して(ただ今UKロックバンド、レイザーライツのジョニーと熱愛中。キィ〜〜〜〜annoy)ホントに綺麗になったのかそれとも・・・ただ単に私らが見慣れたんか

もち、男優陣は良かったです!
今回、ダイエットが間に合わなかったのかちょいとお肉がついたトビー君ではありますが、アイラインと黒尽くめの衣装を身に着けた悪のピーターが思いのほかカッコ良くて、そして吸い込まれそうなぐらいに美しいサファイヤブルーの瞳に見とれてしまいます。lovely
そして今回大活躍だったハリーのジェームズ・フランコ!
病室での満面の笑顔に私はフニャフニャ・・・heart
こんな良い男二人と共演して恋の噂もあったキルステンがやっぱし羨ましい〜〜annoy

世間の評判はイマイチでも、結構楽しめます。私は好きです。ハイ
しかし、トビー君にはヘンなプレッシャーから開放して本来の演技派路線に戻してやりたいですな。

2007年4月30日 (月)

バベル

2lsd2bff モロッコを旅行中のアメリカ人夫婦のリチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)が、突然何者かによって銃撃を受け、妻が負傷するという事件が起こる。同じころ、東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコ(菊地凛子)は、満たされない日々にいら立ちを感じながら、孤独な日々を過ごしていた……。

祝日に映画を観にいくことは普段しないのですが(人が多いからね)たまたま割引券の使用期限が今日だったので観て来ました!
まあ結論から言ってこの映画、ちょっとゴールデン・ウィークの楽しい雰囲気の中観たい映画では無いですな。
かといって、落ち込んでる時に観たらもっと落ち込んで体調が悪くなるかも・・・shock

>ネタバレ&辛口

なんなんだろうねえ、この後味の悪さは。
この監督の映画はいつも南米の汗と埃と血生臭さを描いてて、一方で気色悪いなあ〜と思いつつ、最後には人間の熱い魂に思わず涙してしまうのですが、この映画にはそれがあんまり感じられなかった。
思ったのは「モロッコみたいな怖い所にゃ行きたかね〜!」とか、「メキシコのあのテンションには付いてけね〜」とか。
外国人から見たら日本も怖い所と思われちゃうかもしれない。

まだ日本人親子とアメリカ人夫婦は救われたよ。
でもあのモロッコの一家は?メキシコ人の乳母は?これから一体どうなるの?
なんつっても、モロッコの警察の対応はどうよ!
武器は持っているものの攻撃はしていない容疑者一家をいきなり銃で撃ちまくる、そんなこと普通にやってるの?コッワ〜〜〜coldsweats02
ついでに、あんな小さい子にあんなリアルな自慰シーンって必要だったんかい??

それにメキシコ人の乳母アメリア(この女優さんサイコーに良かった 彼女にアカデミーあげたかったね)は雇い主のジョーンズ夫妻からの信頼も厚く、今回はとんでもない災難に巻き込まれて本当に気の毒だった。
彼女にはなんとか救いの手を差し伸べたかったな〜・・・

そして日本人としてこれは一体どういうこと?annoyと怒りを持ってしまったチエコの描き方。
彼女の抱える苦しみというのはそれなりに分かるけれど、いくらイマドキの日本の若者がトンでるって言ってもノーパンで町をうろつくかな〜??
しかも、ノーパンの股を開いて男の子を挑発するかな〜??
最後の、若い刑事(二階堂智。ワタクシ、見てる間中ずっと渡部篤朗だと信じきってました。)に対する逆セクハラ(爆)もなんだか説得力ないし。
ラストシーンで父親が帰ってきた時も素っ裸でいるのも不自然だし。
う〜〜〜〜んshockこれはイカンやろ・・・ 

つまり、銃は怖い!銃は規制すべきだ!コレが言いたかったのね。
このメッセージだけはしっかり伝わりました。

余談ですが、今日チケット買うときに後ろにいた年配のオジサンが言った一言「バベルの塔、一枚」これに思わずプ〜〜っと吹き出してしまったワタクシ。
映画の内容よりも面白い出来事でしたsmile

2007年4月26日 (木)

ラブソングができるまで

Onfajiau すっかり人気のなくなった80年代のポップスター、アレックス(ヒュー・グラント)。そんな彼のもとに、人気絶頂の歌姫からデュエット曲の作曲と収録のオファーが舞い込む。絶好のカムバック・チャンスを得るアレックスだったが、彼に作詞の経験はない。そこで、彼は作家志望のソフィー(ドリュー・バリモア)を巻き込むことに。

ラブコメの帝王ヒュー・グラントとラブコメの女王ドリュー・バリモア、帝王と女王が組んだんだからハズレの訳がない!やっぱし文句なしに面白い〜〜!smile



冒頭から80年代に大人気だったPOPというアイドルポップグループのミュージックビデオが流れるんだけど、これがまた面白い!
当時めちゃ流行ってたワム!とかA-HAとかニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックをモロに思い出させる、今から見たらダッサ〜〜〜な髪型とファッションに、クッサ〜〜〜な演出で、でも思わず口ずさみたくなるキャッチーなメロディーはツボを抑えてて心地良い。
見てるこっちが恥ずかしくなるような映像だけど、それを46歳のヒュー様が若返りメイクでちゃんと演じているのがめっちゃ笑える!

笑えるけど、その後グループは解散して金目当てで出したソロアルバムは大コケして、今じゃ「あの人は今?」状態で遊園地や同窓会で当時のファンだったオバサン(私ら世代やん・・・)相手に昔の歌を歌ってる・・・
くぅ〜〜〜、アイドルスターの堕落人生の典型を歩んでいるのですね(涙)
しかし、当の本人はもう割り切ってるのかそんな人生を楽しんでいる様子。
この辺、なんかヒュー様自身とダブって見えます。

思えば、ヒュー様にとってもドリューにとっても80年代ってそれぞれ大変な時期だったよね。
ヒュー様は『モーリス』に代表される芸術映画でもてはやされた時期を過ぎ、その後低迷期があって90年代に入ってラブコメ『フォー・ウェディング』で見事に復活!
一方のドリューは『E.T』の少女役で一気にスターになるも、ドラッグやアルコールでどん底生活。
B級映画などで細々と活躍していたけれど、90年代に入ってからはヒット作への出演が相次ぎ今やプロデュース業までやっちゃうやり手に。

色んな経験を積んで苦労も一杯したけど、今はとってもハッピー♪みたいな二人だからこそ、ちょっと枯れた感じはあるけどそこがまた良い意味で二人の個性になってて良い味が出てました。

笑えるのはこの二人だけではなくて、仏陀かぶれのセクシーアイドル、コーラも良いキャラでした〜
きっと、ブリトニーやアギレラちゃん辺りをパロったんだと思うけど、マジソン・スクエア・ガーデンでのステージではいきなりデッカイ大仏が現れて爆笑!
彼女が歌うインド風の変なポップスもかなり微妙〜な感じで、こんな曲普通はヒットしないよね(爆)
衣装も、最近のアイドル風に露出度が高めで、観客席にいたソフィーのお姉さん(最近ERに準レギュラーで出演しているクリステン・ジョンストン!)が思わず子供たちの目を覆うシーンに皮肉が込められてました。

しかし、この映画は笑うだけではありません。
意見の相違でヒュー様から去ろうとしたドリューに向けた彼オリジナルのラブソング、これがまたロマンチックで良いじゃないの〜heart
ヒュー様はピアノも歌も猛特訓したそうですが、いや〜その歌声は中々甘くて、ドリューじゃなくてもメロメロになっちゃいますよ。
このシーンは思いっきりベタな展開ではありますが、ラブコメの帝王と女王ですから大丈夫!
私も思わず涙・涙・涙・・・

ラストは、ヒュー様&ドリューで作ったラブソングを、コーラとヒュー様が甘くデュエットheart
間奏ではヒュー様が思わずドリューを抱きしめに走る!
これですよ、コレ!ラブコメはこうでなくっちゃ!

もちろん、エンドロールはPOPのミュージックビデオを流しなから、各キャラクター達のその後のエピソードを紹介して締めくくり。
もう最後の最後まで笑いが絶えないホントに面白い映画でした。

ちなみに私はこの映画を、最近藤原紀香と“格差結婚”をしたことで急に注目を集めた陣内智則の実家がある(んなことどうでもいいか?)加古川のワーナーマイカルシネマズで観て来たのですが、レディースデーなのにお客さんが少なくてちょっとガッカリでしたsad
チケット売り場ではイイ年をした大人大勢が『名探偵コナン』のチケットを買っているのを見て、「やっぱしアニメには敵わないのね・・・」と、寂しい思いをしてしまいましたsad

2007年4月20日 (金)

ホリデイ

Gb8zrus5 ハリウッドで映画予告編製作会社を経営するアマンダと、ロンドンで新聞社に勤めるアイリス。それぞれ失恋したばかりの2人は、お互いの家や車を交換して休暇を過ごす“ホーム・エクスチェンジ”をすることによって、人生の新たな一歩を踏み出していく。

キャスト良し!脚本良し!これは久々に心あったまるラブコメの傑作でした。smile



いや〜、これはロマコメ系ではマジ久々のヒットですよ。
やっぱ、ロマコメヒロインっつーのは誰からも愛されるキャラでなくてはいけない。
ヒロインが恋する相手もステキな男性でなくてはならない。
そして、何よりもロマンチックだけど嘘っぽくなくて、最高にハッピーなエンディングを迎えるストーリーでなくてはならないと私は思うのです。
この映画はその全ての条件にピッタシではありませんか!

今回ヒロインが二人っていうのも珍しいパターンですよね。
ハリウッドの高級住宅街でリッチな生活をしているキャメロン演じるアマンダと、イギリスの片田舎でゆったりと暮らすケイト演じるアイリス。
正反対の二人がお互いの生活を交換するんだけど、便利でゴージャスなハリウッドでの生活にはしゃぎまわるアイリスと、何もない退屈な田舎暮らしを一日でギブアップしかけるアマンダ。

近所に住む老脚本家とのふれあいを通して都会生活にすぐに馴染むアイリスの人懐っこさは、いかにも田舎育ちの素朴さを感じるが、逆に家に閉じこもって一人寂しく過ごすアマンダは、子供の頃の辛い経験からか人付き合いがちょっと苦手。
派手に突っ張ってるように見えて内面はものすごく繊細なアマンダには共感しました。
そして人懐っこいアイリスの明るい性格には憧れますね〜。

まあね、アマンダみたいに一人暮らしの家にある日突然超イケメンがやって来てすぐにベッドイン!な〜んておとぎ話みたいなことは普通の人生には絶対にありえませんが、そこは映画。現実にはありえないからこそひと時の夢を楽しむのですsmile
それにしてもジュード・ロー。一時は色々なスキャンダルに巻き込まれ、今は養育費の為に沢山映画に出て働きづめshockなんて話も聞きますが、いくら私生活が大変でもちゃんと良い映画に出て良いお仕事やってるんだから大丈夫ですよね!
英国美男俳優の先輩、ヒュー・グラントも例の一件から見事立ち直り、俳優としてのキャリアを伸ばしてるもんね。

一方アイリスのお相手はジャック・ブラック。
決して美男子ではないけれど、こういう彼氏がいると毎日楽しそう!sun
アイリスに映画の解説をしながらテーマ曲を歌うシーンには大受け!smile
しかも、レンタルショップであの大物俳優が出てきたときは大爆笑!もうナンシー・メイヤーズ監督ってなんて粋なことやっちゃうんでしょうね

しかし、このホーム・エクスチェンジってホントに流行してんの??
これってすごく怖いですよね?
この映画みたいに相手が良い人だったらいいけど、色々とトラブルもありそうじゃないですか。
第一、自分の家を見知らぬ人に貸すなんて私は絶対イヤだわ〜・・・貸せる程の豪邸ならいいけど。



2007年4月18日 (水)

デジャヴ

Xoernb15 新作映画のハシゴ、2本目はデンゼル・ワシントン主演の『デジャヴ』であります。
この映画、CSIシリーズですっかりお馴染みのジェリー・ブラッカイマー製作っつーことで、私も普通に犯人を追うサスペンス映画だと思っていたのですが、なんとこれってSF映画と言ってもいいじゃないですか!

ちょっとネタバレ

まあ何といってもデンゼルですよ!デンゼルがとにかくカッコええ〜!lovely
なんなんですか、ステキすぎですってば〜・・・heart
そのステキなデンゼルさんが、フェリーを爆発させた犯人(ハンサムなんだけどやっぱし汚らしい役が似合いすぎるジム・カヴィーゼル)を追うんだけど、同じく犯人に殺害されたクレアの生前の姿を見ているうちにすっかり心を奪われてしまった彼は、クレアの命を救うべく愛のタイムトラベル〜heart

イヤ〜〜ン愛のチカラよ〜〜んlovely←アホか・・・
それからは、もうSFラブアクションとも言うべきか。
過去を変えるべくやってきたヒーロー、デンゼルさんは命をかけてクレアを救出。
しかし、これは過去を変えるどころか過去をなぞっているだけじゃん!どうすんのよ!coldsweats02

結局、過去は変えられないっつー展開にしてしまうのか、それとも過去を変えてハッピーエンドにしちゃうのか。
製作者サイドとしては悩むところだが、タイムトラベルものはそこんところが難しいshock
でも、こういう映画の場合はやっぱり過去を変えなきゃそもそも映画としての意味は無いかも?
そう、色々考えるとややこしいし突っ込みどころもありすぎて困ってしまうが、今までのワタクシの経験上、考えすぎると余計に分からなくなってしまうので考えるのは止めます。(爆)

しっかし、ステキすぎるデンゼルさんとは裏腹に、久々登場の元バットマンことヴァル・キルマーのデブっぷりはどうよ!annoy
『ディパーテッド』のアレック・ボールドウィンと二人「昔はいい男だったのに・・・今は見る影も無いタダのデブオヤヂ」大賞を捧げたいと思います

2007年4月17日 (火)

ナイトミュージアム

3vhrkugb 久々に新作映画を2本ハシゴしてきました!
その1本目は、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような楽しいコメディー映画smile
主演はベン・スティラー。共演はロビン・ウィリアムズ、ノークレジットの割には大きな役どころだったオーウェン・ウィルソン、この3人だけでも充分豪華キャストだってのに、ミッキー・ルーニーやディック・ヴァン・ダイクといった往年のミュージカルスターが老体に鞭打って(?)大活躍!
そしてマイナーどころでは『24』のオードリー役でお馴染みキム・レイヴァー、『スパイ・キッズ』シリーズのママ役よりも『スネーク・アイズ』のエロっぽい役のほうが印象深いカーラ・グギーノ。



夜中の自然史博物館の中を展示物の数々が動き回る!なんて奇想天外なストーリーでしょう!って言いたい所だけど、これに似たような展開の映画って今までにも一杯あったような気が・・・
例えば『ジュマンジ』もゲームの中の動物達が実際に現れて現実社会で大暴れする映画だったけど、この映画を観た時はCGの動物たちのリアルな動きにビックリでかなり衝撃的だったなあ。
まあそれに比べるとどうしても新鮮味に欠けてしまうけれど、もはやCGをCGと感じさせないほどの特撮技術のお陰で「これってどうやって撮影したの?」なんて余計な事を一切考えずに映画にのめりこんでしまった。

ストーリー的には、ダメダメ親父のベン・スティラーをラストでは一気にヒーローにしちゃうご都合主義がちょいと気に障るし、前半の展開にダルさを感じてしまったけれど、この際そんなこたあどうでもいいじゃん!smile
こういう映画は、童心に返って思いっきり楽しみましょう。


2007年4月10日 (火)

幸せのちから

Zl1akvnx 骨密度を測る新型医療機器のセールスマンとして生計を立てるクリス(ウィル・スミス)は、大儲けを見込んで買い取った機器を思うように売ることができず、家賃や税金を払えない状態に陥ってしまう。妻のリンダ(タンディ・ニュートン)にも去られた彼は、証券会社の正社員を目指して養成コースを受講しようとするが……。

ウィル・スミス父ちゃん、走る!走る!run
涙ぐましい父性愛に、わたしゃすっかり泣かされちまいました・・・



これ、実話なんですよね〜・・・
妻に見捨てられ、アパートも追い出され、お金も住む所も無いどん底の状態で、しかし希望と夢を決して諦めないクリスは、生きる為に証券会社の養成コースに通いながら、一方では昼も夜も大きくて重そうな商売道具の医療器具を片時も離さず、もう片方の手は息子のクリストファー君の手をしっかり握り締めて、数々の病院をセールスに回り生活費を稼ぎ、数々の試練を乗り越えるのです。
ホントは悲惨な状態なんだけど、それでも無邪気で可愛いクリストファー君(ウィルの実の息子)にはいつも優しくユーモアを忘れず明るく接するクリス。
クリスは、息子がいるからこんな悲惨な状況でも頑張れたんだよね。
なんとなくベタな話だけど、私は素直に感動しちゃいました。

まあある程度は映画用に脚色してあるとは思うんだけど、この証券会社の重役達はみんな偉い。
クリスが貧しげな身なりで、パッと見は怪しい人物なんだけど、決してそれだけで彼を判断しない。
クリスの人柄や実力を素早く見抜いて正当に評価している。
それだけクリスはズバ抜けたセンスと度胸と才能を持っているということなんだけれど。

そして、クリスは人との接し方が上手い!
自分よりももっと立場が上の人に対して決して臆することなく人脈を広げていってるからイザという時に頼りになる人が大勢いるだよな。
あ〜見習いたい!見習いたいけどこれが中々出来る事じゃない!
しかし、色々と参考になりました。
ただの親子愛の映画ではなく、実社会で揉まれながらいかにして出世して幸せを勝ち取っていくのか勉強になりました。
そして実感しました。ワタシには無理だよ・・・

2007年3月 6日 (火)

ドリームガールズ

Dvxopotx 1962年デトロイト。エフィー、ローレル、ディーナのコーラストリオは、歌で成功しようと毎夜オーディションなどに出場していた。そんな彼女たちを、カーティスという男が目を付けた。やがて、デトロイトで抜群の人気を誇るスター、ジミー・アーリーのバックコーラスを務めることに。そんな3人はカーティスをプロデューサーに、ドリームガールとしてデビューを飾る。次々にヒット曲を放ち、トップスターの仲間入りを果たすが…。

本年度アカデミー賞、助演女優賞受賞&音響賞受賞おめでとう!
3月1日映画の日にやっと観て来ました!
ま〜ホントに豪華で、楽しくて、見ごたえがあって、これぞ映画!って言いたくなりましたね〜smile



音楽、映像共本当に素晴らしいのだけれど、やはりこの映画はキャストが実に実に素晴らしい
まず男優陣では、エディー・マーフィーの素晴らしい歌唱力とパフォーマンスにすっかり酔いしれました。
役どころも、女好きでちょいと落ち目のミュージシャン。
音楽業界で生き残りをかけ、イメージチェンジを図ろうともがく姿も実生活とダブってしまうかも・・・
ウィル・スミスや今作で共演したジェイミー・フォックスら、同じ黒人スター達に最近押され気味ではありましたが、この映画でエディー自身は新境地を開拓したんじゃないでしょうかね。

もちろんダニー・グローヴァーやジェイミー・フォックスも脇で渋い演技を披露。
そういった男優陣の素晴らしい演技でのサポートもあってか、ビヨンセやアカデミー助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソンもホントに素晴らしかった!
確かに、純粋に演技力だけで言ったらビヨンセもジェニファーも未熟な面が目立つが、この映画の場合そんなことよりもいかに歌唱力で心情を表現するかが大事!
その点、演技力での未熟さを補って余りあるほどの二人の圧倒的な歌唱力には心を揺さぶられました。
特に、ミュージカル的にセリフが歌になるシーンでは実に自然に歌が流れ出る感じで、例えばエフィーが解雇されるシーンはかなり辛く悲しいシーンではあるが、歌で表現されることによってドロドロ感が緩和されて悲しいけれど感動的なシーンになっていた。

映画を観る限り、主演は明らかにエフィーを演じたジェニファー。
新人とは思えないほどの見事な歌唱力と存在感。
あのダイナミックでソウルフルな歌い方は日本人には絶対無理!
ひとつ間違えばものすごく嫌味な女になってしまうんだけど、ジェニファーのほんわかしたルックスが可愛らしいので難なく感情移入してしまう。
舞台ではエフィーが主演になってるそうだけど、映画ではディーナを大スターのビヨンセが演じているので、ほとんど新人のジェニファーが助演扱いになってしまうのは仕方がないですね。

後半のディーナのエピソードはほぼ映画オリジナルということらしいのですが、元々はダイアナ・ロスが在籍していたシュープリームスがモデルというだけあって、後半大スターになったディーナはファッションもメイクもダイアナ・ロスにソックリ!
しかしビヨンセとしてのオーラはスクリーンを通しても溢れんばかりの輝きがあって、改めてビヨンセのスター性を感じました。

しかしビヨンセがエライと思ったのは“ルックスではディーナに劣るけど歌唱力はエフィーの方が上”という設定通り、かなり抑えた歌い方をしたこと。
映画上での演出と分かっていても、やはり歌手としてのプライドをひとまず置いて、ジェニファーをしっかり立てるべき所で立てるビヨンセのプロ根性はスゴイですよね!
後半のソロで歌う場面ではビヨンセならではの実力を思い存分発揮して面目躍如って感じでしたが。

この映画はミュージカル嫌いの人にも概ね好意的に受け入れられてるようですが、ドリームガールズの解散コンサートでのシーンはさすがにミュージカル的要素が強すぎて不自然な演出が目立ってしまったような気がするが、しかしこんなに楽しくて、感動して泣ける映画ってそうそう無いから私は大いに満足です!note




2007年3月 1日 (木)

ディパーテッド

Ed1zsq3m 犯罪者の一族に生まれたビリー(レオナルド・ディカプリオ)は、自らの生い立ちと決別するため警察官を志し、優秀な成績で警察学校を卒業。しかし、警察に入るなり、彼はマフィアへの潜入捜査を命じられる。一方、マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)にかわいがられて育ったコリン(マット・デイモン)は、内通者となるためコステロの指示で警察官になる。

本年度アカデミー賞で、作品賞・監督賞・脚色賞・編集賞の4部門を受賞!
やっと念願のオスカー像を手にしたスコセッシ監督、授賞式では本当に嬉しそうでしたね。
しかし・・・私の回りではこの受賞に納得できない映画ファンが大勢います。
そう、ワタクシもそんなひねくれ者の一人であります。

激辛ゴメン!

ご存知、この映画は香港映画の傑作『インファナル・アフェア』のリメイク。
最近、ハリウッドはアジア映画をどんどんリメイクしまくってるけど、これはアメリカ人が外国の映画をあまり観ないからオリジナルと比べてどうのこうのと言われないから?
しっかし『インファナル・アフェア』はつい最近の映画だしアメリカではどうか知らないけど、ここ日本では大ヒットしたから既に観てる人が大勢いる。
だから比べるな!っつったって比べてしまうのはどうしようもないんだよな〜コレが!

確かに、オリジナルよりもヴァイオレンスとエンターティメント性がタップリの演出は派手で見ごたえはある。
でも元々スコセッシ作品が得意ではない私にとって、スコセッシお得意の畳み掛けるような暴力シーンやわめき散らすようなセリフの数々がどうもうっとうしい。
特に助演男優賞候補のマーク・ウォルバーグがうるさい!annoy
そして昔は惚れ惚れするような男前だったアレック・ボールドウィンのデブ腹が見苦しい!←ちょっと脱線

ストーリーは舞台をアメリカに置き換えて二人のバックグラウンドをちゃんと説明している所や、若い頃の二人を同じ俳優に演じさせている分、オリジナルよりは分かりやすくなっている。
映画館でニアミスするシーンはかなりスリリングで見ごたえがあった。
しかし、大まかな見せ場はほぼオリジナルと同じなので次の展開が読めてしまう。
読めるだけならいいけど、「あれ?これでおしまいなの?」と実にあっけない。
特に、ディカプリオが死んじゃうシーンはあっけなかったなあ・・shock
マーティン・シーンが上からドスン!と落っこちてくる所はホントならガ〜〜〜ン!coldsweats02となるハズなんだけど、オリジナルを観てるから「そろそろやな?」って思っちゃってもうダメ・・・
それに、大体人が大量に死にすぎ!そんなに次々殺しちゃったらな〜〜んも残らへんでしょうに。

それから、あの年増の精神科医は何??
どうしてあんなのがレオとマットの相手役になってしまうの??
他に良い女優がいなかったのかなあ・・・
しかも、マットという恋人がいながらレオともヤッちゃうなんてまるで節操なさすぎだし。
大体、レオとのベッドシーンはいらんでしょう。shock相手があの女じゃ見たくねえよ・・

やっぱり『インファナル・アフェア』を愛する映画ファンが多い日本では、いくらスコセッシ監督がレオ様主演で作ろうともこのリメイクは受け入れられなかったのでしょう。
興行収入も大したことないようです。
アカデミー会員の間で「そろそろスコセッシ監督にオスカーをやらないとヤバイでしょう」みたいな空気が流れていたのかもしれないけれど、正直スコセッシ監督もリメイクではなくオリジナル作品で受賞したかったはず。
う〜〜〜ん、残念ですな・・・

2007年2月 8日 (木)

リトル・ミス・サンシャイン

R_moow15 アリゾナに住む小太りなメガネ少女・オリーヴの夢は、ビューティー・クィーンになる事。コンテストのビデオを研究したり、大好きなおじいちゃん指導の元、ダンスを特訓したりと訓練に余念がない。そんな彼女の元に、朗報が舞い込む。カリフォルニアで行われる“リトル・ミス・サンシャイン”コンテストに繰り上げ参加が決定したのだ!問題だらけのフーヴァー家は、家族6人ミニバスに乗り込み、一路コンテスト会場を目指すが…?!

用事で神戸に来たついでに観ました!
なんとも元気が出る良作で後半は涙がウルウル・・・



この映画の何が良いって、感動を絶対に押し付けない事。
大袈裟な音楽やスローモーションで盛り上げられて「泣け〜!」って言われても・・・・やっぱり泣くけど
この映画みたいに笑いも感動もなんとなくさりげない感じの方が後からじんわり来るのである。

でも、考えてみるとこの映画に出てくるフーヴァー一家の事情はかなり深刻。
私だったらとっくの昔に落ち込んじゃって何もする気が起こらなくなってしまうけれど、この一家はどんなに切羽詰った状況になっても絶対に「家族みんな一緒」を押し通す。
バラバラなようで、実はしっかりと繋がりあっているところが本当に素晴らしい!

それぞれ個性豊かなフーヴァー一家だが、この一見バラバラな家族の中で潤滑油的な存在のオリーヴちゃん。
もうサイコー!
なんて可愛いの!なんて芸達者なの!
こんなに幼くしてアカデミー賞候補も大きく頷けます。
幼いならではの可愛さと、時には残酷なぐらいに純真で、その上大人顔負けの演技力。
ラストのダンスシーンの迫力には圧倒されます。
きっと家族みんなが「ヤッベ〜・・・」って思ったに違いないけど、そんなムードを押し消すように家族みんなでオリーヴと踊るシーンの素晴らしい事!感動しました〜・・・

そういや、このミスコンテストのシーン、オリーヴちゃん以外の出場者達のなんと異様なこと!coldsweats02
まるで、リカちゃん人形がおおきくなってそのまま動いてる!みたいな、人間離れしたその姿に背筋がゾッとしたのは私だけではないはず。
「アンタ!自分の娘がそんなんでいいの?annoy」って言いたくなっちゃった。
それに比べてオリーブちゃんは、あのヘンな踊りを加えてもスゴク可愛かった!

みんなオリーヴのダンスシーンに引いちゃって大変な騒動が起こっちゃうけど、そんな中いかにも強面のギャングっぽい男が一人感動して「ブラボー!」って立ち上がるシーンが最高だった。

結局、追われる様にミスコン会場から逃げ出す一家。
問題が何一つ解決するわけでもない。
これからもこの一家は問題が山積みなんだけど、でもこの旅行を通じてバラバラ家族が一つになった。
これこそが一番大切な事だったように思う。
きっと今後もこの一家は前向きに生きて、いつか大きな幸せを掴むに違いない。

この映画でやはり一番私の胸に響いたのはヘロイン中毒のグランパが言った一言「負けるのを怖がって挑戦しないやつが本当の負け犬だ!」これ、めちゃくちゃ良い言葉だよね。

この映画、元気が欲しい人みんなに観てもらいたい、そんな映画でした。smile

マリー・アントワネット

Gordn66y オーストリア皇女マリーは、14歳にしてフランス王太子ルイ16世の元へ嫁ぐことになった。結婚生活に胸を膨らませていたが、待ち受けていたのは、上辺だけ取り繕ったベルサイユ宮殿の人々と、愛情のない夫婦生活。ルイは必要な事以外はマリーと口もきかず、同じベッドに寝ていても、指一本触れない。愛情深く育ったマリーだったが、悪意溢れる噂に傷つき、やがて贅沢なドレスやパーティーに心の安らぎを求めるようになる。

ソフィア・コッポラ監督が「ヴァージン・スーサイズ」に続き、再びキルステン・ダンストと組んだおしゃれでポップな歴史映画。



まあ〜!なんとオシャレな映画なんでしょうtulip
画面いっぱいに登場するパステル調の小物や豪華なドレス。
そして美味しそうなスイーツの数々。
画面から香水やスイーツの甘い香りがこちらに届いてきそう。
女の子なら誰でも憧れる豪華絢爛な世界にウットリ・・・
そして何と言っても本物のヴェルサイユ宮殿でロケをやったというからこの映画の制作費もスゴイものなんでしょう。

しかし、ただのオシャレな映画ではありません。
何の苦労も知らず、何不自由なく少女時代を過ごしたオーストリアから遠く離れたフランスへ嫁いだマリー・アントワネット。
しかしその結婚生活の現実は、彼女にとってあまりにも過酷なものでした・・・

なんつっても、まるで世継ぎを産むためだけに結婚させられたみたいな、まさしく“産む機械”のような扱いを受けるマリーに、結局王室だろうが皇室だろうがいつの時代も同じような風潮が何百年も前から続いてるんだな、と思ったり・・
またそんなマリーの苦労も知らずに趣味の世界にどっぷり浸かり、妻の体に一切触れようともしない夫のルイ16世には思わず「もしかしてコイツはゲイだったの??」みたいに思っちゃったり。

まあこんな状態が続くとさすがにストレスも溜まって昼間は贅沢三昧になっちゃうって。
そして突然目の前に現れたイケメンプレイボーイのフェルゼン伯爵に身も心も奪われて当然!
なんか思いっきりマリー・アントワネットに同情しちゃうな〜・・・

結局3人の子宝に恵まれ、穏やかな生活を求めて田舎で子育てをしながら過ごす彼女は、とても優しい母親の姿そのものに見える。
しかし最愛の母や息子の死、貧しい生活を強いられた国民からその贅沢三昧の生活ぶりを非難され宮殿を追われたりと、短い一生を目まぐるしく生きたマリー・アントワネット。
でもこの映画を観て感じたのは、マリー・アントワネットも普通の女だったんだ、ということ。
歴史の教科書では決して描かれなかった彼女の普通の女性としての内面の苦しみが、この映画から痛いほどに伝わっていたと思う。

キルステンは、ソフィア・コッポラとの相性が余程良いのだろう。
「ヴァージン・スーサイズ」でも可憐な魅力でとても良かったが、この映画も彼女の嫌味な部分を全く感じることなく、とてもキュートで魅力的だった。
本当のマリー・アントワネットとはきっと全然似てないんだろうな〜と思うし、外国ではキルステンのアントワネット像にも色々と非難があったようだけど、あの時代を現代にも通じるように音楽や美術を大胆に現代風にアレンジしてしまったソフィア監督の思いっきりの良さにも拍手したい

そういや、マリーとフェルゼンのラブシーンにかかっていた曲はなんとアダム・アント・ジ・アーンツでありました!
いや〜懐かしい・・・ニュー・ロマンティックと呼ばれたあの時代、フリフリブラウスが当時大流行りでしたもんな〜
他にも、ザ・キュアーやらストロークスやら・・・もうセンスが良すぎ!

2007年1月16日 (火)

王の男

Wd7gfaad 16世紀初頭の韓国。幼なじみの旅芸人チャンセンとコンギルは国一番の芸人になるという決意を胸に都・漢陽にやってくる。宮廷を皮肉った芸により人気者となった2人だったが、王の側近に捕られ、「王を笑わせることが出来なければ処刑する」と言い渡される……。

2005年韓国で空前の大ヒット。
大鐘賞で10部門受賞という韓国映画の秀作を見てまいりました!



この映画、大の韓ドラファンである友人から強く奨められて観て来たのですが、いや〜なかなか見ごたえのある映画でした!
なんつっても、公開前から何かと話題になっていたイ・ジュンギの中性的妖しい美しさといったら!
決して無理に女っぽくしているのではなく、元々彼が持っていた妖艶な魅力が花開いたという感じ。
日本では歌舞伎の女形が似合いそう・・・
しかし、そのあまりの美しさゆえに暴君であった王に愛され、そのことで宮廷内外に波紋を呼んでしまう。
あ〜、美しさって罪ね・・・

そして美しさだけではなく、王の内面の苦悩を誰よりも理解し、王の傍を離れようとはしなかった優しさも併せ持っていた。
その優しさが血生臭い争いを引き起こし、また自らの命までも絶とうとするほどに苦悩する。
あ〜、優しさも罪なのね・・・

そしてコンギルとは実に対照的な粗野な旅芸人の男チャンセンを演じたカム・ウソン。
彼も見事な綱渡り芸を披露するなど、体を張った熱演振りに感動いたしました!
チャンセンとコンギルの関係について同性愛的なものを感じる人もいるかもしれないけど、私はそうは思わなかった。
お互い幼い頃から支えあって生きてきた、きっと「同士」なんだろうな。

純粋な愛を感じるのは、むしろ王のヨンサングンとコンギルとの関係でした。
ヨンサングンは、小さい頃から愛情に飢えて生きてきた。
虚飾にまみれた宮廷で、いくら贅をつくして暮らしていても決して心が満たされる事はなかったであろう。
そんな王が、ただ一人心から愛した人がコンギルだったんじゃないかな?

しかし、ラストのチャンセンとコンギルの綱渡りの舞は、やっと自由を手に入れた喜びに満ち溢れていましたね。
ワタクシも、ラストの数分間は涙が止まりませんでした・・・

ところで、今空前の時代劇ブームといわれている韓国ですが、本国で大好評のテレビシリーズ朱蒙(チュモン) が、私の友人内で大評判です。(私は見てませんが・・・)
またNHKあたりで放送されるんじゃないでしょうか。


2007年1月 6日 (土)

2006年ベスト&ワースト

昨年観た映画から私が個人的に良かったと思う映画と、良くなかった映画をそれぞれ好き勝手に挙げてみます!

ベスト映画(観た順番)
★スタンド・アップ
★クラッシュ
★ブロークバックマウンテン
★ナイロビの蜂
★スーパーマンリターンズ
★フラガール
★カポーティ
★父親たちの星条旗

見逃した映画が多い割には8本も出ました!
この中ではやっぱし『クラッシュ』が一番ですかね〜

ワースト映画(観た順番)
●フライトプラン
●有頂天ホテル
●パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズチェスト
●マイアミバイス
●ワイルド・スピード×3
●レディ・イン・ザ・ウォーター
●ブラック・ダリア

個人的にはワーストの方が突っ込みどころがあって盛り上がるのですが、この中で「期待したのにガッカリ大賞」としては『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズチェスト』を挙げたいと思いま〜す!

2006年12月30日 (土)

エラゴン 意志を継ぐ者

Cepoewp3 17歳のエラゴンは、ある日、森で不思議な光を放つ青い石を見つける。その石こそが帝国アラゲイジアの命運を握る、ドラゴンの卵だった…!卵から孵ったメスのドラゴン、サフィラを密かに育て始めたエラゴンは、自分がかつて国を守っていた誇り高き種族・ドラゴンライダーに選ばれた事を知る。暴君ガルバトリックス王に立ち向かうため、村の語り部ブロムと旅に出たエラゴンは数々の危機を乗り越え、サフィラとの絆を深めていく。

今年最後、39本目の劇場鑑賞映画です!
目標にしていた40本はわずかに届かず・・・shock
しかしこんな楽しいファンタジー映画で締めくくる事ができて良かった!



春に見た『ナルニア国物語』がちょっと期待ハズレだったのでこの映画も正直どうかな〜?って心配したのですがなんのなんの!実に楽しい映画でした。
なんつっても上映時間が1時間50分足らずでコンパクト。
起承転結がハッキリしたストーリーも解りやすいし、スピーディーに話が進むからダレないし。
そしてCGの進歩もあってか映像が綺麗でした。
特にドラゴンのサフィラが空を飛ぶシーンは迫力がありました!

なんだか色んなエピソードが唐突に進むという感じはしたけど、三部作の第一作目ということを考えると、あまり説明的になりすぎて長くなるよりは無駄なシーンを一切排除した清い演出で良かったんだと思う。
冬休みでお子チャマ達が多かったけど、みんな飽きずに見られてたしね!
でも決して子供向けではなく、大人でも充分楽しめる内容でした。

主演のエラゴンを演じたエド・スペーリアス君、中々爽やかでよろしい。
ただ、時々若い頃の田原俊彦にめちゃくちゃ似てる時があって、思わず頭の中を「ハッとしてgood!」はよぎったり・・・(爆)

ベテラン勢ではジェレミー・アイアンズがさすがの存在感で素晴らしかったです
出来ればシリーズ通して出演してくれれば嬉しかったのですが・・・shock
ジョン・マルコヴィッチやロバート・カーライルは次のシーズンも続投でしょうね。

シエンナ・ギロリーは『バイオ・ハザード2』以来ですかね?
相変わらず美しい〜!heart
彼女は何かエラゴンと繋がりがありそうですねえ・・・

そして、サフィラの声はオスカー女優レイチェル・ワイズだったんですね〜!
さすがに気品たっぷりの美しい声と喋り方で、サフィラのキャラクターに深みを与えていました。

いや〜、なんだか思った以上にこの映画を楽しめちゃった自分が嬉しいですわ。
この年になってもまだまだ童心を失ってないっていうことですかね!
第二作目が今からとても楽しみですsmile

2006年12月16日 (土)

007/カジノロワイヤル

9xlrglb2 暗殺の仕事を2度成功させたジェームズ・ボンドは“00(ダブルオー)”の地位に昇格し、最初の任務で、世界中のテロリストの資金源となっている“死の商人”ル・シッフルの存在を突き止める。高額掛金のポーカーで資金を稼ごうとするル・シッフルと勝負するため、モンテネグロに向かうボンドの前に、国家予算である掛金1500万ドルの監視役として財務省から送り込まれた美貌の女性ヴェスパー・リンドが現れる。

ニューボンド、ダニエル・クレイグを観てまいりました!
世間の評判は中々上々ですが、一体どうなんでしょうか?



今回は007誕生秘話ということで、いつものカッコいいボンドカーとか秘密兵器といった類は出てきませんが、まるでアクション映画の原点に帰ったようなオーソドックスな作りが逆にとても新鮮でありました。

まず、のっけのアクションシーンのスゴイこと、スゴイこと!
敵方の男がもう人間とは言えないほどのお猿系の動きで、どんな障害物もピョンピョン飛び越えていってしまう、思わずシンジラレナ〜イ!(爆)
それを追いかけるダニエル新ボンドも中々キレの良い動きで、これってもしかしてスタントなのかもしれないけど、いや〜凄かったです!smile

このシーンだけで私はダニエルさんに合格点をあげたくなってしまったのですが、その後カジノでのシーンが続いて、割りと“静”のイメージなのね。
休憩時間にちょこちょことアクションシーンを挟んでいるんだけど、血の涙を流す西洋版“森・・・進一デス”なマッツ・ミケルセンとの頭脳戦。
しかし!困った事に、わたしゃポーカーが全然ワッカリマセン!shock
だから一体なにがどーなってんの??な状態が続くので困りました(爆)

まあカジノでは予想通りボンドの楽勝となったのですが、負けた敵側はボンドをリンチ!coldsweats02
全裸のボンドの股間を太い縄でビシ〜!ビシ〜〜〜!
このシーンがやたら長くて(長く感じただけかも・・・)辛いわ〜・・・

もちろんお約束の美女とのムフフシーンもありました。
しかし、こちらの方もアッサリ。
謎の美女、エヴァ・グリーン嬢は細い体に豊満な胸でボンドの心を一気に鷲づかみ。
エヴァは中々魅力的で良かったです。
『ブラック・ダリア』を蹴って出演したそうですが、興行成績などを見る限り、エヴァは懸命な判断をしたようですな。

ダニエルはハッキリ言ってハンサムではないし、年の割りに老けて見えるから私としてはちょっと不満かな。
問題になったブロンドと青い目は別にいいとして、女性達を虜にするほどセクシーな魅力があるとはちょっと言いがたいかも?
オマケに、スーツを着てるときはカッコ良いのに裸になると丸っこい体つきでこちらもちょっと不満。
でもトータル的に見るとそんなに悪くない。
クセがない分、自分なりのボンド像というものを作り出して、これからどんどん良い方に変わってくるような気がする。
まだたった一作では判断できないと思う。

さて、今回この映画では主題歌が良かったです〜!
もう一声聴いただけで愛しのクリス・コーネル様だってわかりましたわheart
そういや、タイトルロールのビジュアルもいつもの美女がクネクネって感じのじゃなくて、アニメーションと実物のダニエルをうまく組み合わせたシャープで面白い映像でした。



硫黄島からの手紙

Y_vhsuyi 戦況が悪化の一途をたどる1944年6月。アメリカ留学の経験を持ち、米軍との戦いの厳しさを誰よりも覚悟していた陸軍中将・栗林が硫黄島に降り立った。着任早々、栗林は本土防衛の最期の砦である硫黄島を死守すべく、島中にトンネルを張り巡らせ、地下要塞を築き上げる。そんな栗林の登場に、硫黄島での日々に絶望していた西郷ら兵士たちは希望を見出す。だが、一方で古参の将校たちの間で反発が高まり…

クリント・イーストウッド監督が、太平洋戦争最大の激戦だったといわれる硫黄島の戦いを日米双方の視点から描く映画史上初の2部作。その2部作目に当たる今作を観てきました。

ちょっと辛口、スンマセン・・・

この映画から受ける監督の反戦への熱いメッセージはこちらにも充分伝わるし、とても力作であったと思う。
その点については多くの人が色々な場所で語っておられるので省くが、単純に映画的な面白さで見ると、私には何か物足りない、悪くはないのだが何故か不満が残る作品になってしまった。

戦闘シーンは『父親たち〜』で観ていたので慣れてしまったのか、それほど残酷でもないし音や映像の迫力もそれほどでも無かった。
同じような映画が2本続いても仕方がないから今作はわざとトーンを落としたのかもしれない。
それが物足りないと感じた原因かもしれないが、なんというか全体的に単調なせいか、平凡な出来だったと感じてしまった。

徹底的にリサーチをして、日本の俳優でしっかり固めたという点では評価したい。
ヘンな日本語を喋る日本人はいませんでしたし。
ただ、早口で喋るシーンはボソボソと話していたのでかなり聞きづらかった。

実質的な主演は、西郷を演じた二宮クンでしたね。
しかし、あまりにも見た目が若いので、パン屋の主人で子持ちっていう設定にはどうしても無理を感じてしまう。
外国人から見たら二宮クンの外見は一般的な日本人そのもののイメージ通りなんだろうけど、私からすれば“嵐の二宮クン”という先入観がなければごく普通の青年で、演技的にも頑張ってるけど台詞回しとか結構危なっかしいところもあって、なんだかな〜ってかんじ。

栗林中尉の渡辺謙さんはいつもの渡辺謙さんでした。
あくまでも多くのキャストの中の一人で、ラストは印象的だったけれど特にスゴイ!って程でもないかな。

逆にとても印象的だったのが、元憲兵を演じた加瀬亮クン。
寡黙な演技が良かったな〜・・・
結局、日本人兵士っていったら寡黙なイメージがあるのかな〜?
そして伊原剛志さん、捕虜として捕らえたアメリカ兵士に見せる優しさにグッときましたね〜・・・
このシーンにはホロ〜〜〜っとなっちゃいました。

なんだか結構辛口になっちゃいましたが、私たち日本人でもほとんど何も知らない硫黄島での戦い。
今回イーストウッド監督の2本の作品を観て、改めて世界平和への願いを強く感じる事ができました。
これからも沢山の映画を撮り続けていってほしいものです。

2006年12月 9日 (土)

プラダを着た悪魔

6vaqa_u8  オシャレに無関心なジャーナリスト志望のアンドレアは、ニューヨークの一流ファッション誌編集部でカリスマ編集長ミランダのアシスタントとして働くことになる。一見、誰もが憧れる夢のような仕事、しかしそれはミランダの理不尽な要求に振り回される過酷なものだった。TVシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」のデビッド・フランケルが監督、主人公アンドレアにアン・ハサウェイ、鬼上司ミランダにメリル・ストリープが扮する。

テンポ良い演出とステキなファッションお数々。
とても楽しい映画でした!smile



女の子なら誰でも憧れるファッション業界。
服一着に何十万円もかけたり、その服を着こなすために何日もダイエットをして体を絞ったり、オシャレに興味が無い人間からしたら実に下らないだろうし、次から次へと現れては読み捨てられるファッション雑誌なんて、そんなに真剣に見ることもないのだろうが、それでも映画の中のセリフにあるように、ファッション業界を支える多くのデザイナーやスタイリスト達はそれぞれ毎日身につけている物を創造している芸術家なのだと考えると、彼らの世間に与える影響の大きさは物凄いものなのだと実感してしまう。
例えば、アンディが職場に着ていった化学繊維の安っぽくてダサいセーターの色1つにしても、その色の歴史を辿ればかつて大物デザイナーが広めた斬新的な色だったりするのだ。
う〜〜む、なるほど〜〜映画って色々勉強になるな〜・・・

映画の方も、アン・ハサウェイのハッキリしたお顔とチャーミングな魅力に、メリル・ストリープの貫禄の演技でとても見ごたえありました。
特にメリルが演じる鬼上司ミランダは、見かけも性格も「101」のクルエラみたいなイジワルで、部下を24時間こき使い放題。
何か失敗をやらかすと何も言わずに眼鏡の奥からジロッ
お〜〜〜コワ〜〜・・・coldsweats02こんな上司、私だったら一日で辞めるだろうな。

でも、この鬼のようなミランダにも、人間らしい繊細な一面があって、そういう一面に思わずホロ〜っときてしまう。
そしてファッション業界で常にトップで居続ける事の難しさ。
お金や名声を得るためにはやはり犠牲にしなくてはならないものもある。
そういうこと全部ひっくるめて、ミランダはああいうキャラになってしまったのかな?
だから、映画の始めのほうと終わりの方ではミランダに対する印象が全然違うものになってしまいます。

対するアン・ハサウェイ。
さっきも書いたハッキリしたお顔はかなり個性的で、美人なんだかそうでないのか分からないけど、化粧の仕方によって随分印象が変わるでしょうね。
ただ、元々彼女はスレンダーなのに映画の中じゃデブ呼ばわりされてるのが不満(笑)
あんな体型でデブデブ言われたら世の中の女性はどうすりゃいいのよ!angry

アンが演じるアンディは、自分なりに夢を持っていてその夢を叶えるためにどんなに理不尽な扱いにも耐え、そのお陰でミランダの信頼も得る事ができたというのに、なんだかラストのアンディのあの態度はどうよ?
な〜んかね〜、ミランダが気の毒になっちゃったわ〜
それからさ〜、あのしょぼいボーイフレンド!(爆)
自分の誕生日パーティーをすっぽかされたからってスネるなんて小さい男やのう・・・こんな奴とっとと捨てちゃえ〜!
って、捨てたと思ったら藤岡弘とロバート・プラントを足したような編集者のオッサンと一時的にくっついちゃったり、男を見る目が無いなあ・・・
結局、元のしょぼいボーイフレンドとヨリを戻すんだけど、「良かったね〜!」って全然思えないし。

男優陣は確かに魅力不足でしたな。
メリル・ストリープのギャラと衣装代が高すぎて良い俳優を使う予算が足りなかったんでしょうか?
しかし、ちょっとオカマが入った(?)スタイリストのスタンリー・トゥッチは相変わらず良かったです!smile
こういう男のお友達が欲しいですわ。

ブランドの衣装はどれもとってもステキで憧れちゃいます!
まあどれが何のブランドなのかは私にはよく判りませんが、セリフのあちこちに知ってるブランドはよく現れました。
こういうお高い洋服をバンバン買える立場になりたいもんだわ・・・
私の場合せいぜいハンカチくらいしか買えないし・・・
仕方ない、映画を観ながらウットリするしかないですな。

2006年12月 1日 (金)

椿山課長の七日間

Pb82063q 突然死した中堅サラリーマンが、3日間だけ美女に姿を変えて残された家族の元へ舞い戻るハートフルドラマ。中高年層を中心に大反響を呼んだ浅田次郎の同名小説を、『子ぎつねヘレン』の河野圭太監督がファンタジックに映像化した。

これはちょっとした拾い物でした!
映画の無料券の期限が近づいていたし他に観る映画がなかったから行ったのですが、ホント心がポカポカになりましたよsmile



のっけから主演の椿山(西田敏行)が死んでしまいます。
でも、あまりにも突然だった為に自分の死を受け入れる事が出来ず、この世に残してきた愛する家族、やりのこした仕事の事などが気になってしょうがない。
この世とあの世の中間地点『中陰役所』で3日間だけ現世に戻る事を許された椿山は、正体がバレないように自分とは似ても似つかない美女(伊東美咲)に姿を変える。
同じく現世に未練があるヤクザの親分武田はイケメン美容師(成宮寛貴)に、本当の両親は誰かを知りたい少年雄一は美少女(志田未来)に姿を変え、3人はお互いに協力し合ってそれぞれの願いを叶えていく。

まず、西田敏行が伊東美咲になってしまうというギャップが面白い!
外見は伊東美咲なんだけど、心の声は西田敏行のまま。
突然着慣れないスカートやハイヒールに戸惑いながら、自分がいなくなってしまった現世で、今まで全く知らなかった衝撃の事実を突きつけられオロオロする姿は傑作です。
伊東美咲が、椿山の部下に掴みかかって男言葉を吐いたりするシーンや、正体を知らない成宮と伊東がホテルで出会ってあわやベッドイン!のシーンは笑えます。

椿山が知らなかった衝撃の事実というのは、あまりにも突拍子のないもので、もしこんな事が分かったらこの映画みたいにホノボノとはいかんやろ〜とは思いますが、ま、これも映画だから仕方がないとして・・・
例えばアメリカ映画だと、最後の最後まで「妻よ、子供よ、ありがとう!」となるだろうに、あえてそうしないところが今の日本っぽいところか。

サイドストーリーの、ヤクザの武田や雄一のエピソードも泣けましたね〜・・・
雄一が変身した志田未来ちゃんは可愛いし演技もお上手〜!
未来ちゃんと市毛良枝との抱擁シーンはほとんどセリフも無しに、表情だけでお互いの感情が絡み合う感動の名場面となりました。
成宮クンの熱演も良かったわ〜

中陰役所のマヤを演じた和久井映見も、ほのぼのさとクールさがミックスされて、しかも程よくコミカルで良い感じ。smile
あの世へ行くなら、まずマヤさんみたいな人に案内されてみたいわ(笑)
ま、文句を言うとすれば伊東美咲の演技だけがちょっとシロウトっぽくて浮いてたのが残念。

今まで、あの世とこの世を繋ぐファンタジックな作品を多く生み出してきた浅田次郎さんは、この作品でもロマンチックで優しい眼差しを向けられていました。
小説の方もぜひ読んでみたいですねtulip

2006年11月15日 (水)

父親たちの星条旗

Zskd7jgg ウィスコンシン州で葬儀社を営むひとりの老人が、長い人生に別れを告げ、最期の時を迎えようとしている。彼の名前は、ジョン・“ドク”・ブラッドリー。1945年、海軍の衛生兵として硫黄島の戦いに赴き、激戦を戦い、そこで撮られた1枚の写真によってアメリカ中から“英雄”と讃えられた男。しかし彼は、その後の人生の中で硫黄島について家族にひと言も語ろうとせず、アメリカ中に知れ渡った写真についても、ひたすら沈黙を押し通した。硫黄島で何があったのか。父は何故沈黙を続けたのか。父親の人生を知るために、彼の息子が硫黄島の真実をたどり始める。

『ミリオンダラーベイビー』でアカデミー賞を獲得したクリント・イーストウッドが、第2次世界大戦時の最も悲劇的な戦いと言われる“硫黄島の戦い”を、アメリカ側の視点から描いた戦争映画。



戦争映画といえばどうしても暗いイメージがあって、今回も正直どうしようか迷ったのですが、思い切って一人で観て参りました。
きっと私の友人は誰も観たがらないだろうと思い一人で行ったのですが、なんと想像通り他の観客は中年から初老のオジサンばっか!
やっぱり、こういう映画は余程の映画ファンじゃない限り女性は観たいと思わないんでしょうね・・・

ところが、この映画は確かに硫黄島の戦いをリアルに描いた映画ではありますが、主たるシーンはその硫黄島の戦いの“その後”の出来事であります。
硫黄島の摺鉢山に星条旗を掲げた6人の兵士達の写真がアメリカで爆発的な反響を呼び、その内生き残った3人の若い兵士が国の戦争費用を集めるために全米を回るツアーに駆り出されるのですが、思わぬヒーローとして祭り上げられてしまった彼等にとってそれは苦悩ととまどいの日々だったのです。
彼らを迎える国民の熱狂振りとは裏腹に、彼らの脳裏に蘇る凄惨な戦争の記憶。
結局、彼らは生涯戦争のトラウマに悩まされるのですが、何人もの数え切れない人々の命を奪い合った戦争で、ヒーローなんて存在するのでしょうか。

硫黄島に向かった兵士達は皆若くて、愛する家族や恋人を想う普通の青年だ。
船の中で無邪気にはしゃいでいた彼らが、次々と戦場で命を落とす光景はまるで地獄である。
この戦争のシーンは、思わず目を覆いたくなる程リアルで残酷でした。
あくまで生き残った3人の記憶として蘇るシーンなので全体的に色のトーンが暗く、しかし鉄砲から吹く火や体から吹き出る血の色はどす黒い赤で強調され、この地獄絵図のような出来事が事実だと言う重みをズッシリと感じるのです。

この戦争で闘っている相手は私たち日本人であるというのがなんとも皮肉であるが、この映画では日本人兵士の姿はほとんど映らない。
12月に公開される2部作のもう一本『硫黄島からの手紙』では、この日本人兵士達のストーリーが描かれるため、今回はアメリカ側からの視点に徹したのだろう。
そう考えると、2部作両方見ないことには映画の正当な評価は出せないでしょう。

主演のライアン・フィリップは熱演でしたね〜・・・
そういえば、妻のリース・ウィザースプーンは去年オスカーを獲得しましたが、そんな妻の横で喜びながらも複雑な心境が見え隠れしていたライアンの表情は印象的でした。
今回は妻に負けじと頑張っていました。
しかし、映画の公開に無理に合わせたような今回の離婚騒動・・・shock
離婚騒動といえば『硫黄島からの手紙』に出演している中村獅童も今大変ですが、日米共にこんなスキャンダルが湧いてしまってイーストウッド監督もちょっと気の毒ですな・・・

もちろん他のキャストもみんな熱演でしたが、戦争映画に付き物の「この人一体誰だっけ?」はやっぱりあって(苦笑)みんな同じ衣装で顔もわかり辛いし出演者は多いしで自分の頭の中がどうもゴチャゴチャになってしまいました。shock
ポール・ウォーカーとかジェイミー・ベル君とか、結局いつ死んだの!?みたいな・・・sweat01
ヤバイですね〜、もう1回確かめなきゃ・・・

でも、確かに見ごたえはありました。
私は歴史に疎い方で、歴史物映画を観る時には自分の勉強不足をいつも嘆いているのですが、例えば今問題になっている高校の世界史・日本史の未履修問題にしても、多感な10代に日本と世界両方から歴史を深く勉強する事はやはりとても大事な事だと実感しますね。
人として同じ過ちを繰り返さないためにも、この戦争の事実は決して忘れてはいけないと思います。

2006年10月27日 (金)

ブラック・ダリア

Vokvhb5s かつてはプロボクサーとして鳴らした、警官のバッキーとリー。ロス市警のPR試合で一戦を交えた2人は、急速に接近。仕事上でもバッキーは年長のリーに引き抜かれ、特捜課でコンビを組み始める。そんなある日、身体を腰から切断され、口を耳まで切り裂かれた若い女の全裸死体が空き地で発見される。間もなく死体の身元は、映画女優を夢見ながら娼婦まがいの生活を送っていたエリザベス・ショートだと判明。2人も事件の捜査に乗り出すが、リーはこの事件に異常な執着を抱き始め……。

う〜〜む、まず観たタイミングが悪かった。
『ワールド・トレード・センター』を泣きながら友人と観た後、口が疲れるほど喋り倒しながら食事をしてお腹が一杯の時に観たんだもんな。
そりゃあ眠くもなるわなshock・・・
でもね、こういう映画は突っ込み所が満載でレビュー書くにはもってこい!って感じですわsmile



もうストーリーはどうでもいい!
だって途中数分間は意識が無かったですから(爆)分かるわけないじゃん!smile
ただね、ブライアン・デ・パルマって昔は良い映画撮ってたんですよ。
例えば『殺しのドレス』なんか当時の映画としてはすんごく官能的でストーリーも映像も凝ってるし、当時監督の奥さんだったナンシー・アレンがめっちゃキュートだし、もうドキドキしながら観ましたよ。
最近は『ファム・ファタール』とか結構面白かったんだけど、今回はちょっとね〜・・・・sad

なんか、色んな話がゴチャゴチャしていて結局何の映画だったのかがわからない。
映画のポスターを見る限りは、エリザベス・ショート殺害の謎に絞ったような内容を思わせといて、全然話の中心になってない。
結局エリザベス殺害の犯人にしたって動機にしたって、ラストで判明したところで全然意外性も何もないのだ。
なんか思いっきり騙された気分・・・

そして、今回女優陣がイマイチでしたな。
殺されたエリザベスを演じた『24』もマンディこと、ミア・カーシュナーは相変わらず美しくて謎めいてベリーグーだったんですが、そのエリザベスにソックリという設定のオスカー女優、ヒラリー・スワンクはダメ!
どこがエリザベスに似てるねんannoy怒るで、しかし!
確かに、『ミリオンダラー・ベイビー』で付けた筋肉はソックリそぎ落とされ、スレンダーなナイスボディーではあったのですが、どうも彼女は男っぽくて(笑)彼女とジョシュのベッドシーンは正直見たくな〜い!
この映画を蹴って『007』に出演したエヴァ・グリーンはもしかして、この役を演じる予定だったのかな?
それだとしたら本当に残念sad
エヴァだったらエリザベスにそっくりな謎の美女役がピッタリとハマっていたに違いない・・・

んで、スカーレット・ヨハンソン。
つい先日観た『マッチポイント』と全くもってキャラがかぶってる!
『マッチポイント』でのスカ子はとてもセクシーで良かったけど、今回もほとんど同じような役柄だった上にジョシュとのラブシーンも控えめで、これといって見所なし。
この役を演じるにはまだまだ若すぎる気がする。

そして男優陣。
ジョシュは悪くはないんだが、全盛期の『パール・ハーバー』の頃に比べるとちょっと魅力が無くなったような。
アーロン・エッカートも普通って感じで。
そういや、アーロンのもう一本の主演映画『サンキュー・スモーキング』は面白そうだね!
でもこの映画も神戸まで行かなきゃ見られない。sad
もうさすがに、しんどいワ・・・

ワールド・トレード・センター

Aa6rjhxi 2001年9月11日、午前8時40分過ぎ。ニューヨークのシンボルともいえる2つのタワー、世界貿易センター北棟にアメリカン11便が、南棟にユナイテッド175便が激突した。港湾局警察官(PAPD)のジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジ)とウィル・ヒメノ(マイケル・ペーニャ)は同僚と現場に急行、人命救助のためビル内部へと向かう。しかしその時、再び轟音が鳴り響き、ビル全体が崩壊を始める。奇跡的に生き残った2人だが、瓦礫の下敷きとなり身動きすら取れなくなっていた……。

なんだか映画館では久しぶりに観るニコラス・ケイジ。
そして『クラッシュ』で涙を搾り取ったマイケル・ペーニャが共演。
監督は『アレキサンダー』のオリバー・ストーン。



もうあれから5年も経っちゃったのね・・・
遠い日本でもあの9・11のニュースは衝撃的でした。
現地アメリカではまだまだあの事件の後遺症は癒えないものの、今年は『ユナイテッド93』やこの『ワールド・トレード・センター』が公開され、人々もやっと9・11の悲劇と向き合える事ができるようになったのですね。
この『ワールド・トレード・センター』は、あの衝撃的な事件の社会的・政治的背景を一切排除し、事件当時救助のために真っ先にビルの中へ入っていった人々の、命を掛けた戦い、つまりビルの中から見た9・11の物語と言えるでしょう。

倒壊したビルの瓦礫に埋もれ身動きも出来ない湾岸警察のジョンとウィルは、お互い死の恐怖に怯えながらも決して希望を捨てることなく励ましあいながら救助を待っていた。
ニコもマイケルも終始瓦礫に埋もれたまま、こんな過酷な状態で何ヶ月も撮影が行われたんだと思うと本当にお気の毒だが、そこはさすが演技派、せりふと顔の表情だけで様々な感情を表現。
ひたすら救助を待つシーンは、私たちもまるでそこにいるような感覚に陥る。
体力の衰えと共に精神的にも落ち込み、ついにキリストの幻影を見るウィル。
あわやと思ったときにジョンの呼びかけでフッと現実に返る辺りは彼らの心理をうまいこと表現した演出だな〜と思った。

もちろん、彼らの帰りを待つ家族の姿も感動的だった。
二人目の子供を妊娠中の妻アリソンとウィルは、今でも新婚当時と変わらないほどラブラブで、ウィルの事が心配で心配で居ても立ってもいられない。
逆に熟年夫婦のジョンと妻のドナはちょっとした倦怠期。
経済的に決して楽ではないために、計画外の妊娠に妻は戸惑たこともある。
今は、台所の改装が上手く進んでいない事にイラついて、今朝も夫を送り出してあげなかった。
だからこそこのまま別れたくない!という思いが強い。

ドナが病院で、同じく息子の無事を祈りながら帰りを待っている母親と出会った時、その母親は息子と口論になったまま送り出した事を後悔して泣いていた。
思わずドナは「分かるわ・・・」と泣きながら彼女を抱きしめる。
うう〜〜、このシーンにはドド〜〜〜っときました。。。

とにかくアメリカって夫や妻を大事にしますよね。
救出された二人は、駆けつけた妻に「愛してる」と言います。
こんなセリフ、わたしゃもう何千年も聞いてないゾ!
そりゃあ、夫からこんな風に言われたらもっともっと良き妻として頑張ってるわ。(と言うより先に、「何臭いこと言ってんねん!」ってバカにしそう・・・)

この映画は、オリバー・ストーン監督にしてはタッチが優しくて、ちょっと意外な一面を見た感じです。
前作『アレキサンダー』で思いっきり叩かれたから、今回は守りに入ったのか?
でも、私はこういう素直に泣ける映画って好きです。
根が単純だから映画の初めの方から終わりまでしっかり泣かせていただきました。
屁理屈は申しますまい、とても良い映画ですっかり感動しました。smile

2006年10月22日 (日)

神戸で映画3本立て!その3「ハード・キャンディ」

Qaywo51m 出会い系サイトで出逢った14歳の少女、ヘイリーと32歳のカメラマン、ジェフ。3週間のチャットを経てジェフはヘイリーを自宅へ誘い込むが、いつの間にかヘイリーが作り上げた罠にかかっていた……。

ワタクシの強行スケジュールもこれで終わり・・・
ラストは私の心の王子様、パトリック・ウィルソンの本格初主演映画です。
『エンジェルス・イン・アメリカ』のゲイボーイ、『オペラ座の怪人』の歌う白馬の王子、と続き今回はなんとロリコン変態(?)オヤジ!coldsweats02
一体どないなるねん!?

ちょっとネタバレ

いや〜、これは見てるだけで体に力が入ってしまい疲れました〜〜〜
とにかく「ここまでやるか?」と言いたくなっちゃうほどジェフを痛めつける少女のヘイリー。
思わずワタシの王子に何すんの!annoyと、これは私情なくして見られない。
もしかして、このロリコン男ジェフは本当に卑劣な人殺しなのかもしれないが、なにもそこまでアンタに痛めつけられる筋合いはないだろに・・・と、思わずジェフの方に同情してしまうのです。

この映画の一番の見所“なんちゃって去勢シーン”はとことんじっくり丁寧に描いてあって、男性諸君は股間が痛かったであろう。
この時のパトリックはきっと演技を超えてマジで怖かったに違いない!
涙、鼻水、脂汗で顔中ビッショリのまま、泣くわ喚くわ、男としてのプライドがズッタズタcoldsweats02
こんなシーンをやったアンタはエライ!

もちろん、これ以外のシーンどれをとっても全く緊張感が途切れることない。
密室で、しかも登場人物はほとんどジェフとヘイリーの二人だけ。
まるで舞台劇のようなこういう映画は俳優の演技力とキレの良い演出が命。
その全てが上手くいったのだろう。

ラストについては賛否両論だが、ヘイリーは元々ジェフを殺すつもりはない。
殺すよりも、徹底的に苦しませながら生かせるつもりだ。
精神的、肉体的にギリギリの状態にまで追い込む術を心得ているヘイリーは「もう死ぬしかない」と自殺に追い込まれたジェフを、その直前に彼をほくそ笑むようにひっくり返したのだと思う。
あどけない顔の下に信じられないくらいの狂気を秘めたこの少女の内面を「な〜んちゃって・・・」という彼女自身の言葉が表していた。
彼女自身は一体何者だったのか映画は明かしてないが、つまりはロリコン男に対する必殺お仕置き人といったらいいのか?
今までに、ジェフと共謀した男にも同じ事をやってきたみたいだし、その全く隙の無い彼女の犯行は全て計画通りと言うわけね。

いや、ジェフはラスト本当に死んでしまったという考える人もいるでしょう。
悪いのはジェフよりもヘイリーの方で、もしかして彼女自身が残虐な殺人犯かもしれないし。
これは色々と考えられますね。

それにしてもヘイリーを演じたエレン・ペイジはスゴイですね!
ちょっと野沢直子に似てる顔立ちは決して美人ってほどでもないんだけど、彼女は演技がスゴイからこれからもっともっと良い女優になると思う。
もちろん、エリンの演技を受け止めるパトリックもほぼ劇中全身を縛られた中、限られた動作の中で様々な感情を表現するのには「さすが演技派!」と唸らされました。

3本もの映画をはるばる神戸で観終わってふと時計を見たらもう夜の9時前!
急いで駅まで走ってホームに来ていた電車に急いで飛び乗り、家に着いたのは10時半でした。
体の方はもうクタクタでしたが、今日はハズレなしの見ごたえある映画ばかりだったのでアタマの中はすっかり元気!充実した1日でありました。smile

神戸で映画3本立て!その2「カポーティ」

Itzvxpad 1959年11月15日、カンザス州ホルカムで農家の一家が惨殺される事件が発生。「ティファニーで朝食を」で名声を高めた作家トルーマン・カポーティは、この事件に興味を覚え、小説「冷血」の執筆を決意し、現地へ飛び、事件の容疑者ペリーと面会する……。

2本目はフィリップ・シーモア・ホフマンが本年度アカデミー主演男優賞を受賞した作品です。



いや〜、フィリップ・シーモア・ホフマンの大熱演は評判通り本当に素晴らしくて・・・
しかし、それ以上に映画自体が持つフツフツとしたパワーには圧倒されてしまいました。
重いし、暗いし、絶望的なんだけど、最後の一瞬まで決して目が離せない。

一家4人を惨殺した恐ろしい犯人ペリーに興味を示したカポーティーはペリーに何度も会ううちに、実は二人は同じような境遇に育った似たもの同士だったことが分かる。
先に観た『マッチポイント』のように、ちょっとしたことで人生が大きく左右されることがある。
カポーティは作家としての才能と、自分を理解してくれる友人に恵まれたために人生の表通りを華やかに歩く事が出来た。
しかし、ペリーは孤独だった。
何が彼を犯行に駆り立てたのか、何が彼の人生を狂わせたのか・・・
カポーティーはそのペリーに興味を示し利用しながら「友人」として彼に近づいているのだ。
次第に罪悪感を感じてペリーを遠ざけるカポーティ。
逆にカポーティーを死刑直前まで慕うペリーの姿には胸が痛みます・・・sad

死刑執行の日が延び、その度に「まだ生きられる、もしかしたら・・・」とありもしない希望を抱いてしまうペリーだが、結局は生き地獄を長引かせることにしかならないのよね。
死刑執行のシーンは、どの映画で観ても辛いです。
こんな場面を見てしまうと人生観が変わってしまって当然でしょう。
カポーティーはペリーに「見守っていて欲しい」と懇願され彼の最期を見るが、それは友人として一緒についていてほしいという気持ちと、自分を利用したカポーティーを復讐する気持ちと両方入り混じっていると思いました。

事実このあとカポーティーは新作を書く事ができず、アルコール中毒などで苦しんだ挙句、若くしてこの世を去ります。
いわば、ペリーの死と同時にカポーティーの中で何かが死んでしまったんでしょう。

フィリップの話題に隠れてしまいがちだが、ペリーを演じたクリフトン・コリンズ・Jrの静かな演技は本当に素晴らしかったです。
スティーブン・ブシェミ兄さんと、クールなガブリエル・バーンを合わせたような、ちょっと甘くて渋いルックスも中々素敵でした!

神戸で映画3本立て!その1「マッチポイント」

Vi_uiz6p 神戸の映画館シネ・リーブル神戸で、映画3本観てきました!
先日シネ・リーブル梅田へ『フラガール』を観に行った時にポイントカード会員になりまして、その時払った入会金1,000円で1本観れるし、毎週金曜日には会員に限り1,000円で映画が観れるとの事。
3,000円で新作映画が3本も観れるなんて、これは行かなきゃソンソン!smile

まず1本目は、13時から上映されたウッディ・アレン監督の『マッチポイント』
ジョナサン・リース・マイヤーズとスカーレット・ヨハンソン主演。
テニス・インストラクターのクリスが上流階級の青年トムと意気投合し、彼の妹クロエと結婚。なにもかもが順調なクリスだったが、トムの婚約者である官能的な米国人女性ノラとの情事におぼれていく



映画の始めの方は、まるでファム・ファタールのように男を翻ろうするノラ(スカーレット・ヨハンソン)がとても魅力的で、とことん彼女が魔性の女ぶりを発揮するものかと思っていたのですが、クリス(ジョナサン・リース・マイヤーズ)との不倫関係が進んでいくうちにまるで昼メロのヒロインのようなヒステリックな一面を見せ、見ているこちらは引いてしまった。
だってさあ、スカーレットみたいな魅力的な女が1人の男にあんなに執着する方が不自然ですもの。
その上、あんなにあっさり殺されてしまうっつーのもなんだかなあ・・・
つまり、見かけ以上にノラは普通の女だったんだねえ。

それにしても警察の捜査があんなにいい加減なのも不自然だし、大体死体を解剖すれば妊娠しているのも分かるはずだし、猟銃とかも詳しく調べればクリスが犯人だってすぐに分かるだろうに・・・って、CSIの見すぎかも〜(爆)

しかしよく考えたら、1人で大きな罪を背負いながら、一方で絵に描いたような幸せな家庭生活を営む方が逮捕されるより辛いかもしれない。
クリスは何不自由ない上流階級の暮らしを捨てる度胸もない小心者の男だから、きっとこれからが大変だろう。

それよりも、この映画で一番したたかだったのはクリスの妻クロエでしょう。
いや〜この女には本気でむかつく〜annoy
今まで親に甘やかされて何の苦労もせずに生きてきたこの女は、何もかもが自分の思う通りになってるんだから!
好きな男の人生も自分でコントロールし、あっさり手に入れたと思ったら今度は子供だ!
「妊娠したい〜!」ってクリスを種馬としか見てないもんね。
オマケに夫の浮気に全く気がついてない本当にオメデタイ女だよな・・shock
本当の意味で男を翻ろうする魔性の女は、実はノラじゃなくてクロエだったのね!

2006年10月14日 (土)

レディ・イン・ザ・ウォーター

Xemzarwk 掃除や壊れた設備の修理などをし、静かに淡々とした日々を過ごしていたアパートの管理人のクリーブランドは、ある日、プールの下の通路でストーリーという名前の女性を見つける。彼女は精霊で、恐ろしい怪物に追われており、アパートのプールに身を潜めていたのだった……。

『シックス・センス』『ヴィレッジ』などのM・ナイト・シャラマン。
主演はポール・ジアマッティ、フライス。ダラス・ハワード。

おなじみ、出たがり監督ことM・ナイト・シャマランの最新作。
ますます出番が増えた今作は、アパートを舞台にしたファンタジー。



突如現れた水の精のストーリーを無事に元の世界に帰してあげる為にアパートの住民が力を合わせて奮闘する話は面白いはずなんだけど、なんだか訳のわからん内容になってしまったshock
韓国人親子に水の精(ニンフ)のお伽噺を聞き、ストーリーを助ける役割がそれぞれの住民にあってそれが次第に分かってくるんだけど、なんでそんなことが次々と分かるのか、そしてみんなその役割をちゃんと果たしてるのか、そもそも水の精はなんで人間社会にやってきたの??
もう分からんことだらけで、分からんまま終わってしまうから頭の中は謎だらけ。
でも、観終わったらそんなことど〜でもええわ!みたいな(笑)

くたびれオヤジがすっかりハマってたポール・ジアマッティは、役柄が似合いすぎて特に印象が残るわけでもなく平凡な感じ。
水の精を演じたフライス・ダラス・ハワードは、彼女をずっと抱き上げてるポールが気の毒になりそうなほどデカくて重そう(笑)
別に彼女が太ってるわけではないんだが、もっと若くて華奢で可愛い女優を使えばいいのに、と思ってしまう。

しかし同じアパートに住む様々な人種の住人達のキャラクターは中々面白くて、特に英語の分からない母親と、母親とクリーブランドとの会話を通訳する娘とのやりとりなどはユーモラスで笑える。
そして監督自身も小説家志望の青年役で出演するが、今回は準主役とも言いたくなるほどの大役ではないの!
余程俳優として映画に出たいのね・・・
でも、彼の濃い顔が現れた途端「で、でたぁ〜〜!」(爆)
ある意味一番目立ってたかもsweat01

そして、ストーリーを襲うクマみたいなクリーチャーは安っぽくて笑えます。
まあファンタジーだから安っぽくてもいいのかもしれないけど・・・

う〜〜〜んshock途中の中だるみは眠気を催すし、な〜んか思いっきりつまらん映画を見てしまった気がしますな・・・

2006年10月11日 (水)

フラガール

Ojf5bt06 昭和40年代初頭に福島県いわき市の町興しとして作られた“常磐ハワイアンセンター”の誕生秘話を映画化した感動コメディ。石炭から石油へとパワーシフトがされる中、いわき市の炭坑も次々と閉山。そこで市民たちは、町興しとして“常磐ハワイアンセンター”の建設を計画。施設の目玉として、フラダンスショーを取り入れることになり、東京からはダンス教師を呼び寄せ、町からは踊り子を集めてレッスンを始めようとするが……。

大阪へライブに行ったついでに、「どうせやったら地元では見れない映画を観ちゃおう!」と観てきましたsmile
そうなのです。なぜかこの映画私の地元ではやってないのです。
全国的にヒットしているのに何故なんでしょうか?



映画ファンの間でも大評判となっているこの映画、画面を彩るセピア色と、なんとまだ茨城県内に実際にあるという炭住を始めとするロケ現場など、昭和40年代という古き良き時代を見事に再現しております。
昭和40年代、無邪気で可愛らしい(?)ガキンチョ時代を送ったワタクシとしては、東北と関西の違いはあれどなんとなく懐かし〜い思いに駆られます。
そういや、炭坑夫たちが鼻歌で歌ってたザ・ピーナッツの『恋のバカンス』なんて、めちゃ懐かしい〜!

そして、40年時代にこんな大規模なリゾート計画があったんですね〜!
この間テレビでやっていたのですが、この“常磐ハワイアンセンター”現スパリゾートハワイアンズって、今でも客数が伸び続けてるんですって。
スゴイですよね〜〜!
ホントにこういう施設があるんだっていうことも、私は全然知りませんでした!
しかも実際にフラダンスショーは、ダンスを踊る女性達はもちろんのこと、バックで演奏したりアクロバティックなダンスを繰り広げる男性達もみんな地元の人たちなんですって。
ちょっとだけテレビでも紹介していましたが、本当に皆さん見事で、とても地元で固めたとは思えないですよ〜sign01
こんな楽しいリゾート施設、1回は行ってみたいですよね

もちろん、このリゾート計画がすんなり進んでいったわけではない。
炭坑の閉鎖後、町の人達の生活を守るため、また町の活性化のために立てられた、町全体をハワイにするというとてつもなく大胆な計画は、代々炭坑で働き続けていた男たちやその家族達から猛反発をくらう。
フラガールの女性達も、「裸同然の格好で腰をふりながら踊るフラダンスはふしだらだ!」と軽蔑の眼差しでみられてしまう。
しかし、彼女達はどんな困難にも負けずに練習を続け、“ハワイアンセンター”オープンの日には圧倒的な見事なフラダンスで町中の人々から拍手喝采を受ける!

炭坑にちなんだ挫折と希望を描いた映画といえばイギリスを舞台にした『ブラス!』『フルモンティ』『遠い空のかなたに』『リトルダンサー』などを思い浮かべるが、それら傑作映画に並ぶ感動作品にしあがっております。

フラダンスの先生を演じた松雪泰子は、美人女優を捨てた体当たりの熱演が見事!
特に、男風呂へ入って高橋克巳を締め上げるシーンや、夕張へ引っ越す生徒を見送るシーンで一人ブーたれるところがとても可愛らしかった。
他にもラクダ色のパッチ姿でこちらも2枚目を捨てた豊川悦司。
初の大役をキュートに演じた南海キャンディーズのシズちゃん。
作品を支えた岸辺一徳や富司純子といったベテラン俳優。
みんな素晴らしかったけど、やっぱり一番は蒼井優ちゃんの巧みな演技と素朴な可憐さでしょう!
なんだか彼女を見てると誰かに似てるな〜って考えてたら・・・そうだ!おしんだ!おしんの小林綾子ちゃんに雰囲気が似てるんだ!

しかし、まあなんと泣き所の多い映画でしょう!
映画だけ観て車乗って帰るだけならいいけど、私なんか、映画観た後ライブ行って電車乗って帰んなきゃいけないっていうのに、もう5分に1回くらいの割合で泣かせシーンが現れるじゃないの!化粧が剥げ剥げ・・・
悪く言えば“感動と涙の押し売り”状態(爆)
監督からの「ここで泣け〜〜〜〜!!」っていう声が聞こえきそう・・・sweat01
お願い、も〜カンベンしてくれや・・・って心の中で何回叫んだか・・・
「クドイよ〜〜〜」って思いながらもそれでもいちいち反応して涙が出てくる私って、やっぱし単純なのかしらん??

しかし!こんなマイナス面も吹っ切れてしまうぐらい、ラストのフラダンスシーンは圧巻です
このシーンだけはセピア色じゃなくて天然色だったのですが、とにかく音も映像もカメラアングルも素晴らしい!
フラダンスをフルで、しかもヘンにスローモーションなどの特殊効果もなしで見せ付けられたもんだから感動もひとしお!
このラストのフラダンスシーンだけで、映画の半分くらいの見ごたえはあると思う。

さあ、アカデミー外国語映画賞の日本代表になったこの作品。
めでたく外国語映画賞の候補に名乗りを上げることが出来るのか!?
気になりますよねsmile

2006年10月 2日 (月)

ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT

Hmtujqdy カリフォルニアに住む高校生ショーンは、違法運転の常習犯。事故を起こし少年院行きを免れなくなった彼は、軍人の父を頼って日本に渡る。転校先で疎外感を覚える彼を熱くさせたのはやはり車。彼はドリフトレースの世界に足を踏み入れ、天才ドライバーD.K.との対決に挑む。

私が密かに愛するワイルド・スピードシリーズ。
3作目となったこのシリーズでは、オリジナルキャストのポール・ウォーカーも降板し、今回主演に抜擢されたのはルーカス・ブラック。
『X-ファイル/ザ・ムービー』で穴にハマってしまった少年もすっかり大きくなっちゃって・・・



なんと今回の舞台は日本のTOKYO!
もしや〜?っていう嫌な予感はなんとなく的中し、みんなシリアスにやってるつもりなんだろうけど、私たち日本人から観たら立派なコメディー!
まずはカメオ出演の豪華日本人キャストに笑えるsmile
柴田理恵でしょ、妻夫木君でしょ、KONISHIKIでしょ、他にも色々・・・
JJサニー千葉、こと千葉真一がヤクザの親分で出た時はドッヒャ〜〜!
日本じゃほとんど見ないけど(爆)こうして地道にハリウッドスターをやってたんですね・・・(笑っちゃいけないけどsweat01

それと、学ラン姿のルーカス君やバウワウにセーラー服姿のナタリー・ケリーに「似合わね〜!」と失笑・・・
それに何より日本人役の共演者達がみんな達者な英語で、日本人同士の会話まで英語だなんて絶対ありえね〜〜!
んでもってたまに日本語喋るとなまってるし、ドリフト名人のDKなんか日本語部分は明らかに吹き替えで声が違ってるし(爆)
それに顔立ちが全然日本人と違うじゃないの!
まあ西洋人から見ると日本人も韓国人も中国人もみんな同じ顔なんだろうけど、微妙〜〜に違うんだよね・・・shock
だから、ここは思い切って妻夫木君にDK役をやってもらったほうがもっと観客動員が増えたんじゃないでしょうか?(って無理な話か・・・)

ストーリーは突っ込むときりが無いので止めときますが、狭いカーブをクルクル回るドリフト走行は見ているだけでこっちの目がクルクル回る〜〜\(◎o◎)/!
しかしスゴイ迫力あります!
自動車を乗る者としては一度はやってみたいです。(出来ないけどshock
カーチェイスのシーンはほとんどアメリカでやってるそうで、東京の街中を猛スピードで走るシーンはもちろん合成です。
間違っても決して真似してはいけません!

全体的にB級ムービーの香りがムンムンするけど、最後の最後にビックリする人が登場します!smile
ワイルド・スピードの顔と言えばやっぱあの人ですよね〜
このシーンだけでも嬉しくなってしまいました!

2006年9月30日 (土)

イルマーレ

Nhex2vgm 2006年。湖岸に建つガラス張りの一軒家を引っ越すことになった女医のケイトは、次の住人に自分宛の手紙の転送を頼もうと、郵便受けにメッセージを残した。一方、2004年のとある日。長いこと空き家になっていた湖岸の家に引っ越してきた建築家のアレックスは、郵便受けに奇妙な手紙を発見する。不思議なことにそれは、2年後にケイトが残していったあの手紙だった…。

01年製作の同名韓国映画を『スピード』のキアヌ・リーヴスとサンドラ・ブロックの共演でリメイク。
監督はアレハンドロ・アグレスティ。

ネタバレあり!

去年WOWOWで鑑賞した韓国映画『イルマーレ』(ワタクシの感想はこちら)のリメイクということですが、最近ハリウッドはリメイクが多いですねえ。
もうネタが尽きたんでしょうか?
同じく韓国映画の『猟奇的な彼女』や『純愛中毒』もリメイクされるという情報もありますし。

さて、韓国版の『イルマーレ』は、海辺に建つ家が二人を結びつける舞台になっていましたが、生活感を排除した美しい映像が素晴らしかったです。
とことんビジュアル面にこだわり、ストーリーの方は淡々と進んでいった気がします。
それだけに色々と突っ込みどころもあったわけですが・・・

そして今回観たハリウッド版は、湖のふもとに建つ家が舞台になっております。
秋から冬にかけてのイリノイの自然とシカゴの町並みの風景がとても美しく描かれ、またストーリーも主演の二人の年齢の違いからか、ぐっとリアリティーがあり、二人が関わる脇役達も増え、色んな設定が細かくなっていました。

お国柄の違いを感じるシーンもありました。
例えば、韓国版では2年前の二人が出会うことはありませんでした。
ほんの近くにいるのに会うことが出来ないじれったさが良い雰囲気を醸し出していました。
しかしハリウッド版では、彼女の素性を知っている彼と、彼の素性を知らない彼女は出会い、ダンスやキスまでしてしまいます。
どちらがいいかは好みによりますが、顔も知らない相手と恋に落ちるのはアメリカではありえないっていうことでしょうか?
私としては、ちょっと二人があまりにも接近しすぎの感がありますが・・・
初対面の二人が出会いキスまでしちゃってるのに、2年後の彼女はほとんどそんな記憶を忘れてるなんて、余程色んな男性にモテたってことなんでしょうか?

そして、韓国版では映画の最後の方で彼が交通事故に遭うシーンがあるのですが、ハリウッド版ではそのシーンをほとんど冒頭に持ってきています。
しかしその段階では誰が交通事故に遭ったかは分からないことになっていますが、韓国版を既に観ている人はここですぐにピンと来るでしょう。
見てない人は分からないかな?
実はココが非常に大事なシーンで、私のような鈍感な人間だったらきっと分からなくて、ラストで「エエ〜〜!?」ってなって、後半もっとスリリングになっただろうに惜しいなあと思うのです。sad

ただ、逆に韓国版を観て一番残念だったのもここなんですよね〜
彼は彼女の目の前で交通事故に遭ってしまうのですが、その時彼女は平然とその場面を見ているだけなのです。
ラスト、そんな彼女に彼が会いに行くのですが果たしてその後二人の関係が恋愛に発展するのかどうかが実に、実に怪しいもんです(笑)

きっと、ハリウッドの製作スタッフもそこの所の矛盾をどうにかしたかったんでしょうね。
2年前の二人が実は面識があって、そして彼が交通事故で死んでしまうという事も彼女は知っている。
もちろん彼女が知らん顔をしないように、彼女の職業を医者にして彼の治療に当たった。
彼の命を時間を越えて救った彼女に会いに行った時、絶対二人が恋に落ちるように、「あなたと出会うのを心待ちにしてました!」となるように、事前に二人を出会わせたということでしょう。
う〜〜ん、なるほど。
確かにちょっと回りくどい気もするけど、こういうことなら私も悩まずにすみます。(笑)

『スピード』の名コンビの共演で、しかも二人が飼っていた同じ犬の名前がジャック(スピードのキアヌの役名)っていうのも微笑ましいけど、あの頃に比べてキアヌって随分顔がむくんじゃったみたいねshock
この間『スピード』をテレビで見たばっかりなので余計にそう思っちゃうのかな?
まあ同年代の他の俳優さんに比べると見た目はまだまだ若くて、こうしてラブコメも似合ってしまうんだからスゴイけど。
そしてサンドラは無造作なミディアムカットが凄く素敵で、とても綺麗でしたshine

ちなみにサンドラの恋人役は、なんと『NIP/TUCKマイアミ整形外科医』のショーン・マクナマラ先生(ディラン・ウォルシュ)ではないか!ビックリしたな〜もう〜
一昔前ならビル・プルマンが演じてそうな役柄でしたが、なんだか大きなスクリーンでマクナマラ先生に出会えるなんて夢みたいですわsmile

2006年9月22日 (金)

X-MEN/ファイナル・ディシジョン

Rc48j3wv 特異な能力を持つミュータントの2大勢力、プロフェッサーX率いるX-MENと、人類を敵とみなすマグニートー率いるブラザーフッドの最後の戦いを描くシリーズ第3弾。天才科学者がミュータントから人間に変わることが出来るという新薬“キュア”を開発。ミュータントは「人間になるか、そのまま生きるか」という選択を迫られる……。
監督は前2作のブライアン・シンガーからブレット・ラトナーに交代。
出演はヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、ファムケ・ヤンセン、イアン・マッケラン、パトリック・スチュアートなど、シリーズ通しての御馴染みメンバーが勢揃い。

サイコーのストレス発散映画。
またまた高速道路をカッ飛ばして観て来ました!smile



思えばこのX-MENで大スターの仲間入りをしたヒュー・ジャックマン、オスカー女優のアンナ・パキンやハル・ベリー他、オリジナルメンバーが誰も抜けずに今までずっとこのシリーズに出演し続けているっていうのが素晴らしいですよね〜
よっぽどスタッフやキャストの仲が良いのかギャラが良いのか(笑)
しかし今回はもうシリーズ最後(?)ということもあり、重要キャラがどんどん消えていってしまいます〜〜sad
特にジーンへの想いを引きずっているサイクロップス(ジェームズ・マースデン)はあっけなかったですなあ・・・前監督、ブライアン・シンガーの新作『スーパーマン・リターンズ』に出演するためにスケジュールが詰まってたんでしょうか?
そしてワタクシが密かにファンだったミスティークの扱いに至っては「それはないんじゃ・・・coldsweats02」って感じで・・・しかし男性諸君には素顔のレベッカ・ローミンのオールヌードに思わず目が釘付けだったのでは?
ついでに、オールヌードのミスティークをそっけなく捨ててしまうマグニートーのマッケラン爺には「やっぱりね〜、女には興味無いか」って思ってしまいます(爆)

しかし、新キャラも大勢登場します!
ローグと三角関係になってしまうアイスマンとキティ。
背中に羽が生えたミュータントのエンジェルなど。
敵のミュータントにも魅力的な新キャラが一杯登場して、とにかく豪華絢爛!迫力満載!
私としては3部作の中では単純に一番面白かったと思います。

何と言ってもスゴイのはマグニートーのマッケラン爺ですよね!
冒頭いきなり20年前っていう設定で、特殊メイク(?)ですっかり若返った爺の色っぽい事heart
そしてなんつっても、あのサンフランシスコの金門橋を超能力でブッタ切ってアルカトラス刑務所に架けちゃうんだから・・・
評判の悪いヘルメット姿もわたしゃOKですってよ!
そして、ラストの哀愁を帯びた姿もいいですね〜
『ロード・オブ・ザ・リング』『ダ・ヴンチ・コード』などの話題作に引っ張りだこで、老いてますます魅力的な爺にマジ惚れますたlovely

そしてジーン役、大女のファムケ・ヤンセン!
最近ではテレビドラマ『NIP/TUCK』で演じた性転換ママ、アバがあまりにもキョーレツでそれ以降ファムケといったら怖いイメージが焼きついてるんだけど、今回もやっぱりコ・ワ・イです〜〜coldsweats02
仁王たちでパワー全開!もはや彼女を止めるのはウルヴァリンしかいない!ってんでジーンに立ち向かうヒューたまったら、ジーンのパワーで服が溶けて消えていく!
イヤ〜ン、やらしい〜heartでも微妙に大事なところは消えません(;爆)
もち、ストームのハル・ベリーも相変わらずお美しく、ヒューたまとのコンビもナイスです!

今回のストーリーの核は、ミュータントの力を無くし普通の人間へと変えてしまう特効薬“キュア”
そのキュアを開発した博士は、自分の息子がミュータントだと知り、息子を人間に戻すべくその薬を開発。
特殊な力のせいで人間社会から阻害されているミュータント達はその薬で人間に戻るのか?
いわれのない差別を受け苦悩している彼らに選択が迫られる。
シリーズ全体を通しての大きなテーマ“差別”の問題はこの作品でもしっかり描かれています。

さて、エンドロール後のオマケ映像は皆さんしっかりご覧になりましたか?
私が観た時は1人ぐらいしか映画館を出なかったので結構情報が行き渡ってるということですねえ。
この頃は毎回エンドロール後のオマケを期待しちゃうので無かったら却って寂しいですわ。
大抵オマケ映像はあまり意味が無いのですが、今回は意味深でしたなあ・・・やっぱしパート4もアリですかい??


2006年9月 6日 (水)

マイアミ・バイス

Qyoidyuk フロリダの楽園マイアミ。太陽の光がふりそそぐリゾート地だが、米国で最も南米に近いことから、犯罪組織の密輸の中継地でもある危険地帯だ。マイアミ警察特捜課(マイアミ・バイス)の刑事コンビ、クロケットとダブスは、性格は正反対だが仕事では抜群のチームワークを見せていた。ある日、FBIの潜入捜査官2人が囮捜査の現場で殺される。FBIはクロケットとダブスに、生還の可能性がゼロに近い危険な捜査を要請する。

80年代に大ブームを巻き起こしたテレビドラマの映画化。
主演はコリン・ファレルとジェイミー・フォックス。
監督は『コラテラル』や『ヒート』のマイケル・マン。



テレビドラマの方は観た事ないのですが、きっと陽光溢れるマイアミが舞台だけあって、おしゃれでアクションも派手で面白いんだろうな〜と想像してたのですが、なんと予想を大きく裏切り、凄く暗〜い映画でした・・・
監督がリアリティーを追求したということで、ざらついた画面や、特殊効果をなるべく抑えた演出は確かにドキュメンタリー映画のような緊張感があるのですが、そのせいで単調な展開になってしまい途中で思わず眠気が・・・
始めの方は大体30分に1回ぐらいの割合でコックリ、コックリ・・・

しかし!意識が完全になくなりそうになった所、上手い具合にジェイミー・フォックスやコリン・ファレルの濃厚ベッドシーンがあり、その度に目がパッチリ!(爆)
そんなシーンになったらジ〜っと見入ってしまう自分もなんだか情けないけど、今から考えたら無駄に多いと思われるラブシーンも観客の目を覚ますという思い掛けない効果があるんだと納得smile

でもさ〜、コリンとコン・リー(二人微妙に名前が似てる)のカップルってどうも違和感があると思うなあ。
昔は「中国の百恵ちゃん」と言われるほど愛らしい表情が素敵だったコン・リーも、もう40歳。
アジアを代表する大女優もやっぱりアップで見るとアジア系のオバハンであります。
それに対してコリンはまだ30歳。
公私混同とも噂される二人のラブシーンですが、コン・リーにセクシーな熟女の魅力が乏しく、ハッキシ言ってちょいとキツイ!

一方、エロエロシーンでコリンにお株を奪われた形になったジェイミー・フォックスは、『コラテラル』のカリスマ性は何処に?と言いたくなるほど影が薄い。
ラストの恋人とのシーンにはウルッと来たけど、これといって良い所がなかったような気が・・・

それでもクライマックスの銃撃戦は見ごたえあったし、娯楽映画としては決して悪くない出来だと思う。
特にロック好きの私には、冒頭のパーティーシーンでかかったリンキンパークを始め、音楽のセンスが良かったです。
映画の公開に合わせた様に新作を発表するオーディオスレイヴの曲が、実に効果的にかかってました!
オーディオスレイヴの曲は『コラテラル』でも使用されてたけど、マイケル・マン監督のお気に入りなのかしらん?smile
この映画のお陰で、早速オーディオスレイヴのニューアルバム『レヴェレイションズ』を注文しました!

ところで、結局大ボスは何処かに逃げちまったのでしょうか?
なんともスッキリしない終わり方だったのですが、もしかして続編も作るつもり?
まさかね・・・もう作らんでええよ〜

2006年8月23日 (水)

スーパーマン・リターンズ

Blsm0jtu 5年前、地球から忽然(こつぜん)と姿を消したスーパーマンは、自分の過去を探して宇宙を旅していた。しかし、故郷の惑星、クリプトン星が放射能に汚染された廃墟になっていると知った彼は、第2の故郷であるスモールビルのケント農場に帰還。そのころ、スーパーマン不在のメトロポリスでは犯罪が急増していた。

87年の「スーパーマン4/最強の敵」以来約20年ぶりとなるシリーズ最新作だが、本作は前シリーズ2作目の「スーパーマンII/冒険篇」の続編。
監督はブライアン・シンガー。
出演はブランドン・ラウス、ケイト・ボスワーズ、ケビン・スペイシー他。

うっひょ〜!墜落する飛行機をガッチリ止める文字通りのスーパーマン!airplane世間では意外に盛り上がってないけど、面白かったです〜



タイトルとキャストのロゴがスクリーンいっぱいに出てくるオーソドックスなオープニングをバックに、ジョン・ウィリアムスのお馴染みのテーマ曲がかかった時点で心が小躍り!
今は亡きクリストファー・リーヴの爽やかなスーパーマンシリーズが大好きだった、純情可憐のあの頃のワタクシを思い出してしばし胸がジ〜〜ン・・・
そしてテレビシリーズの『新スーパーマン』も必死で見ていたので、どっちかっつーとテレビシリーズでの印象の方が強いのですが、お馴染みのレギュラーキャラが出てきた時点で、もうホントに拍手したくなるほど嬉しさがこみ上げてきました!

ストーリーもごくごくシンプル!
スーパーマンの宿敵レックス・ルーサーとの因縁の対決をベースに、地球を留守中に母となり他の男性と暮らしているロイス・レーンに対する変わらぬ想い、そしてロイスの息子にまつわる秘密を交え、全編見所満載なのだ。
ラスト、これは結構泣かせます・・・
ワタクシも思わずホロリとしてしまいました。
そしてエンドロールでなんとか気を取り戻そうとしていた所にまた爆弾級の涙ネタが・・・
“この映画をクリストファー・リーヴ夫妻に捧げる”
来ましたね〜、もうここでまた涙がドバババッと・・・
そういや、今回のスーパーマンは、なんとなくクリストファー・リーヴに似てるんだよな〜

Yeg793rl そしてそのスーパーマンを演じたブランドン・ルース君。(写真右のショボイ女は一体誰よ!annoy
観る前はあまりに美形過ぎてそそられなかったのですが、しかし彼が意外にも(って言ったら失礼だけど)凄くいいのだ!
とにかく男前!綺麗!まるでマネキンが動いている、もしくは映画『シモーヌ』みたいにCGじゃないの〜?って勘ぐりたくなるほどの完璧な美形クンなんだけど、このまるで人間離れした美しさが逆にスーパーマンのキャラにピッタリなんです。
途中レックスにボコボコにされるシーンでは「きゃ〜、やめて!綺麗なお顔が台無しよ!」って心の中で叫びまくりでした(笑)
そんなイケメンがちょっとオトボケキャラのクラーク・ケントになるっつーギャップがこれまた面白いのです。
しかし、メガネ姿のブランドン君もこれまたいいですよ〜!lovely
眼鏡では隠し切れない瞳の美しさがキラキラ・・
エレベーターでの変身シーンもこれまたスマート!カッコいい!

やっぱし、ニコラス・ケイジがやんなくて良かったよね〜 ニコちゃんだとアタマが気になって集中出来ないし〜(爆)

レックス役のケビン・スペイシーはさすがの貫禄で憎々しげに悪役を演じて良かったです。
やはり、彼ほどの演技派が一人はいないと映画が軽くなってしまいますよね。

ただロイス役のケイト・ボスワースについては、ちょっと役不足な気がしました。
どうもピュリッツァー賞を獲得するほどの敏腕記者には見えないし、体つきが華奢すぎて無理があるように思えたのですが。皆さんはどう思う??

さて、これはきっと続編もありですね〜smile
ちょっとブランドン・スーパーマンにハマってしまったので続編にも期待したいですわ〜heart



森のリトル・ギャング(吹き替え版)

6r9g5y49 森の仲間たちが冬眠から目覚めると、なんと森の周りは人間の住宅地になっていた。森が狭くなって、森の仲間たちはいつもハラペコ。そこに現れた風来坊のアライグマRJは、人間の家にはおいしい食べ物がいっぱいある、と誘惑する。ヒトの町には危険がいっぱい。慎重な森のリーダー、カメのヴァーンが止めるのだが、みんなはおいしい食べものが欲しくて欲しくてたまらない。RJと一緒に、人間たちから食べ物を盗もうと住宅地へむかうのだが・・・。森のリトル・ギャングvs人間の、食べ物横取りミッションが始まった!!

本日『スーパーマン・リターンズ』とはしごしてきました!
わかっちゃいたけど、周りはやっぱしガキンチョばっか!
大丈夫なのか??



いや〜可愛かったですよ〜heart
もう最近のCGアニメの進化ってホント凄いって感心するんだけど、もう表情がめちゃリアルで細かいのよね。
その上出てくるキャラがみんな可愛くて可愛くてたまりません!
映画が始まると、それまで騒々しかった館内がシーンとしました。
これにはホッとしましたね〜smile

この映画では徹底した動物側の視点で、森を破壊して宅地開発し、動物達の生活する領域を侵しまくる人間を完全なる悪として描いております。
大きなテーマは“食べ物”
自然が破壊され、食べるものが無くなってしまった動物達が生きるために人間界に入り込み、人間の食べ物を奪うのです。
冒頭、棲家にしている穴倉に一杯のジャンクフードを隠しているクマや、ゴミ箱の中を漁るRJを見ると笑うに笑えません・・・sad

最近、山から下りてきたイノシシや猿が畑を荒らし、困り果てた人間が動物を駆除しようとするニュースがよく報道されていますが、こういう事ってまるでこの映画の内容と同じなんですよね。
映画の中の動物達は悪く言えば強盗をしているわけで、もちろん良い子は真似しちゃダメよ〜!と言いたくなるが、しかしこういう風になっちゃったのは動物達が棲んでいる場所を勝手に盗っちゃった人間のせいなんであって、人間こそが悪い強盗なのだ!
良い子のみんなはそういうところをちゃ〜んと理解しないとダメなのよ〜!

さて、今回ワタクシは吹き替え版で観た訳ですが主役のアライグマRJは、なんと役所広司が吹き替えをしていたんですね〜
でも、ちょっと一本調子で大人しすぎる印象が残りました。
やっぱりアニメでコメディーなんだから、もうちょっとオーバーアクトにやらないと画面と合わないんですよね。

そしてカメのヴァーンは武田鉄也。
ヴァーンはまるで金八先生そのまま!なんだか吹き出しそうになっちゃいましたが、ヴァーンの生真面目なキャラに合ってて中々良かったです。

一番ハマってたな〜って思ったのはリスのハミーの吹き替えをやった石原良純。熱演でしたよ〜

そして一人ものすっごく下手な吹き替えがいて聞くたびにイライラしたと思ったら主題かも歌ってるBOAだったよ・・・shockちなみにこれを萬田久子現象とも言う

もう少し上映時間が許されるのならば、ジャンクフードばっかり食べてるお陰で糖尿病や高血圧になってしまった動物達の様子なんか見てみたかったですね。というか、ホントに病気になっちゃうのかと思った。(しかしそういう展開だとマジで笑えませんな。お子チャマたちもショックを受けるだろうし・・・coldsweats02

2006年7月30日 (日)

カーズ

Rtlmvxwf
そこは、クルマたちが人間と同じように生活している<クルマの世界>。ピストン・カップの若き天才レーサー、ライトニング・マックイーン。ある日彼はレース会場への移動中、地図からも消えてしまった田舎町“ラジエーター・スプリングス”に迷い込んでしまう。そこで彼は、いままで見たこともない風変わりなクルマたちと出会うのだった…。

『ファインディング・ニモ』や『Mr.インクレディブル』を手がけたジョン・ラセターが、6年ぶりに監督を務めたフル3Dによる感動物語。
もうアニメの域を超えてる!
実写と見紛う程のリアルで美しい映像とスピード感に、ピクサーアニメファンであるワタクシも大満足smile
中々見ごたえありましたよ〜car



高慢な人気レーサーである主人公が、ひょんなことから田舎町に閉じ込められてしまい、そこで出会った人々との交流を通して人間性を深め成長していく・・・という人情ドラマは、マイケル・J・フォックスの『ドク・ハリウッド』を思い起こさせるストーリーでしたが、それを車の世界に置き換えて描いたのがとても斬新でおもしろいアイデアだと思いました。

登場するのは全部車。
お花の回りをブンブン飛んでいる虫達も車、っていうのが実に凝ってるし、人間さながらに細かい動きや表情をする車達もそれぞれ魅力的。
とはいっても、今回は生き物じゃないのでどうしても表現が限られてくる。
あくまで車としての原型と留めておくためには仕方がないのですが、今までのプクサーアニメに観られるような個性的な「キモカワ」キャラはいない。
その辺はちょっと不満だったかな?

その代わり、カーレースのシーンはスピード感もスゴイし、特に夜のシーンでは車体のボディーに写る景色やネオンなどがCGとは思えないほどにリアルで美しい。
そしてアメリカの大自然を描いたシーンのなんと美しい事!
アニメの虚構の世界と、実写さながらのリアルな世界をうまく融合させていました。

それから、この映画にはもう一つ大きなテーマがありました。
高速道路が出来てしまったために、旧道周辺で暮らしていた人(車)たちの生活が荒廃してしまい、かつての賑わいは何処へやら・・・
ついには地図からもその地名が排除されてしまう。
文明が栄えて豊かになった私たちの生活。
その反面、自然が無残に破壊されたり、地元で長年暮らしていた人たちは生きる糧をなくしてしまう。

私自身も長年勤めた勤務先が経営悪化により閉鎖されてしまうという試練があったばかりで、とても他人事とは思えないエピソードでした。
そんなストーリーを文明社会の象徴とも言える自動車で描くというのが何とも皮肉ですよね。
でも、ラストにはやっぱり泣かされてしまいました・・・
こういう厚い友情に、わたしゃ弱いだよぅ〜〜

こう考えるとこの映画はお子様向けと侮るなかれ、実は深いメッセージを多く含んでいるのですね。
大人にこそ観て欲しい映画と言えるでしょう。


2006年7月23日 (日)

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

Dkmduq8s 前作で、不死の海賊バルボッサからブラックパール号を奪い返した孤高の海賊ジャック・スパロウ。自由な大海原に船出したはずの彼の前に、逃れられない宿命が立ちはだかる。それは、今から13年前のこと…ジャックはブラックパール号の船長となるため、自らの魂と引き換えに、船乗りたちが最も恐れる“深海の悪霊”ディヴィ・ジョーンズと「血の契約」を交わした。そして今、その“契約期間”は終わり、ジャックの魂を取り立てるため、巨大な闇の力が海底をうごめいていたのだ。“悪魔の裏もかくことのできる男”といわれたジャック・スパロウだが、今度こそ彼の命運は尽きようとしていた…。

先行ですでに公開されていましたが、本日一般公開の初日、しかも第一回目の上映に行ってきました!smile
なんと館内はほぼ満員!
こういう雰囲気で映画を観るのは随分久しぶりなんで嬉しくなっちゃいました!



雨に打たれながら傷心のエリザベスのクローズアップから始まる今作は、まるでおもちゃ箱をひっくり返したように楽しかった第1作目と比べるとかなりシリアスな内容だった。
ジャック・スパロウの過去にまつわる秘密、ウィルと死んだと思われていた父親との関係、デイビー・ジョーンズ船長の過去の悲恋?
と、ストーリーがどんどん深まっているのだ。
それだけに『M:i:�』みたいに頭カラッポで観る映画ではなかったのよね〜これが!
しかもラストはパート3に続く・・・で、思わず「これで終わりかよ〜!」と叫びたくなったしshock
こういう流れって『スター・ウォーズ』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズと同じですよね。
とにかくあと約10ヶ月、大人しく待たなきゃいけません。

さすがに、ジャック・スパロウ役のジョニー・デップは見事なハマリ役。
自己中心的でセコいところもあるが、いつどんな危機が迫ってもユーモラスで、そのくせココぞというところではカッコ良くキメてくれる、頼りになる(というより美味しいところは必ず頂き!)という我が愛すべき船長。
とにかくジョニデの魅力がタップリで、その反面オーランドやキーラの存在がちょっと霞んでしまったような気がしてしまったですが・・・
特に「キーラってこんなにブサイクだった??」って一緒に観た友人と話したんだけど、ストレートのロングヘアーが彼女の顔立ちを馬面に見せてしまったせいかも?

今回初登場のデイビー・ジョーンズは、最近悪役づいてるビル・ナイなんだよね。
私は『スティル・クレイジー』以来のビル・ナイファンなんだけど、この作品では素顔が一切見られなくて寂しいですわ・・・

一つのシーンに時間をかけすぎてしまい、映画自体が長すぎて途中でダレてしまう所があったのが残念。
もう少しテンポ良く仕上がっていれば良かったかも。
それでも、タコのオバケみたいな海の怪物クラーケンの迫力は凄かった!
まあ日本人の私らからすると、あの吸盤とか見ると怖いというよりも「美味しそう・・・」って思ってしまう人もいるかも・・・

それにしても、前作公開から3年の間にジョニー・デップやオーランド・ブルームはますますスターの座を揺ぎ無いものとし、そしてキーラ・ナイトレイもすっかりスター女優に成長。
お陰で全6作作られるという噂もあるこの映画のシリーズ化も順調に行きそうで何よりですが、その前にジョニデが「もうジャック・スパロウ役には飽きちゃったよ」なんて言わないか心配。
ヘンに長くしちゃうよりは3作でパシッと終わりにした方が良いかもね。


2006年7月15日 (土)

M:i:�

Yjeccgje IMFのエージェント、イーサン・ハントは、いまは一線を退き、教官として後進の指導に当たっていた。恋人ジュリアとの結婚も控え、充実の日々を送っていた。そんなある日、彼のもとに新たなミッションが届く。それは、悪の組織に拘束された教え子のリンジーを救出せよ、というもの。だがやがて、そんな彼の前に、強大な敵、オーウェン・デイヴィアンが立ちはだかる…。

トム・クルーズ主演の大ヒット・スパイアクション・シリーズの第3弾。共演は「カポーティ」で本年度アカデミー賞主演男優賞を受賞したフィリップ・シーモア・ホフマン。
監督は人気TVシリーズ「エイリアス」「LOST」J・J・エイブラムス。

やっぱり暑い暑い夏は冷房が効いた映画館でこういうアクション映画を大音響でもって観るのがいいよね〜!
いや〜ワタクシ、大いに楽しんできましたsmile



この映画、ストーリーについては決して突っ込んではいけません。深く考えれば考えるほど矛盾を感じます。(爆)
これを念頭に入れておくと非常に楽しい映画でした。
やっぱり監督があの『エイリアス』のJ.J.エイブラムスですよ!
スパイを描かせりゃきっと世界一に違いない
ベルリンやバチカン、上海でのIMFメンバーの息ピッタリなチームワークの素晴らしさ!
これぞスパイ映画の醍醐味でっせ!
しかも、一緒に行動する同僚達がみんなイイ奴でさ〜・・・
最後まで裏切りません、死にません、ってことで安心して見られるんだわ〜

敵役のフィリップ・シーモア・ホフマンも今回タイミング良くオスカー受賞ということで、演技派のフィリップも軽くこういう役も演じるという話題性もあるし。
それにトムの婚約者役ミシェル・モナハンはなんと実生活での婚約者ケイティー・ホームズにソックリじゃないの!
トムったら全てにおいてソツがないっつーか見る目があるというか、毎度毎度旬な人選でプロデューサー業も満点ですなあ。

でもまあ、とにかく全編見所だらけ。
爆音に時々ヒ〜ッってなりながら、肩にビンビンと力入れまくりで実に爽快な疲労感!
そして、やっぱりトムは大スターshineですよね!
もう、彼自体がスターのオーラでキラキラと輝いてますもの。
後半、上海で婚約者を救出に行くところはトムの独壇場だったんだけど、ジャッキー・チェンばりにアクションこなすトムは何処から見ても大スター!
やっぱりね、スゴイよ、トムはsun

そしトムちんだけじゃありません。
忘れちゃいけないJ.J.印の出演者達もしっかりいましたね〜
まず、冒頭であっさり死んじゃったリンジーは『フェリシティの青春』でヒロインを演じたケリー・ラッセル!
今回は折角の美貌も台無しな容貌で体当たりで演じてました。
それから『エイリアス』シリーズからはCIA職員のワイスが!
今放送中のシーズン3よりはだいぶふっくらした姿で、しかもたったのワンシーンだけだったけど、私はしっかり見ましたよ〜ん!こういう所にはしっかりと監督の権限が行き届いていたのかしらね。
他にも誰かいましたっけ?いたら教えてください!

やっぱり、こういう映画は夏にはかかせませんよ。
ぜひ頭カラッポにして観ましょう。
絶対にストーリーについては深く突っ込まない事!これ、鉄則ですよsmile

2006年6月14日 (水)

インサイド・マン

Fivl97o0 白昼のマンハッタン信託銀行で強盗事件が発生。頭脳明晰な犯人グループのリーダー・ダルトンは、50人の人質全員に自分たちと同じ服を着せる陽動作戦に出る。人質と犯人の見分けがつかない以上、突入は不可能。犯人グループから“型通り”の要求はあったものの、現場は膠着状態に。指揮を執る敏腕捜査官フレイジャーも、まったく焦りを見せないダルトンの真意をはかりかねていた。そんな中、銀行の会長から“特別”な依頼を受けた女弁護士が現場に現れる。

『マルコムX』以来、スパイク・リー監督と2度目のタッグを組んだデンゼル・ワシントンが主人公の捜査官に扮するほか、銀行強盗をクライブ・オーウェン、交渉人をジョディ・フォスターが演じ、ハリウッドを代表する演技派たち豪華キャストの手に汗握る演技合戦が見どころ。

絶対に観たかった映画なのに、なんと近場の映画館では上映してない!
仕方がないので加古川のワーナー・マイカル・シネマズまで自動車飛ばして行ったはいいが、高速道路がたった一台のトラブル車のせいで大渋滞!coldsweats02
普段は1時間程で行ける距離なんだけど結局1時間30分もかかってしまい、上映開始時間になんとかギリギリセーフ!
ふ〜〜、危なかったゼshock・・・これで面白くなかったらどないすんねん!
でも大丈夫。しんどい思いして観に行った甲斐がありました
見ごたえタップリの実に面白い映画でした!smile



冒頭からニューヨークの町並みをバックに何とも摩訶不思議なインド風の音楽が流れる・・・
“チャイア!チャイア!”って歌いまくるこの歌がしばらく耳につくが、不思議な事にこの音楽が映像にマッチして実にカッコいい!note
このオープニングで引き付けられて、あとはグイグイと映画の中にのめりこんでしまった。

なんつっても脚本がいいねえ〜。
スキのない計画で、しかも警察の動きまでも完璧に読んでいる犯行グループのリーダー、クライヴ・オーエンの余裕綽々の言動。
犯行グループに上手く利用されて、まるで手のひらで踊らされているようなデンゼル・ワシントンら警察側。
この両者の駆け引きがスリリングで面白い〜!
その両者に絡む、銀行の会長クリストファー・プラマーと敏腕女性弁護士ジョディー・フォスター。

結局犯行グループの本来の目的、彼らが銀行の中で何をしていたのかがこの映画の大きな謎なのだけれど、この映画のタイトル「インサイド」(内部)というのが大きなヒントになっているのよね。
最後に彼らの目的が分かった時は誰も彼もが「やられた!」って思うはず。
私もなんだか久々にハメられましたわsweat01
ま、このラストが実は曖昧でもあり、なんだか釈然としない部分でもあるのですが、私は映画を観終わってしばらく考えてから、これはこれでいいんだと納得できました。smile

それと、やはり人種のるつぼニューヨークというだけあって、この映画にも様々な人種の人たちが出てきました。
一番印象的だったのは、犯行グループから釈放後、警察官にアラブ人に間違えられて屈辱的な思いをするシーク人の人質。
彼らは絶対にターバンを外さないんですね。(知りませんでしたsweat01
人質として銀行に閉じ込められた恐怖よりも、警察官から受けた行為に大憤慨していたことに、彼らなりのプライドを感じました。
そういえば、私達アジア人も外国へ行っちゃうと中国人だか韓国人だか分かりませんが、それでも誰かに偏見の目で見られると凄く辛い気持ちになりますもんね。sad
今回珍しくエンターテイメント性の高い映画を作ったスパイク・リー監督ですが、ちょっとしたエピソードの中にこうして人種差別問題を織り込む辺りが実に社会派の監督らしいですね。

そして豪華なスター達の競演は本当に見ごたえありました!
何と言っても、クライヴ・オーエンがもう惚れ惚れするぐらいにカッコいいわ〜!とにかく頭が良くって、相手の動きを瞬時に読み取り決して失敗はしない完璧な男。
一見冷血な悪人に見えるけど、実は人質の少年には優しい声で語りかける温厚な性格だったり。
ほとんど全編マスクとサングラスで顔を覆っているから表情とかは読み取れないんだけど、背がスラ〜ッ高くて動き方も堂々としているから何をしても絵になるしとにかくカッコいい!
『クローサー』での情けないエロオヤジぶりもそれなりに好きだったけど、やっぱし決める時は決めるねえ。

デンゼル・ワシントンも仕事中恋人に電話でエロトーク爆裂のお調子者で、その軽さゆえか今までも仕事では痛い目にあった経験ありの捜査官という、クライヴとは対照的なキャラクターで上手い!
デンゼルの同僚に『堕天使のパスポート』や『ラブ・アクチュアリー』での好演が光っていたキウェテル・イジェフォー。やっぱいいねえ〜、私大好きです!smile

そして、敏腕女性弁護士のジョディー・フォスター。
思ったよりも出番は少なかったんだけど、存在感はあります。
しかし彼女、最近老けましたな〜・・・アップになると小皺がcoldsweats02
でも、ナイスバディで美人の若い女優が何々の学者役とか弁護士役とかで出てくるたび「そんなん、ありえへんやろ〜!annoy」と突っ込みたくなるのですが、なんとなく生活感を感じる一方、スーツをパリッと着こなして背筋も真っ直ぐのびたジョディーの風貌は、男社会で揉まれながら人一倍努力してきた女の歴史と貫禄を感じ、やはり彼女にピッタリの役でした。
同じ女性としてジョディーには本当に憧れますよね、私には絶対に出来ない生き方だけど(笑)

やっぱし渋滞にも負けずはるばる遠い映画館に行って良かった!
お腹が空いてるのも忘れて必死で観てしまいました。
さすがに家に帰ったら疲労と空腹でグッタリでしたが・・・(笑)

2006年6月10日 (土)

ポセイドン

Plrbgcir 大晦日の夜。北大西洋を航行中の豪華客船“ポセイドン号”。広大なボール・ルームには大半の乗客が集まり、ニューイヤー・イブの祝宴が華やかに催されていた。ところが、今まさに新年を迎えようとしたその瞬間、巨大な波がポセイドン号を襲い、船は瞬く間に船底を上に向けて完全に転覆してしまうのだった。4000人の乗客の多くが一瞬にして命を失う。天地逆転したボール・ルームに残るわずか数百名の生存者たち。船長は救助が来るまでこの場に止まるよう全員に命じる。しかし、プロのギャンブラー、ディランは自らの直感を信じ、一人脱出を企てる。一方、前NY市長のロバートも、別の場所にいる娘ジェニファーを捜すため、ディランと行動を共にするのだったが…。

1972年に公開され大ヒットした『ポセイドン・アドベンチャー』を『U−ボート』『パーフェクト・ストーム』のウォルフガング・ピーターゼン監督がリメイク。
出演は、カート・ラッセル、ジョシュ・ルーカス、リチャード・ドレイファス、エミー・ロッサムなど

ちょっとネタバレ

あちこちで1972年版と比べてどうのこうのと書かれていますが、オリジナルはなんつっても『タワーリング・インフェルノ』と並ぶパニック映画の金字塔でっせ!
あの名作を越えるなんてダ〜レも期待はしてませんって。
ストーリーの大筋はオリジナルと同じでも、キャラクター達は一新。
リメイク版はあくまでオリジナルとは別の映画と捉えるべきなのかも。

監督自身が語っているように、大波に飲み込まれて転覆してしまうポセイドン号の迫力は圧巻です。ship
が!こういうシーンって既に『タイタニック』て観てるよな〜・・・あの頃からあんましCG技術は進歩してないのかな?それとも私達の目がすっかり肥えてしまったのだろうか。
それよりも、死体の数が凄い!coldsweats02
そりゃあ、こんな大惨事なんだから一杯人が死ぬのは当たり前なんだけどね。
思わず、この大量死体達がみんな起き上がるんじゃないか?って心配しちゃったよ・・・←オイオイ、それは別の映画

あと凄いのは、もう見ているだけで苦しくなってしまう程水中シーンの多いこと!
舞台が海なんだから仕方がないけど「これでもか〜!」と言わんばかりの水攻めに、コチラもアップ、アップ。。。ぐるじ〜よぉ〜・・・coldsweats02
特にカート・ラッセルの最期はもうリアルすぎて怖いぐらい。

ただ、あまりにも津波が襲ってきた経緯があっけなくて、もっと事前に予測出来なかったんかい?とか、あんな簡単に船って転覆しちゃうんか?とか色々思ってしまったんですが。スピーディーな展開にこだわった監督の意向もわかるが、その辺はもうちょっと丁寧に描いて欲しかったかも・・・
そうじゃないと、もう怖くて船に乗れませんsweat01

もう一つの見所となる人間模様ですが、こちらの描き方のちょ〜っと浅いような気が・・・
生きるか死ぬかの大変な時に「彼にプロポーズされたの〜heart」と能天気なカート・ラッセルの娘っ子やら、突然迷子になって迷惑なガキンチョ君やら、「怖いわ〜、私出来ない!」って回りの足をひっぱりまくる密航者やら・・・shock
あ〜イライラ・・・そりゃあ私だって同じ立場だと皆の足を引っ張りまくるんだろうけど、第三者としてみてると本当に腹が立つもんだね!angry
そんなイライラ・ムカムカが先立ってしまって、ラストに用意されている、感動的なエピソードが全然生きてこないのよね・・・というより、これってアルマゲドンと同じじゃ・・・

結局、大掛かりな割りに小振りな映画っていう印象しか残らなかった。
それでも、リアルで迫力はあったし娯楽映画としてはそれなりに楽しめたんだけど・・・

最後に、ど〜〜しても分からないことがあるのですが。
なんで、船から脱出したらそこに救命用のボートが用意されていたの?
救命チームが既に来てて待機してたのかと思ってたらそうでもなさそうだし。
誰か機転のきく乗組員が転覆する前にボートを海に放り出したのかしら??
その割りに、海にも流されずにず〜っと同じ場所にあったみたいだし・・・う〜〜〜ん・・・shock


2006年5月30日 (火)

ダ・ヴィンチ・コード

2wqxb4rn ある日、ルーヴル美術館で館長のジャック・ソニエールが殺害される事件が起こる。遺体は奇妙な体勢で横たわり、周囲には不可解な暗号らしきものが記されていた。フランス司法警察のファーシュ警部は、講演のためパリに滞在していたハーバード大学教授ロバート・ラングドンに協力を依頼、事件現場に呼び出す。宗教象徴学の権威であるラングドンはさっそく暗号の解読を始めるが、この時警部はラングドン自身をこそ疑っていた。そこへ、暗号解読官ソフィー・ヌヴーが現われる。ラングドンが無実で、事件解決には彼の力が不可欠だと確信する彼女は、直後、ある驚きの行動に出るのだった…。

主演はトム・ハンクス、共演に「アメリ」のオドレイ・トトゥ。監督は「ビューティフル・マインド」「シンデレラマン」のロン・ハワード。

話題の大作、観てきました!smile
しかし、原作は未読で字幕版。
話の筋はもちろんのことキリスト教の事なんてぜんっぜん分かんないし、こんなんで大丈夫かいな??って心配しましたが、なんのなんの普通の娯楽映画としては充分面白かったじゃないの!

注意!ネタバレありです

原作を読んでいたらきっと「あれが違う、これはこうした方がいい」とかなんとかブーたれていたに違いないが、何の予備知識も入れずに純粋に映画を楽しんだのが良かったのかも。
でも、確かに字幕版だと話の6割ぐらいしか理解は出来てないと思うし、ましてや原作読んでないとなるともっと分かってないはず。

ま、原作はこれから読むとして、映画だけを観た純粋な感想は・・・
まず思ったほどダ・ヴィンチの作品が出てこなかった!shock
ダ・ヴィンチ作品の解説が色々聞けると思ってたのに出てきたのは『最後の晩餐』ぐらいで、あの『モナ・リザ』なんて最初の方に殺された館長がヒントの目印を付けた場面でチラッと出てきただけだったし。
「なんだよ〜〜、もっと色々おせ〜て!」とちょいと欲求不満(笑)
(そんならテレビでやってたダ・ヴィンチ特集見とくんだったな・・・)

そして、まあなんと話の筋書きが先々と読めることよ!
いつも映画に騙されっぱなしのこの私でさえ分かっちゃうんだから嬉しくなってしまう!smile
だってね、ニュートンで球体っていえばアータ、アレappleしかないでしょう。
でも、まさかアレappleのわけないよな〜なんて思ってたらそのまんまやし(爆)

ソフィーがアノ人の末裔だなんてさ、映画の始めの方から散々匂わせといて最後にドド〜〜ンと言われてもアラ、そうとしか思えないし〜

ガンダルフ、じゃなかったイアン・マッケラン爺が始めっから怪しい・・・って思ってたらこれまたそのまんまやし。
あ〜、気持ちイイったらありゃしない〜
いや〜思わず私ったらスゴイじゃん!っていい気になってたら、実は一緒に観に行った友人二人もしっかり展開読めてたってさ!(爆)

はっ!私ったら誉めてるのか貶してるのかわからないじゃん・・・

キャストについては原作未読の私にはイメージ通りなんかそうでないのかよく分からないのですが、長髪がヘンだ、ヘンだと言われていたトム・ハンクスは以外に気になりませんでした。
でも、いつものようなトム独特のオーラは影をひそめ、あくまで映画の中の重要人物の一人っていう感じでした。
何故か?狙ってそうなったのか?それとも・・・
ワタクシが思うに、イアン・マッケラン爺がトムを食っちまってたからじゃないか?
なんつーか、やっぱりマッケラン爺はスゴかった!
何気に美青年をはべらせてるのも爺らしくてグッドやし、ダ・ヴィンチ作品の薀蓄を嬉々として語る爺の、まるで少年のように無邪気で一途な姿に私は惚れたとです・・・ホンマ

そしてオドレイ・トトゥは英語がホントに苦手なのね・・・と気の毒になってしまうほどに英語が下手で、でも一生懸命な所に思わず「頑張れ!」って応援したくなりました。
シラスにバシッと平手打ち食らわす所なんざカッコ良かったしさ。
それに、だいぶ「アメリ」のイメージからは脱却しているようで良かったですね〜。smile
一部で「もう女優を辞めたい!」なんて弱音を吐いてる記事があったけど、きっとハリウッドの喧騒にちょっと嫌気がさしてるだけでしょう。
無理せずに、フランス拠点で頑張ればいいじゃんね!

ポール・ベタニーも冒頭からイタタタ続きでしたが、ギリギリヌードに色素が欠乏気味のルックスが薄気味悪くてグッドでした

ジャン・レノだけがなんだかトホホでした。sad
なんとなく意味ありげに見えて、でも結局振り回されてるだけのお気の毒キャラでした。原作ではもっと活躍してるはずですよね?ね?

さて、ここからはちょっと真面目に(笑)
『最後の晩餐』の解釈を見ると「なるほど〜」と妙に納得してしまって私のような単純人間はそのままこの説を信じてしまうが、この作品にしても他のダ・ヴィンチ作品にしても色んな説があり今となってはどれが正しいのか分かりようが無い。
キリストがどんな人生を歩んできたのか?果たしてその末裔が今も存在しているのか?なんてのも分かりようがないですよね。
ソフィーが本当にキリストの末裔なのか、それこそDNAを調べたらその正体も掴めるのかもしれないが、その辺は謎のベールを被せたまま映画は終わっています。
でも、この映画で語られていることが本当だとしたらそれはそれでロマンチックでいいし、永久に受け継がれる奇跡の力っていうのも信じたいですよね。

やっぱり原作読もう。
そして読んだ後にもう一度映画を観るともっともっと楽しめるのかもしれない。
しかしその前に、買ってるのに全然手付かずになってる「ハリ・ポタ」6巻を早く読まなきゃ!coldsweats02


2006年5月22日 (月)

ナイロビの蜂

Tbomxv2s アフリカで暮らす英国外務省一等書記官ジャスティンと妻テッサ。だがある日、テッサが謎の死を遂げ、ジャスティンはその原因を追求していく中で、彼女がその信念のために巨大な陰謀に巻き込まれていたこと、そして彼女の真実の愛を知る。

『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス監督が、ジョン・ル・カレの原作を映画化。
命を賭けて謎に迫る夫を『イングリッシュ・ペイシェント』のレイフ・ファインズ、不慮の死を遂げる若妻を『コンスタンティン』のレイチェル・ワイズが演じ、本年度アカデミー賞助演女優賞を受賞。



日本ではこの映画をまるで究極のラブストーリーのように宣伝していたが、実際に観てみるとラブストーリーというよりは社会派のサスペンス映画という印象が強かった。
映画の冒頭でいきなり妻のテッサが死亡。
変わり果てた妻の遺体を目にした夫のジャスティンは、妻のテッサが何かの陰謀に巻き込まれていた事に気づく。

「一体テッサの身に何が起こったのか?」
その原因を追究していく過程で、それまで断片的にしか描かれなかったテッサの行動が一つ一つ繋がっていく。
ジャスティンが今まで気にも留めなかった、というか「もしかして浮気してるんじゃ?」なんて思ってた妻の行動について、彼が妻の足跡をたどりながら理解していくのと同じように、見ている私達も理解していくのだ。

そして単身アフリカに渡り、妻が暴こうとしていた企業の不正、そしてあまりにも悲惨なアフリカの現状を知るジャスティンに突然襲い掛かる妨害行為。
このあたりはまるでサスペンス・アクション!
寒々しいヨーロッパの街中で何者かに追われたりホテルで暴行されるシーンは映像もシャープでスリリング。
灼熱の太陽が照りつけるアフリカで繰り広げられるカーチェイスや銃撃戦は迫力タップリのアクション映画風。
また、貧困にあえぐアフリカの子供達を映し出す映像はドキュメンタリータッチと、監督がこの一本の映画に込めた思いの大きさが分かる。

やはり私はアフリカの子供達の姿に涙せずにはおれなかったです。
物資に溢れて裕福な暮らしにどっぷりつかってしまった私達には到底理解できないことなんでしょうが、伝染病が蔓延し食料品も薬品も不足して衛生状態も劣悪な環境の元に生まれた子供達。
明日の命の保障さえないギリギリの環境でその日その日を生きている。
しかし、命の尊さはどこの国に生まれても同じのはず。
決して目を背けてはならない事でしょうね。

なのに、元々死亡率が高い国にとって薬の副作用で多少の人間が死んだとしても誰も気に留めない。
アフリカの人々の命はそんなに軽いものなのだ、と言い切る企業の考えには背筋が凍ります。

しかし、社会派映画と言ってもそんなに難しいわけでも堅苦しい訳でもありません。
もちろんこの映画の大きなテーマはジャスティンとテッサ、二人の究極の愛。
妊娠中であるにも関わらずスラムの救援活動にのめりこみ、直に官僚に楯突く程エキセントリックなテッサと、休日にはガーデニングを楽しむ穏やかな性格のジャスティン。
まるで正反対な性格の二人だが、それでも二人は心から愛し合っていた。
お風呂で妊娠中の大きなお腹でくつろぐテッサの裸が何度となく映し出されるが、新しい命が宿った女性の体っていうのは溢れんばかりの母性と夫への愛に溢れて本当に美しいもんですねえ・・・
二人がベッドで寝起きをビデオで撮影したりする何気ないシーンや、髪を風になびかせながらニッコリ微笑む妻を見つめるシーンもものすごく自然で、それでいて二人の深い愛の絆を感じられます。

この時のレイチェル・ワイズは特殊メイクでしたが、アカデミー賞の授賞式では本当に妊娠中で、輝くような美しさでしたtulip
レイチェル・ワイズって若いときはそんなに綺麗だとも魅力的だとも思わなかったけど、30台に入ってからはメキメキと魅力が増してきたと思います。
ケンブリッジ大学出身のスーパー才女でもあるレイチェルは、知性と美しさを兼ね備えた素晴らしい女優さんですねえ。

レイフ・ファインズも相変わらず美しくて、アップになったときなんてマジで惚れ惚れしちゃいます・・・lovely
その上しっかりアクションまでしてくれちゃって、ファンにはたまらないでしょうね。
それにしてもラストシーンは本当に胸が締め付けられました。
一体どんな想いであの場所に一人佇んでいたんでしょうか・・・

2006年4月27日 (木)

ニュー・ワールド

Vgcv8uve 17世紀初頭、“新大陸”アメリカ。ネイティブ・アメリカンの王の娘、ポカホンタス(クオリアンカ・キルヒャー)は遠いイギリスからやって来たジョン・スミス(コリン・ファレル)と出逢う。次第にひかれあう2人。しかし、それは許されない恋だった。自分たちの生活を守ろうとするネイティブ・アメリカンと、新たしい世界を開拓しようとするイギリス人――。言葉も文化も違う2つの世界は対立を深めていく…。



とにかく、映像が美しかったですね〜〜〜
まさにこれぞヒーリング・ムービーか?
せりふは最小限に抑えて、美しい映像と静かに流れる音楽ををボ〜〜〜っと観て聴いているだけで心が休まります。
休まりすぎて途中何度もウトウト・・・sweat01

ハリウッドの暴れん坊将軍、コリン・ファレルも中々ピュアで良いじゃないですか!以外にこういう役も似合うんですね(爆)

相手役のクオリアンカ・キルヒャーは、若干15歳なんですね〜
いや〜、可愛い娘ですなあ・・・
前半のコリンと愛し合うネイティブ・アメリカンな時はとても良かったですよ〜、可愛いし純粋だし。
しかし後半、コリンと別れてクリスチャン・ベールと出会って結婚したあたりからは、やっぱり設定に無理が出てきました。
ドレスが全然似合ってないのも、子持ちのお母さんに見えないのも、彼女が15歳のティーンだから仕方がないんだけど、それでもせめてメイクでどうにかならなかったのかな〜?

それと、やっぱし胸ときめくようなロマンチックなラブシーンがあった方が良かったような気がする。
これも、クオリアンカちゃんが15歳だから却下なんかな〜?

クリスチャン・ベールは最近とても良いですね。smile
元々そんなに好きな俳優ではなかったのですが、彼が出てくるだけで画面が引き締まる感じがします。
後半部分はコリンの出番が減り、クオリアンカが話の中心になるんですが、クリスチャンの存在感が映画の後半部分をしっかり支えていました。

う〜〜ん、なんだか惜しい!
監督がクオリアンカちゃんを使いたかったのは分かるんだけど、出来れば18歳くらいのもうちょっと大人の女優さんの方が良かった気がする。
15歳じゃ、色んな制約があって難しかっただろうなあ・・・shock

V フォー・ヴェンデッタ

Azapofn1 第3次世界大戦後、ファシズム国家と化したイギリスで、夜の街で秘密警察に捕まったイヴィー(ナタリー・ポートマン)は、仮面の男“V”(ヒューゴ・ウィービング)に救われる。国家を憎む孤高のテロリストが反政府運動を繰り広げ、過激なエンタテイメントアクション。『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟が製作と脚本を手掛ける近未来スリラー。



う〜〜ん、娯楽作品にしては全体的にトーンが暗いし、かといって社会派的な映画にしては軽いし。
ま、今やすっかり人気女優のナタリー・ポートマンと『マトリックス』などでお馴染みヒューゴ・ウィービングに、スティーブン・レイやジョン・ハート、スティーブン・フライにお懐かしやルパート・グレイブスなど、イギリスを代表する有名俳優が続々出てくるんだからそれだけでも贅沢な作品と言えるでしょう。

しっかし、肝心のヒューゴが全編仮面付けっぱなしで素顔を全然見せないってどうよ!
ホントにヒューゴが演じてるのかな?声だけの出演とちゃうのぉ〜?なんて疑いたくもなりますな。
実はヒューゴに決まる前、ジェームズ・ピュアホイがVを演じて撮影されてたけど、彼は撮影が全然楽しくないから降板しちゃったらしいじゃないですか。
やっぱり顔を見せない役っていうのは演じててストレスたまるんだよ、きっと。
っつーことは、ヒューゴにかなりの高額ギャラを提示したんか?(爆)

確かにお顔は見れないから寂しいけど、ヒューゴが演じるVは結構お喋りで面白い奴。
あのトランプマンみたいな独特の仮面はパッと見ちょっと怖いけど、テロリストというよりはマジシャンみたい。

そして、スキンヘッドで頑張ったナタリー・ポートマン。
結局、スキンヘッドになる必要があったの??
な〜んて思っちまいましたが「それだけ体張ってやったのよ!」っていうナタリーちゃんの女優根性をアピールしたかったのか?それとも単なる話題作りか・・・
それでも、だいぶ女優としては成長しましたね。
あのロリータ娘のヘンなコスプレはいただけませんが・・・

なんとなく全体的にパッとしないなあ、と思いながら観てたんですが、それでも一見難しそうに思えるストーリーは以外にもシンプルで、なおかつ色んな伏線が敷かれてあるので面白いし、自由と平和への願いが込められたラストは映像的にかなりスケールが大きくて胸にググッと来るものがありました。

しかしヒューゴさん、今度の映画ではちゃんと素顔を見せてね!smile

2006年4月12日 (水)

プロデューサーズ

Bujpujcc メル・ブルックス監督の68年の同名コメディ映画が、01年にブロードウェイのミュージカルになって史上最多のトニー賞12部門を受賞。この大ヒット・ミュージカルを映画化したのが本作。監督はブロードウェイの舞台版の演出&振付を担当したスーザン・ストローマン。ショーがコケればコケるほどプロデューサーは儲かるというカラクリを発見したプロデューサーと会計士が、史上最低のミュージカルを上演しようとするのだが……。

落ち目のプロデューサー、マックスに、ブロードウェイの舞台版でトニー賞に輝いた『キング・オブ・ブロードウェイ』ことネイサン・レイン。
対する小心者の会計士、レオに、同じくブロードウェイで演じたマシュー・ブロドリック。



最近『シカゴ』『オペラ座の怪人』と、ブロードウェイのヒットミュージカルが映画化され成功しているが、この映画もブロードウェイで大ヒットを記録したミュージカルの映画化です。
去年、日本でも全米ツアーカンパニーによって上演されました。
私もその舞台を観たかったのですが、なんせ東京だけの公演ということで、諦めざるをえませんでした。sad
しかし、この映画はかなり舞台に忠実らしいということで、私のように舞台を観られない人にとっては、実にありがたい映画化と言えます。

映画は、まさにミュージカルの王道。
背景にイルミネーションが輝いて派手な衣装のショーガール達に囲まれてマシューが歌い踊るシーンや、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースばりにマシューとユマ・サーマンがロマンチックにダンスするシーン。
歩行器を使った大勢の老婦人とネイサンが、ストリートでパレードように繰り広げる大掛かりなダンス。
そして、劇中劇『春の日のヒトラー』での軍服姿での見事なダンスなどなど・・・
昔のMGMミュージカルを見ているようなリッチな気分に浸れます。

そういや、最近こういうミュージカルの王道を行くような映画は作られてないですよね?
どのシーンも昔のミュージカル映画、といっても私もそんなに観ているわけではないのですが、例えばミュージカルの名シーンを集めた『ザッツ・エンタテイメント』で観たようなシーンばかりで、それが今観るととても新鮮に思えました。

監督が舞台版で演出・振付をしたスーザン・ストローマンだけあって、さすがにミュージカルシーンでのダンスシーンはすごい迫力!
そして、俳優陣がブロードウェイオリジナルのネイサン・レインとマシュー・ブロドリックというのがまた嬉しい!
さすがに二人は息がピッタリで素晴らしいのですが、実はワタクシ個人的にはちょっと不満が残ったのでした。
なにゆえ? 舞台ファンの方々からの批判覚悟で言うと、ネイサンにしてもマシューにしてもちょっとオジン臭いのである・・・
確かに、舞台上だと彼ら二人の絶妙な演技が生かされるのだろう、しかしアップを多用する映画となると、ネイサンは脂ぎってるし、マシューも昔の爽やか青年ぶりはどこへやら?の小太りオヤジだし・・・つまり、この二人を見苦しいと思ってしまったのだ。shock
二人は舞台栄えする素晴らしい俳優だけど、映画となるとちょっと違う感じ。
こんなこと感じたのは、私だけかなぁ〜??

この二人に対し、脇役陣営は凄かった!
特に素晴らしかったのがヒトラーを愛する『春の日のヒトラー』の作者フランツを演じるウィル・フェレル
『奥さまは魔女』で散々コキおろしたワタクシですが、この映画では歌もダンスも強烈キャラもサイコー!
彼はミュージカル初挑戦ということですがもう素晴らしいの一言smile
そして、史上最低の演出家で劇中劇ではオカマのヒトラーを熱演するロジャー役に扮した舞台版オリジナルのゲイリー・ビーチ。
そして、ロジャーのアシスタント兼恋人のカルメン・ギアを演じる、同じく舞台オリジナルのロジャー・バート。(最近では『デスパレートな妻たち』でブリーに付きまとう危ない薬剤師役が強烈でした)
この二人もキャラは強烈だし滅茶苦茶面白くて最高だった。
(そういえば、この二人にしてもネイサンやマシューにしても、みんなゲイを演じたことがあるんだよな〜。
ゲイの役って、演劇人にとってはすごくやり甲斐ある役なんだろうな。)

そして、スウェーデン人のセクシーなウーラを演じたユマ・サーマンはミュージカル初挑戦ながら実に頑張ってました。
マシューとの愛を語るダンスシーンでもロマンチック&コミカルな雰囲気が出ていたし、歌も思った以上に上手くて、彼女こそ、映画栄えする女優としてこの映画に相応しいと思いました。

ストーリーも最後までキチンと締めくくってあるので気分がスッキリするし(最後のミュージカルシーンではウルウル来たよ)、エンディングのウィル・フェレルの歌も可笑しくて最高だし、オマケ映像も楽しいし、サービス精神満点の映画でした。

しかし、やっぱりこういう映画を観ると、いつか元気なうちに一度でいいからブロードウェイに行きたい!行きたい!行きたい!
だ、誰か私をブロードウェイに連れてってぇ〜〜!!





2006年4月 4日 (火)

THE 有頂天ホテル

4jl1itv3 物語の舞台は大晦日の大ホテル。そこに集ったそれぞれの人々に起こるそれぞれのハプニング。彼らに、幸せな新年は訪れるのだろうか?“ホテルアバンティ”の副支配人である平吉はなんとか今日、大晦日を無事に終えたいと願っていた。しかしなぜだか総支配人は行方知れずになり、ホテルにはワケありの人物たちが続々集結。彼の願いもむなしく、トラブルばかりが発生していく。おまけに別れた妻と遭遇。働いていると言えなかった平吉は、授賞式に呼ばれて来たのだと嘘を付いてしまうのだった。

「5分に1回は笑える!」という評判で、最近ストレス溜まりまくりのワタクシは日頃の鬱憤を晴らそうと意気込んで観て来ました。が!

ひねくれ者の辛口レビュー

なぜだろう?全っ然笑えなかったcoldsweats02
「謹賀信念」やアヒルのダブダブの所ではクスッと笑えたが他に可笑しいと思えるシーンがなかった。
きっと「あの人がこんな役を?」という意外性を楽しめばいいのだろうが、普段から日本のドラマやバラエティーを見ない私にはピンと来ない。
そんなことよりも、「松たか子の演技が微妙・・・」とか、「西田敏行の裸は見たくない」とか、「役所広司のドタバタ演技がイタイ」とか、「騒音が隣の部屋に聞こえてしまう高級ホテルってどうよ?」とか、アラばかりが目に付いてしまった。

人情面では、悪徳政治家のエピソードも役所&原田の元夫婦のエピソードも何も心に訴えてこない。
展開のテンポが悪いのか途中で退屈してしまった。
テレビドラマで見るならこれぐらいで充分楽しめるんだろうが、お金を払ってまで観るほどでもないだろう。
もしかして舞台で見たらもっと笑えたのかもしれない。

ただ、ラストのYOUさんの歌はすごくキュートで良かった!
そういや、YOUって元々歌手やったんやな〜。smile

2006年3月28日 (火)

片道2時間・・・豪華アカデミー賞受賞作2本立鑑賞記

Gwhwdcp9 アカデミー賞受賞で大いに沸く超話題作、ポール・ハギス監督作品『クラッシュ』、アン・リー監督作品『ブロークバック・マウンテン』の2作品をやっとこさ観てきました!
しかもやってる映画館は三ノ宮のシネ・リーブル神戸。
同じ兵庫県といっても、電車を乗り継いで片道2時間!train
そこまでして映画館へ観に行く価値が果たしてあるのか?どうせちょっと待ったらレンタルされるじゃん、などと実は大いに悩みました・・・しかし!結果は行ってよかった!大正解!

作品賞は『ブロークバック〜』に行くという大方の予想を裏切り『クラッシュ』に輝いた訳ですが、さて、ワタクシnikeの軍配はどちらに挙がるのか!?

絶賛&ネタバレもあるわよ

『クラッシュ』
ロサンゼルスのハイウェイで起こった一件の自動車事故が思わぬ連鎖反応を生み出し、ざまざまな人種のさまざまな人間達の運命を狂わせていく・・・

冒頭の自動車事故から遡って36時間前からの出来事を追っていく。
登場人物たちは誰も彼も心の中が怒っている。
怒っていると本音が出ると言うか、普段は表には出さないような差別的な言葉や行動で相手をなじったり、暴力をふるったりする。
そんなエピソードに正直うんざりさせられてしまう。

そんな中、一番初めに涙してしまったエピソードは、鍵屋のダニエルが、銃声の音に怯えてベッドの下から出てこない幼い娘のララに、銃弾を跳ね返す透明マントを着せるシーン。
もちろん、ダニエルが話した透明マントはララを落ち着かせる為に即効で考えたダニエルのお伽噺なのだが、このシーンは父娘の愛情がほのぼのとして、本当に観ていて心がホッとする名シーンだ。
後半、この「透明マント」が思いもかけない奇跡を起こすが、何といっても“信じる”という事の素晴らしさ。
それを充分に感じた実に美しいシーンであったと思う。

そしてスリリングかつ美しいシーンといえばこちら。
職歴17年のベテラン警官で差別主義者のライアンが、黒人のTVディレクターのキャメロンの妻クリスティンを容疑者扱いし、体をまさぐる屈辱的行為を行う。
その後、自動車事故に遭い転倒した車の中に閉じ込められたクリスティンを偶然にもライアンが見つけ助けようとするが、クリスティンは抵抗する。
しかし、爆発の危険を感じたライアンは紳士的に、かつ敏速にクリスティンを救出する。
このシーンは実に丁寧にそしてスリリングに描かれる。
ここでもワタクシ、思いっきり泣かしてもらいました・・・
ベテラン警官としての強い正義感、そして父親に見せていた優しい思いやりが、危険を顧みず嫌悪していたはずの黒人女性を奇跡的に救出するのだ!

他にも好きなエピソードとして、いつもイライラしている地方検事の妻ジーンは、何かとメイドにフラストレーションをぶつけ辛く当たっていたが、あるきっかけでジーンは自分にとっての本当の「親友」とは誰であるか気づく。
上記3つのエピソードでは、相手をギュ〜〜っと抱きしめるシーンがものすごく印象的でした。
抱きしめることで相手の心と体の温もりを感じて、愛し合い、理解し合えるものなんだね。

人間って善と悪が表裏一体で、小さなことでどっちにも転んでしまうものだ。
その上、自分でも気づかないうちに潜在意識の中で人を差別している。
この映画では、たった一日の事件や事故をきっかけに、人が変わっていく様子が描かれる。
もちろん、みんながみんな幸せになれたわけじゃない。
絶望を味わう人もいる。しかし、これから自分はどう生きていくべきか、改めて自分の心の中を問いただすきっかけになったと思う。

ラスト、深夜のロサンゼルスに舞い落ちる雪がとても美しい。
雪を眺めながらキャメロンが、クリスティンに電話で言う「アイ・ラヴ・ユー」
この一言のセリフが、映画の言おうとしていたことの全てだったような気がします。


Sxzi52xd 『ブロークバック・マウンテン』
ワイオミング州ブロークバックマウンテンで共に季節労働者として働くジャックとイニス。
厳しい大自然の中過酷な労働をしながらも、二人は精神的にも肉体的にも強い絆で結ばれていく・・・

くぅ〜〜、なんという純愛だろう!全編胸が締め付けられっぱなし。
ジャックとイニス、どちらがなんというわけでもなく自然な形で結ばれ愛し合う。
「好きになった人がたまたま同性でした」っていうだけのこと。
しかし、二人は強い理性が働き一旦は別れ、その後お互いに結婚して子供ももうけるが、それでもお互いの事が忘れられない二人は、たびたび会って幸せなひと時を過ごす。

4年ぶりにジャックがイニスを訪ねて来た時、思わず抱きしめあいキスをする二人。
そんな二人を目撃してしまうイニスの妻のアルマ。
二人で幸せそうにはしゃぐ姿を横目に、ショックで体が硬直してしまうアルマの姿が実に痛々しいねえ・・・sad
幸せな結婚生活を送っていると自分に言い聞かせてはいたものの、何かイニスに対して言いようのない不安をず〜〜っと抱いていたんだろうな。
例えば、イニスにベッドで抱かれる時、イニスはブロークバックでのジャックとの行為に想いを馳せていたのだろう。
体を重ね合いながらも「心ここにあらず」な夫の気持ちをずっと察知していたに違いない。

ジャックに会うときは、自分には決して見せなかった幸せそうな表情を見せる夫。
しかし、夫には何も言えずにただ黙って見送るしかない妻。
ミシェル・ウィリアムズ、絶妙な演技です!

結局イニスとアルマの結婚は破綻してしまうが、幼い頃に見てしまった同性愛者に対する父親の犯罪がトラウマとなっているイネスは、中々自分の殻を破ることが出来ない。
対してジャックは、回りから同性愛者だと皮肉られても気にせず、堂々と無邪気にイニスに対して愛を求めるのだ。

とにかく、ジャックを演じるジェイク・ギレンホールがめちゃキュートなのよぉ〜!lovely
デレ〜ンとしたタレ気味の目元と、両端がクイッと上がった口元でもってひたすら一途な愛を求める表情にヤラレタheart
何時間もかかって折角イニスに会いにいったのに、冷たく拒絶されて泣きじゃくりながら車を運転するジャックに胸がキュイ〜〜〜ン

しかし、ジャックがその後メキシコで他の男と関係を持ったことを知ったイニスが激しく詰る所では、イニスの内に秘めた熱い想いが一気に爆発してこれまたヒース・レジャーがいい!heart

結局、イニスへの想いを果たせず一人寂しく死んでいったジャック。
ジャックの愛を受け入れられなかった罪の重さに気づいたイニスは、今後ジャックだけを想い続けながらたった一人で生きていくのだ。
二人にとっては楽園だったブロークバック・マウンテンでの至福のとき。
2度とは帰ってこない美しい思い出を永遠に胸に抱き、「ジャック、永遠に一緒だよ・・・」


さて、ワタクシnikeは一体どちらの映画に軍配を挙げたのでしょうか?答え、そんなん無理に決まっとるやろ!
では、真面目に・・・ 確かに、多くの登場人物が複雑に絡み合うストーリーを、ここまで見事に分かりやすく上手く一つのストーリーとして構築していった『クラッシュ』での演出は素晴らしく、しかもサスペンスであり、娯楽性も高い。そう考えると作品賞は『クラッシュ』にふさわしかったと思う。

逆に、ジャックとイニスの20年にも及ぶ一つのラブ・ストーリーに、多くの登場人物を絡ませながらも決してキワモノにならず、上質の恋愛映画として描かれた『ブロークバック・マウンテン』
全てのシーンにアン・リー監督の優しい眼差しが注がれた、文字通りアン・リーの映画という気がする。
こちらも監督賞に相応しかったと思う。

とにかく、結局一日仕事となった今回の2本立て強行突破!
ほぼ全編泣き通しだったので目は腫れるわ、化粧は剥げるわで帰りの電車の中大変だったけど、それでも思い切って行って正解!しかも一人で大正解!(誰かと行ったら気を使っちゃって思い切り泣けませんもの)
それでもまだ日帰りで行けただけ幸せだったかな?smile




2006年3月10日 (金)

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女

_utkwmlg ドイツ軍の空爆が激化する第二次大戦下のイギリス。ペベンシー家の4人の兄妹──ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーは、ロンドンの空襲を逃れるため、田舎に住むカーク教授に預けられる。古めかしく広大な教授の屋敷は、子どもたちにとって最高の探検場所だ。好奇心旺盛な末っ子のルーシーは、その広大な屋敷でかくれんぼをしているうちに、空き部屋で大きな古い衣装だんすを見つける。見えない力に導かれるかのように衣装だんすに入り、毛皮のコートを押しのけて奥に進むと、やがてルーシーは雪に覆われた森の中に立っていた

ちょっと辛口&ネタバレありよ!

原作は読んでいないので、あくまで映画のみの率直な感想ですが、う〜〜〜ん・・・これは実に、実に微妙だ。shock
何が微妙かっていうと、分かりやすいストーリーに、残酷描写が一切ない戦闘シーンなどを観ると、これはお子様向け映画として観るべきだったのだろう。
しかし、この映画の宣伝を観る限り、きっと100人中100人は『ロード・オブ・ザ・リング』の3部作のような壮大で完成度の高い映画を期待するだろう。
確かに、個性的なキャラクターや大規模な戦闘シーンなど『ロード〜』を彷彿させるシーンが多いために、どうしても比べてしまう。
しかし、悲しいかなそれらのシーンの迫力も完成度も『ロード〜』には遠く及ばない。
そういう視線で観てしまったこと自体、私が間違っていたのだろうが、それじゃあ期待させるような宣伝するなよ!(爆)

ストーリーについては、子供向けっていうことでそれなりに納得すればいいんだけど、それにしてもアスランが生き返るところは、もうちっと一工夫欲しかった気が・・・
だってさ、そりゃあ生き返るんだろうな〜っていう気にはなったよ。
でも、あまりにも唐突っていうか都合良過ぎっていうか、それなら後で見て「なるほど!それはいい考えだね」って言えるような気の利いたトリックでもないと・・・
なんというか、こういうことを書くと不謹慎なのかもしれないけど、もっと命の尊さっていうものをしっかり伝えて欲しい。
一旦死んじゃうと、もう2度と生き返ることはないんだよ。だから命を大切にしなければならない。っていう当たり前だけど厳しい現実を子供達に突きつけても良かったんじゃないかな?
ま、原作でもこういう話なら仕方ないですが。ハハハハ・・・sweat01

4人の子供達はそれぞれに演技もいいし良かったとは思うが、次男エドマンドの抱える心の葛藤がイマイチこちらに伝わらなかった。
内面もそうだが、いかにも弱っちい兄弟君が敵を倒すシーンも違和感あり。
映画の後半ですっかり大人になった四兄弟が出てくるが、彼らが中々カッコ良くて、どうせならこの大人版四兄弟での活躍をもっと見てみたかった!

しかし、魔女ティルダ・スウィントンはとても美しく魅力的でした。
彼女、何故か現実離れした役どころが多いですが、ご本人も不思議〜な存在感がありますよね。

っつーことで、気がつけばけなしまくり?(爆)
今日は珍しく4人の映画好きミセス軍団で賑やかに(上映中は静かに・・・)観てきましたが、4人中肯定派は1人!
現実社会で揉まれ過ぎて頭の中まですっかり乾ききったオバハンの心を潤すには至らず・・・っていうより、そんな乾いた自分が情けなかったりして。shock

2006年2月24日 (金)

博士の愛した数式

Ydjqeufv 家政婦として働くシングルマザーの杏子(深津絵里)が、事故で80分しか記憶がもたないという博士(寺尾聰)の元で働き始める。最初は戸惑いを覚えた彼女だが、やがて博士と数式の話を通して、息子共々、交流をもっていく。

ブログ開設以来初の邦画デス!
う〜ん、さすがに字幕を読まなくていいのはラクチンだぁ〜smile



原作は第一回本屋大賞を受賞したベストセラー。
私は原作を読んでないのですが、語り手が原作では家政婦の杏子だったのが、映画では大人になった息子ルートに変更されているそうです。
大人になって高校の数学教師になった現在のルートが授業で生徒達に、母と子供だった自分が博士と出会い、共に過ごした思い出を通して数や数式の魅力について語ります。

私は難しい公式とか憶えるのが大の苦手で、学生時代には随分苦しめられた数学。
しかし、世の中にはこの数字や数式を「美しい」と感じる人がいるんですね〜
確かに、映画の中では今まで見た事も聞いたこともない数式や数の種類(って言うのか?)が一杯出てきます。
それらについては大人ルート君(吉岡秀隆)が面白く説明してくれます。
例えば『友愛数』なんて、ある二つのそれぞれの数の約数を足していったら、お互い相手の数になるっていう実に不思議な関係を示した数のこと。
へぇ〜〜〜!?こんな数字の関係なんて今まで考えたことないよ!って思うことが沢山出てきてホント面白い。
(もう映画を観て数時間経った今じゃすっかり忘れてるんだけど・・・sweat01

とにかく、記憶が80分しか持たない博士は数式を通して杏子とルートとの交流を深めていく。
もうひとつ彼らを繋ぐものが『阪神タイガース』。
70年代江夏がエースとして活躍していた頃から記憶が止まっている博士に合わせて、過去のテレビ映像を見て研究する杏子とルート。
博士を理解しようとする二人の姿勢も素晴らしい。
こういった何気ない出来事が淡々と静かに描かれているだけなのに、一つ一つのシーンがまるで流れるように心のひだに染み入る。

博士を演じる寺尾聰の演技が素晴らしい。
ちょっととぼけた味がユーモラスで、まるで子供のように純真な心を持った博士を魅力的に演じている。
吉岡秀隆も真面目な数学教師にピッタリはまり適役。
子供時代のルートとルックスも似ていました!
ただ、折角ルートが語り手になっているのだから、ルートが数学に魅了されていく過程をルートの成長と共に、もっと掘り下げて描いて欲しかった気がする。
それと、折角素晴らしい授業を受けたルートの教え子達が、授業が終わった途端さっさと教室から出て行くのも寂しい。
まあ、無関心・無感動とも言われる今時の若者像を反映していてそれはそれで良いのかもしれないけど・・・

そして、寺尾聰に反して浅丘ルリ子の役どころがなんとなく中途半端になっているのも残念。
特に後半、寺尾聰と浅丘ルリ子の二人が能を見るシーンは、無い方がいいのでは?
義姉の手を握る博士に「男」の部分を感じて嫌だったし、無駄に長いのでそれまでの穏やかな流れが止まってしまった。

しかし、とても美しい映画だったし、観終わった後はとても清々しい気分に浸ることが出来ました。
春先に観るにはピッタリの一本ですね。smile

2006年2月 9日 (木)

フライトプラン

Gbiwynuv 夫を失ったばかりの女性航空機設計士カイルは、6歳の娘とともに自分が設計したジャンボ旅客機に乗って旅立つが、飛行中に機内で娘が姿を消す。客室乗務員も乗客たちもカイルの娘の姿を見た記憶がない。娘の存在はカイルの妄想なのか、それとも何者かの陰謀なのか? 

監督はドイツ出身のロベルト・シュリンケ。主演は2度のアカデミー賞に輝くジョディー・フォスター。

ネタバレ、突っ込みどころアリです! 

突然娘がいなくなって大慌てのジョディー母ちゃんが飛行機中走り回って大迷惑!?angryな話ですが、絶対いたはずなのに「お宅の娘さんの搭乗記録がありません。娘さんは亡くなられてます。」とか言われたら、「へ?これはシックス・センス的展開なのかい??」とか思ってこちらもきつねにつままれた気分。

しかし、これで最後までどうやって繋ぐんよ!って思ってたら案の定・・・(笑)
初めからどことなく胡散臭かった航空保安官でなんとなくブラッド・レンフロ似のピーター・サースガードと、浅丘ルリ子似の客室乗務員にすっかり騙されて(爆)
そうだよな〜、ジョディーがただのヒステリー女の役を演じるわけがない!

つまりは、これは「他人の無関心と思い込み」をうまく取り入れた映画とも言えるだろう。
他の乗客も乗務員も、カイルと一緒にいた娘を見たような見なかったようなハッキリしない記憶しかない。
しかも、他の人が「絶対いなかった!」って言い切ったらそっちの方を信じてしまう。
アラブ系の男を見ると「コイツが怪しい!」って決め付けてしまう人種差別的な偏見もそう。
冒頭、カイル親子を窓から見ていた男を「そういやコイツらだった!」って私も決め付けてたし。
う〜〜ん、中々人間の心理を上手いことついてる。shock

しかし、いくら深夜とはいえあんなに大勢の客がいるんだから一人ぐらいはカイルの娘に気づくだろうに??
もし誰かが気づいてたらこの計画はオジャン。
こんな危険な計画そもそも立てるかなぁ???

と、突っ込むのはこれぐらいにしとこう。(笑)
ジョディー・フォスターは二人目の子供を産んでから久々の主演映画ですね。
さすがにアップになると「年取ったな〜。。。」と痛感せざるをえないが、それでも存在感はサスガ!
最近色んな映画に出まくっているショーン・ビーンは、「スタンド・アップ」に続く善人役でホッ・・・smile
ヒステリーなジョディーにセラピーするお節介セラピストはかなり久々登場のグレタ・スカッキ!
かつてのフェロモン女優がこんなチョイ役ですかぁ〜〜??sad

う〜ん、サースガードにはもうちょっと粘って欲しかったかな?ラストがちょっと弱くて残念だったけれど、とりあえず、中々の美少女だったジュリアちゃんが無事で何より。
親にとって、子供の迷子は本当に怖いものです!(我が娘を2歳の時迷子にした経験アリのワタクシ・・・実感デスsweat01

ミュンヘン

Yytsguvw 1972年9月5日、ミュンヘンオリンピック開催中、パレスチナゲリラ“ブラック・セプテンバー/黒い九月”によるイスラエル選手団襲撃事件が発生した。激怒したイスラエル機密情報機関“モサド”は暗殺チームを編成、報復を企てる。リーダーに任命された一人の男、アヴナー。人を殺したことなどない彼は妊娠7か月の妻を残し、愛国心と哀しみを胸にヨーロッパに渡る。やがて他の4人のスペシャリストとともに、アラブのテロリスト指導部11人を一人一人消して行くアヴナー。指示を受けるがまま任務を遂行、見えない恐怖と狂気の中をさまよう男たち……。私たちは正しいのか? 果たしてこの任務に終わりはあるのか? そして、愛する家族との安らぎの日々は待っているのだろうか……。

監督はスティーブン・スピルバーグ。
主演のアヴナーに「トロイ」のエリック・バナ。新007役で注目のダニエル・クレイグ、「シャイン」のオスカー俳優ジェフリー・ラッシュらが共演。



ミュンヘンオリンピックが開催された1972年当時はまだまだ子供だったのですが、それでも日本は男子バレーボールで金メダルを獲ったよな〜ぐらいの記憶はなんとなくあります。
その華やかな祭典の裏でこんな凄惨な事件が起こっていた事は随分あとになって知りました。
この映画はその事件の後日談、イスラエル側の「ブラック・セプテンバー」に対する報復の内容を細かく描いてある。

暗殺を命じられたアヴナーら5人のメンバーは、始めのうちは殺人行為にいくらかの躊躇いを感じていたが、一人一人次々に殺害していくうちに、まるで片付け仕事のような無感覚の状態に陥る。
そしてアヴナーに娘が誕生し、守るべき家族の存在と任務を遂行しなければならないプレッシャーで苦しむようになる。

残虐な殺戮を繰り返しながら、一方で穏やかな生活を夢見てシステムキッチンが飾られたショーウィンドーを見つめるアヴナー。
しかし、もし自分の家族の命が狙われたら?何者かによって奪われたら?
考えるだけで恐ろしいだろう。家族が彼にとって支えになる反面、弱みにもなってしまう。
しかし、夜一人で眠りにつくときも、妻を抱き愛し合っている時も彼の脳裏に焼き付いてはなれないのが、ゲリラに惨殺される罪も無いイスラエル選手団の姿だ。
国の為に、亡くなったイスラエルの選手の為に、自分はこの仕事をやり遂げなければならない・・・

やられたらやり返す、これは人間が元々持っている本能なのだろうが、まるでゴールの見えないレースを走っているようなもの。
報復は報復を呼ぶ。何の解決にもならないし、本当に無意味な行為なのだ。

とまあ映画を観ながら色々と考えさせられたわけですが、同じくスピルバーグのシリアス路線映画で言えば「シンドラーのリスト」の方がはるかに重苦しいが、映画的に見て記憶に残るような名シーンが多かったし、見終わった後はしばらく心にグサリと突き刺さるような衝撃と感動で放心状態に陥ったものだ。
それと比べてしまうと「ミュンヘン」はちょっと物足りない感じがしてしまう。

しかしながら、色あせてざらついたドキュメンタリータッチの映像が当時の雰囲気をうまく再現し、とてもリアルで恐怖感を煽る。
淡々としていながらも、監督からの平和への強いメッセージを感じます。
目に見えない恐怖に怯えながら任務を遂行するエリック・バナの熱演にも拍手

2006年2月 1日 (水)

スタンドアップ

Eriz_fcc 夫の暴力に耐えかね、2人の子供を連れて故郷の北ミネソタの町に戻ってきたジョージーだが、そこは古くからの鉱山の町で、シングルマザーの彼女への視線は冷たい。2人の子供を養って生きていくために、ジョージーは男たちに混じって鉱山で働くことにするが、しかし、そこにあるのは男の職場に入り込んできた女に対する剥き出しの敵意と、露骨な嫌がらせだった。
 数少ない同僚の女性たちも、状況がさらに悪化することを恐れ、味方にはなってくれない。自分の無力に打ちひしがれそうになりながらも、ジョージーは自ら立ち上がることを決意する。家族との絆、自分自身の未来、そして人としての誇りを守るために――。


「モンスター」のオスカー女優シャーリーズ・セロン主演で、全米初のセクシャル・ハラスメント訴訟勝訴の実話を映画化。監督は「クジラの島の少女」のニキ・カーロ。

ネタバレありよ!

これは凄い映画でした。
こんなに観ていて腹が立つ映画も久しぶりだったし、その一方感動でボロボロに泣けてしまった。

ジョージーら女性達が男たちから露骨な嫌がらせを受けるシーンにも腹が立ったが、その事を会社の上層部に訴えても「すぐに辞めてもいいんだよ」とかわされるし、父親の分からない息子を産んだことで世間から『アバズレ女』呼ばわりされているジョージーを許すことが出来ないジョージーの父親までも見て見ぬフリをするし、同じく虐めにあっている同僚達に一緒に告発しようと呼びかけても自分たちの立場が悪くなると泣き寝入りしようとするし、「なんで分からんのや!?」annoyって怒り爆発!angry

しかし、当時はそういうものだったんだろうね。
今では『セクハラ』という言葉が世の中に浸透し、社会に出て働く女性達を取り巻く環境もかなり向上しているが、それもジョージーのような女性が勇気を持って自ら立ち上がり、真っ向から戦い抜いたお陰なのだ。

しかしこの映画、怒るシーンばかりではない。
ジョージーに仕事を誘ったグローリー(フランシス・マクドーマンド)と夫のカイル(ショーン・ビーン)はいつもジョージーと子供達を暖かく見守っているし、ジョージーの弁護士ビル(ウディ・ハレルソン)も明らかに不利な立場にいるジョージーと共に苦しい戦いに挑む。
辛いシーンが続く中、感動でホッと心が温まるエピソードです。

何より感動的だったのは、組合の集会で発言するジョージーがなじられているのが我慢できずに、父のハンクが娘を擁護する発言をシーン。
今までは娘の事を恥じていたハンクだが、息子を妊娠した経緯が裁判中に明らかになるにつれ、長年娘が一人で抱え込んでいた苦悩を知り、やっと長年のわだかまりが解け親子3人で抱き合う。
くぅ〜〜〜、泣ける!

そして、出生の秘密を知った息子の帰りを一人家の外で待つジョージー。
息子が帰ってきた途端に安堵の涙を流す所でこちらの涙腺も緩む、緩む・・・
決して望まれない妊娠ではあったが、産まれてきた穢れなき息子の存在は何者にも代えがたいものだったのだ。

母親って、たとえ何を言われても何をされてもどんなことがあっても、自分の子供に無限の愛情を注ぐもの。
毎日毎日子供達の帰りを寝ずに一人で待ってるもんなんだよ・・・そうやって親になっていくんだな〜。
あ〜〜、実感!

ラストの裁判のシーンはこの映画のクライマックスと言えるが、そこのところはいかにもハリウッド的なご都合主義とも言える展開になってしまったが、それでもビルの力強い「スタンドアップ!」のセリフに感動しちまった・・・

シャーリーズ・セロンは油と泥にまみれて文字通り体当たりの熱演。
この人は「ノイズ」の頃から演技が上手いとは思っていたが、本当に上手い女優だなあ。
そして前髪を下ろした狼カットがキュートで、やっぱり美人!
でも、シャーリーズはこんなにセクシーで魅力的なのに、やっぱり根が苦労人というか、地に足が着いたしっかり者。
そして先日発表された本年度のアカデミー賞主演女優賞に見事にノミネート!
同じく、ジョージーの一番の理解者グローリー役のフランシス・マクドーマンドは助演女優賞候補に!

グローリーの心優しい夫カイルで珍しく善人役を演じるショーン・ビーン。
そして、バーで女性に声をかけることが出来ないという、実際の彼とはまるで正反対なオクテの弁護士ビルを演じたウディ・ハレルソン。
二人ともちょっと意外な役どころだったけど、そこがまたなんともいい感じで泣けるんだわ〜

この映画は、多分性的なセリフが多いからだと思うんだけどR−15指定になってます。
でも、そんなに過激なシーンがあるわけでもないし、それよりもこういう映画こそ一人でも多くの人に観てもらいたいと思う。
テーマがセクハラ訴訟ということでどうしても暗いイメージを持ってしまうが、シャーリーズはとても美しいし(ヒロインがブサイクだとこういう映画の場合は本当に辛いデス)、初めからハッピーエンドがわかる映画というのは安心するよね。smile

ところで、その後ジョージーとビルの関係はどうなったのでしょうか?
二人が結婚すると幸せになれる気がするのですが、でもジョージーは誰にも頼らず一人で子供達を育てる決心をしているのですから、今後もビルとはいい友人同士でいるんでしょうね。
そういう男と女の関係も素敵ですわ。





2006年1月28日 (土)

レジェンド・オブ・ゾロ

Yuqzsnic カリフォルニアがアメリカ合衆国31番目の州になるか、否かの投票が行われようとしていた。その投票所に悪名高いジェイコブ・マクギブンス(ニック・チンランド)が妨害に現れるが……。
1998年に公開された『マスク・オブ・ゾロ』の続編。
スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、主演は前作と同じくアントニオ・バンデラスとキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。

寒い寒いと家に篭っていたが、やっと重い腰をあげて映画館へ行ってきました!
なんだか知らないうちに映画館のスクリーンが変わっている?
うん?ハイビジョン??前よりクリアーになったみたいだけど、白い画面では細かい点々と、スクリーンの繋ぎ目みたいな3本の細い縦線が妙に気になる・・・ま、見ているうちにそんなことも気にならなくなっちゃいましたがsmile



アンソニー・ホプキンスが共演していた前作『マスク・オブ・ゾロ』が面白かったので7年ぶりとなる続編の今作も期待して観てみましたが、やっぱり面白いですね!smile
小難しい前置きもなし!のっけから颯爽とあらわれる我らがゾロのバンちゃん!カッコいい〜〜
橋の上での対決では、細い木の棒をヒョイヒョイと渡りながら悪党と戦ったり宙返りしたり、まるで香港映画を見てるようなスピード感とユーモア。
スタントはもしかしてジャッキー・チェン??(無い、無い)
一仕事終わって家に帰ると、益々艶やかで美しい妻、キャサ・ゼタ姐さんの登場!う〜〜〜ん、ゴージャスlovely
思えば、キャサリンが大スターになったきっかけが『マスク・オブ・ゾロ』
あの頃は、確かに綺麗で魅力的な女優さんだとは思ったけど、まさかこんな大女優になるとはね〜

あれから8年の間に色々ありました。
マイケル・ダグラスと結婚し、妊娠中に出演した『トラフィック』で演技的にも認められ『シカゴ』で念願のアカデミー賞に輝き、色々な話題を振り撒きながら今まさに大スターですもんね。
それを意識してか今回は姐さん大活躍!
胸元がグッと開いたヒラヒラセクシードレスで動きにくいだろうに、悪党をバッタバッタとやっつける!ま〜強いのなんの・・・
もう後光がさしてますよ、ホンマ。
逆に最近キャリア面ではちょっと元気が無いバンちゃん、以前のフェロモンも少なく、今回キャサ・ゼタ姐さんを前にかなり影が薄い気がするのですが?

そして今回ゾロの息子ホアキン役で初登場のアドリアン・アロンソ君がこれまた憎ったらしいぐらいに上手い!
さすがは4ヶ国を探し回ったと言うだけあって大人顔負けの演技力なんですが、こんなに小さいのに英語もスペイン語もペラペラで、ま〜可愛いというよりは小憎らしい?(笑)
なんとなく『ニュー・シネマ・パラダイス』の少年を思い出しちゃいましたが(そういやあの子は今どうしてるんでしょう)アドリアン君、今後の活躍に期待、というより真っ直ぐ育つのか不安?

しっかし、今回私が一番気に入ったのが英語が苦手なゾロの愛馬!
いや〜もうサイコーsign01
ご主人の目を盗んでお酒を飲んで酔っ払って暴走したり、パイプをふかしたりと中々のお茶目さん。
しかし、何より馬離れしたアクションがスゴイ!
暴走する汽車との追いかけっこもスゴイけど、その後ジャンプして汽車の屋根に乗っかったり、迫り来るトンネルを避けて屋根を突き破って汽車の中に入ったり。
あげくに前足でレールを切り替えてあわや衝突の危機を回避するという大活躍!
「こんな馬いね〜よ!」と突っ込む隙も与えません。(笑)

上映時間2時間6分。この手の映画にしてはちょい長すぎるかな?とも思いますが、全体的にはかなり楽しませてもらったのでOKです!
こうなったら、大人になってゾロ3代目になったホアキン君の活躍を描いたシリーズも作って欲しいですね!smile

2005年12月20日 (火)

キング・コング

Rau3vbrz 1930年代、野心的で無謀な映画監督(ジャック・ブラック)は、史上最大の冒険映画を世に送り出すため最も危険な航海に出る決意をする。疑うことを知らない誠実な脚本家のジャック・ドリスコル(エイドリアン・ブロディ)と、ひとりの女優アン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)を従えて…。荒れ狂う波、照りつける太陽──やがて運命は彼らを幻の孤島「髑髏島」(スカルアイランド)へと導いていくが…。

監督はアカデミー賞11部門を受賞した「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」のピーター・ジャクソン。



これは凄い!
前評判で泣ける映画だと聞いていたが、まさかこれほど泣けるとは思わなかった。
なんといってもキング・コングのアンへの一途な愛。
アンも始めはコングの生贄になるものと思い必死で逃げようとするが、コングは襲ってくる3頭のバスタトサウルスからアンを救出。
凶暴だと思っていたコングの優しさに触れたアンは、コングと美しい夕陽を眺め、そしてコングの腕の中で安らかに眠る。

くぅ〜〜〜、この時の二人が滅茶苦茶いい雰囲気!heart
コングとアンは言葉は通じないが、お互いの目と仕草でコミュニケーションを取る。
もはやCGとは思えないほど豊かで細かいコングの表情。
温かい母性を感じるナオミ・ワッツは今までの映画の中で一番綺麗。lovely
危険からアンを守る時のコングは頼もしいが、逆にアンに甘える時のコングはやんちゃな少年のよう。
まるで美女と野獣のようなカップルだが、心を通じ合わせた二人はどう見ても恋人同士に見える。
だからこそ、ラストのエンパイア・ステートビルでのシーンに心が張り裂けそうになってしまう。
もう純愛そのまんまじゃないの!heart

そしてこの映画はラブストーリーだけじゃありません!
コングの棲むスカルアイランドでの恐竜や巨大な虫たちが人間に襲い掛かるシーンがこれでもか!というほど続く。
まあ〜これらのシーンの迫力ったら!
きっとスクリーンを見ている私の表情ったらすんごいマヌケ面だったと思うけど、マジでお口アングリ・・・coldsweats02
これは映画館で実際に見てみないことには分からない、とにかく凄い!
特に大量の恐竜と人間との追いかけっこシーンは物凄くて目が回る。
時々いかにも合成って思わせる個所もあるけど、これって昔の恐竜映画へのオマージュ?(って深読みしすぎかなあ・・)
でも一番気持ち悪いのは恐竜よりもむしろ大量の虫ね・・shock
蜘蛛やらサソリやらヒルのデカイ版みたいなやつがウジャウジャと大量に襲い掛かるシーン・・・気色悪いです!

ただ一つ難点を挙げると、スカルアイランドに着いてキング・コングが登場するまでが長い!
ここまでで一時間以上あるからさすがにダレてしまう。
私も冒頭の一時間で思わず眠気が・・・(前日4時間しか寝てなかったし・・)
ここをもう少し削ってトータルで3時間を切るぐらいの映画にしてほしかったかな?

キャスト陣ではやはりナオミ・ワッツは綺麗でしたね〜
この役を演じるには年を取りすぎっていう声も聞くけど、いえいえコングが惚れるにはこれぐらいの熟女の方が説得力があっていいのです。
熱血監督のジャック・ブラックは、これでも押さえ気味の演技でしたね。(笑)
いつもの毒気はなかったけど、所々不思議なユーモアも漂わせ、ただのエゴイストな悪役にならなかったのはさすが!
エイドリアン・ブロディはジャック・ブラックの熱血漢と対照的な落ち着きぶりで、彼もアンに一途に恋心を寄せる好青年って感じでとても良かったです。
あと、そのブロディと「戦場のピアニスト」の印象的なシーンで共演していたトーマス・クレッチマンも気難しい船長の役で印象的でした。

しかしラストのカール・デナムの台詞「美女が野獣を殺した」は、中々意味が深いなって思った。
確かにアンに恋をした為に命を狙われ死んでしまったのだから結果的にはそうなのかもしれないが、スカルアイランドで静かに暮らしていたコングを自分たちのエゴで人間社会に連れてきたのは人間なのだ。
野生のコングが人間社会に馴染める訳がないのに、凶暴だからと殺してしまったのも人間。
この世で一番野蛮で恐ろしいのは、美しい自然を破壊しまくっている人間なのかもしれない。一体どちらが野獣なんだろうか・・・sad

2005年12月12日 (月)

SAYURI

Slpvp0y4 貧しさゆえに置屋に売られたひとりの少女。辛く厳しい日々の中で全ての希望を見失ったとき、運命の出会いが訪れる。それは“会長”と呼ばれるひとりの紳士(渡辺謙)…。「もう一度、あの人に会いたい」儚い願いを胸に少女は美しい変貌を遂げ、やがて花街一の芸者“さゆり”(チャン・ツィイー)となって会長と再会を遂げるが、その先には過酷な運命と激動の時代が待ちうけていた…。
監督は「シカゴ」でアカデミー賞を受賞したロブ・マーシャル。



本当は色々と突っ込み入れようと思ってたんですよ。
例えば、最初千代が家族といるシーンは全部日本語のせりふなのに、その後の京都のシーンからはいきなり英語だとか、「さゆり」とか「千代」とか「豆葉」などはそのままなのに、なんで「おかぼ」だけ「パンプキン」なんだよ!とか、「歌舞伎」を「ミュージカル」って言ってみたりとか、アメリカ人接待するのに混浴かよ!とか・・・

しかしです、そんなこんな言ってる場合じゃないほど、素直に感動してしまったのですよ。
結局アメリカ映画って、舞台がフランスだろうがドイツだろうが英語喋らせる国だし、ヘンな日本を描くのも今に始まったことじゃないし、つまりは「さゆり」も日本が舞台の豪華絢爛ファンタジー映画なのだ。
アメリカ人ってこういう日本の世界に常に憧れているのかも知れない。そう考えると、こんなに美しい日本を描いてくれたことに対して私は決して悪い気がしないのだ。

ストーリーは、小さい頃から置屋に売られて過酷な労働を強いられ芸鼓のお姉さんに執拗にいじめられてもじっと我慢な、まるで「おしん」か「細腕繁盛記」ばりの薄幸な女の成功物語で、かなりドロドロしております。(笑)
ま、さゆりが会長さんに出会ったことで一流の芸鼓になっていく過程はテンポも良く引き込まれます。
ラストもしっかり読めてしまうのですが、それでもほんのりと感動します。

さて、主演のさゆりを日本人じゃなく中国人のチャン・ツィイーが演じたことについて、色々と賛否両論あるようですが、つまりは日本に彼女ほどの存在感や演技力のある女優がいないってことなんでしょうか。
でも、チャン・ツィイーも着物の着付けとか身のこなしとか日本舞踊などなど日本の芸者になりきるのは大変だったと思うけど、とても魅力的にさゆりを演じていたと思う。

同じく中国の大女優コン・リーは、昔から大好きな女優さんなんだけど、前半許されない恋に身を焦がす芸鼓の初桃を貫禄たっぷりに演じていました。
でも後半は、さゆりに対して嫉妬心むき出しなただの性悪女になってしまったのがなんとも気の毒。

さゆりを一流の芸者へと育て上げる豆葉役のミシェール・ヨーも貫禄の熱演。
コン・リーとミシェール・ヨーの火花散る女の戦いが見ものでした。

一方男優陣は、役所広司の英語が素晴らしくてビックリ!
さゆりに心を寄せる延さん役で、役所さんらしい落ち着いた演技。
もう一人、「ラスト・サムライ」で一気に国際スターの仲間入りを果たした渡辺謙が、さゆりが憧れる会長さんを演じます。
しかし今回の渡辺謙さんはちょっと印象が薄い感じ。
演出のせいもあるのかもしれないけど、ちょっと謙さんにこの役は合わなかったかも?
私のイメージでは若かりし頃の仲代達也さんのイメージかな?
もしくは阿部寛とかがこの役を演じてたらまた違った面白さがあったかも?

それにしても、この映画で着物の持つ独特の色気をしみじみ感じました。
特に、髪を下ろしたコン・リーの着崩した着物から見えるもろ肌が何とも言えず色っぽくていいですなあ・・・
あと色気ではコン・リー姐さんには遠く及ばないものの、チャン・ツィイーも豆葉の旦那に一枚一枚着物を脱がされておりました。
この時の絹の擦れる音もなんとなく危ない雰囲気を醸し出しております。
最近じゃ日本人でもすっかり着物は着なくなってしまいましたが、改めて着物の持つ魅力を再確認させていただきました。
やっぱ、日本の文化を大事にしなきゃね〜smile

Mr.Mrsスミス

Gd5bjyi8 2大人気スター、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが初共演する娯楽アクション。スゴ腕の暗殺者2人が相手の正体を知らずに結婚するが、数年たった今は倦怠期に突入。そんなある日、2人は同じ標的を狙うはめになったことから初めてお互いの正体に気づき、相手を抹殺しなければならなくなる。2人の戦闘は、巨大組織を巻き込んでエスカレートしていき……。監督は「ボーン・アイデンティティー」のダグ・リーマン。



私生活でもラブラブになっちゃったブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー。
二人のリアルないちゃいちゃぶりに見てるこっちが恥かしくなる。
アンジェリーナの尻に引かれている設定までまるで私生活と同じだし。

ま、ストーリーは単純明快で分かりやすい。
しかしあまりにも単純すぎるし、はっきりとした悪役キャラがいないから面白味に欠ける。
二人が家で派手に対戦するシーンは中々面白く、この映画の一番の見所とも言えるが、面と向かっては相手を殺せないと分かった途端お互いの愛を再確認し、一転して激しく愛し合う・・・な〜んてまるでお決まりパターンなので思わずアホか!と心の中で叫んでしまった。

そのあとは二人が組織に命を狙われ、激しいカーチェイスと銃撃戦が繰り広げられるが、ここからが実にまだるっこい。
やはり敵キャラがいないから見ていてハラハラもしないし、二人が弱っちい相手にバンバンやってるだけ。
まるでテレビゲーム感覚なのだ。

そしてラスト、カウンセラーに「セックスは(10段階で)どれぐらい?」って聞かれたブラピが「10」って答えるにいたってはアンタら、どうぞご勝手に!

しかし、アンジェリーナは本当に魅力的。
ブラピが妻がいるにもかかわらず、彼女に落ちてしまったのも良く分かる。
今回もいろんな意味でブラピを食っちゃってるアンジーだけど、そういえば「トゥーム・レイダー」シリーズでも相手役の男の顔が思い出せないくらいに存在感たっぷりだったもんな。
でも心配なのは、最近のアンジーってタイプキャストされてる気がすること。
気の強い魔性の女イメージはそろそろ払拭しなければ。

ブラピも公私共にアンジーの尻に引かれて場合じゃないぞ!
もっと良質の映画に出なきゃダメじゃん!
あ、そういや今回共演してたヴィンス・ヴォーン、元妻のジェニファー・アニストンの新恋人って噂されてるけど、複雑な4画関係はこの映画の撮影中に起こっちゃったんでしょうか?

2005年11月30日 (水)

ハリーポッターと炎のゴブレット

_u38ld89 ホグワーツ魔法学校の4年生になったハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)たちを待ち受けていたのは、伝説の“三大魔法学校対抗試合”の復活だった。ところが、3校の代表選手選出後に、4人目の名前が告げられた――資格もなく、立候補もしていないハリーがなぜ? 

大人気、『ハリー・ポッター』シリーズの第4作。
原作は上下巻合わせて1000ページを超える大長編。
監督は『フォー・ウェディング』などのヒット映画で知られるマイク・ニューウェル。
原作ファンの私としてはもう待ちに待った映画でした!smile



いや〜、これは面白かった!
原作を読んだのはもうだいぶ前なので細かいところは忘れてしまっているから今更比べてどうこうとは言えないし、それに正直今作の原作は長いし、前3作と比べてそんなに特別面白いとも思いませんでした。(ちなみに原作では3作目の『アズカバンの囚人』が一番好きです)
しかし、映画は原作の美味しいところだけをうまくピックアップし、そしてそれぞれのシーンを原作のイメージを損なうことなく、CGと実写を使って丁寧に描いてありました。
原作を読みながら頭の中で想像していたシーンがスクリーン上で美しく、しかも迫力一杯に蘇るのを見て、心底感動してしまいました。
特にラストシーンのヴォルテモートとの対決はちょっと走りすぎの感が否めないものの、涙が溢れてしまいました。

熱心な原作ファンだと、カットされてしまったシーンがあまりにも多いので不満な人も大勢いると思うが、私はこれぐらいで丁度だと思う。
それよりか、ちょっと詰め込みすぎの感じがしなくもないが、一緒に観に行った原作を読んでない友達は「とても面白かった」とかなり満足しておりました。

アメリカではPG−13に指定されたほどダークで、時には残酷なシーンもありますが、映画のキャラクターや演じる俳優達、そして映画を観る私たちもリアルタイムで成長しているのですから、映画が段々シリアスになっていって当たり前だと思う。

今回は、友情に初めての恋、そして死。
ハリー達が直面する問題や試練を乗り越えて、大人への階段を一歩一歩進んでいく姿が、演じる子供達の本当の姿と重なり合って眩しいばかり。club

しかし、ハリーとロンがクリスマスパーティーでの相手選びに苦心したり、やっと相手が決まってダンスするもタイミングが合わなくてぎこちなかったり。
なんだか鈍臭いところが微笑ましい〜smile

それにしても、ダニエル君やルパート君はホントに逞しくなっちゃったね〜・・・
ダニエル君、お風呂シーンでの厚い胸板にドキ
ルパート君の筋肉隆々の二の腕にドキ
エマちゃんの胸元がググッと開いたセクシードレスにウットリ〜
そしてそして、ハンサムで長身のセドリック君がめちゃ好み〜lovely

ダニエル君は素顔が最近ちょっとオッサン化してるような気がして(最近の短髪が似合ってないのかも?)心配だったのですが、映画では相変わらずの美少年ぶりで安心しました。(ホッ・・)
そして今回ヴォルテモートとして初登場のレイフ・ファインズは原型が分からないほどの特殊メイクだった上に、出演時間があまりにも短かったのでちょっと残念ではありましたが、それでも彼が出てくるだけで圧倒される程、存在感タップリの怪演でありました。

そういやゲイリー・オールドマンもCGでちょこっと出演してましたね。
彼の場合は5作目でかなり活躍するはずなんで期待しましょsmile

しかしこの映画の子役達は今のところ真っ直ぐに育っているようで何よりですわ。
そのうち恋の噂とかも聞こえるようになるのかしらね。
その時はやっぱショック受けてしまいそうだわsad

2005年11月22日 (火)

エリザベスタウン

Nwukljsr 突然の解雇、恋人との破局、父の死…。プロジェクトの失敗で解雇されたデザイナーのドリュー(オーランド・ブルーム)は、父の故郷であるエリザベスタウンへと出発する。親戚たちとの触れ合いや初めて知る亡き父の姿、新しいロマンスが傷ついたドリューの心を癒していく。そして迎える運命の「6日後」とは…。

今日、レディースデー1000円で観て来ました!
いや〜オーリーって以外にもオバサマファンが多いのねsmile
確かに、オーランド初の現代劇(未公開作やインディーズ作品には現在劇もあるようですが)ということで、素顔のオーランド君は爽やかな好男子でありました。

ん〜〜、結構辛口かも?

オーランドとキルスティンのラブコメを期待するとちょっと肩透かしをくらいます。
ドリューの父の故郷エリザベスタウンでの、亡き父と関わりのあった親戚や友人達との交流が中心で、その間にクレア(キルスティン)との恋愛もからんでくる。

このクレア、飛行機の中それも深夜の3時に乗客にベラベラと喋る実に無神経なスッチー。
空港到着後も自分の携帯番号を教えるわ、「60B」ってしつこく叫ぶわ、もう迷惑きわまりないったらありゃしない。
キルスティンは『ウィンブルドン』でも強引女を演じてたけど、今回も似たり寄ったりの役柄。
ど〜〜もわたしゃキルスティンちゃんが苦手だにゃ〜sad

エリザベスタウンでの親戚や友人達も一癖ある面々が揃っていたが特にこれといって心を打つエピソードがあるわけでもなく淡々と進む。
しかしこの映画での一番の見所としては、故郷で行った父を送るパーティーでの妻スーザン・サランドンの心を打つ、そして大爆笑のスピーチ!
習い始めたばかりのたどたどしいタップダンスなんてもうサイコーsmile

ここでググッと感動させて、次の埋葬のシーン(ここも棺桶埋葬の機械の故障でちょっと笑えます)と続いてオシマイ。でも良かったんじゃ・・・と思うのですが、監督入魂のオーランド君一人ドライブシーンはまるでアメリカ縦断観光案内とも言えるんだけど、いくらなんでも出来すぎ(苦笑)
どうせだったらキルスティンちゃんと一緒に行きゃあいいのに回りくどいの〜・・・なんちゃってwink

オーランドは今回もクセの強い脇役陣に押されっぱなしの印象を持ってしまったのですが、もうそろそろ一人立ちしてほしいな。
彼はスターの肩書きに甘んじることなく私生活も真面目そうだし、将来は舞台でも活躍したいと言う演技派志向なので、今後も美形俳優の殻を打ち破って頑張ってほしいですわ。

などとちょっと辛口の感想になってしまいましたが、キャメロン・クロウ監督らしく、今回も音楽がとってもオシャレでセンスも良く素敵でした。note
ハードロックバンド、ハートの元メンバーでキャメロン・クロウ監督夫人のナンシー・ウィルソンは私の乙女時代の憧れの人heart
きっと年食っちゃったんだろうな〜と今のお姿見るのはちょっと勇気がありますが(他人のことは言えまへんsweat01)ダンナ様との結婚生活も幸せそうで何よりですわsmile

2005年11月16日 (水)

私の頭の中の消しゴム

Iborfijw 「ラブストーリー」「四月の雪」の人気女優ソン・イェジンと「MUSA/武士」のチョン・ウソン共演で描く純愛ストーリー。建設会社の社長の娘スジンは、建築家志望のチョルスと出会って恋に落ちて結婚、幸せな新婚生活を迎える。だが、しばらくするとスジンは物忘れがひどくなり、自分の家への道順も忘れてしまうようになる。病院で診察を受けたスジンは、若年性アルツハイマー症だと診断される。監督はこれがデビューとなるイ・ジェファン。

注:かなりネタバレあり!

難病物ということでずっと観るのを避けていたのですが、回りの方々から薦められて観てきました。
思ったより悲壮感はなく、スジンとチョルスが出会って愛し合い結婚してから病気が発覚するまでがとてもロマンチックなラブストーリーとして描かれていました。
お酒を飲みながらテーブルの下でギュッと手を握られるとか、突然キスされるとか、そして大柄なチョン・ウソンだから出来るお姫様ダッコとか、女の子なら皆憧れる『好きな男の人にぜひしてもらいたい』事柄をさりげなくしてもらえて、オバチャンほ〜んと羨ましいです(爆)

若年性アルツハイマーの症状としては映画の冒頭から少しずつ現れてはいたのですが、それがきっかけとなったコンビニでの出会いのシーンは中々面白く、ひたすらチョルスの事が好きで彼の後を必死で追いかけるスジンの姿は健気で微笑ましい。
それもこれも、ソン・イェジンの可憐な魅力のお陰。
とにかく、イェジンちゃんがいい!smile
『四月の雪』は未見ですが、実年齢よりも大人っぽい雰囲気の中、時折見せる少女のような可憐な表情にググッ・・・と来ます。
実際、私の周りにもイェジンちゃんの魅力にハマってしまったオジサマ達が数名。
アイラインでお目目真っ黒なギャル達に占領されてる今の日本じゃとんとお目にかかれない清純派タイプですなあ。
若いし演技もいいし、これからも色んな役柄に挑戦していい女優さんになってほしい!

んで一方のチョン・ウソン。
ハンサムでカッコ良くて女が惚れるのも良く分かるのですが、すみません、ワタクシ『俺たち〜』シリーズの中村雅俊に見えてしょうがなかったです。bearing
ま、小さいときに母親に捨てられた孤独な彼の役柄のせいではあるのですが、それにしてもちょっと暴力的過ぎじゃありません??
スリの男性を車のドアで撃退したり、話も聞かずに一方的にスジンの元彼を半殺しにするまで殴ったり・・・いけませんって。やりすぎですってば。

あと、マッドサイエンティスト風なスジンのお医者さん。
彼については笑えるキャラとしてとらえるべきだったのでしょうか?
診察室で患者の前でタバコはふかすは、病気の告知を家族に言わずいきなり本人にするって医者としてどうよ!?

今後愛するチョルスの事さえも忘れてしまうのを恐れたスジンは彼に別れを告げ、黙って療養所へ行きますが、思いを切々と綴った手紙にジーンときました。
やっぱり、手紙っていいですね。
便箋の手触りから文字から、言葉では言い尽くせない相手の熱い気持ちがひしひしと伝わってきます。
そしてチョルスはスジンに会いに行く・・・とここまではいいのよ!
ラストのスジンにゆかりのある人物を揃えたコンビニのシーンはいくらなんでもやりすぎでは?coldsweats02
ジーンとなった胸が一気に冷えてしまったラストシーンでした。
ああ〜〜〜、惜しい!shock

2005年11月14日 (月)

ブラザーズ・グリム

Any_m20n 19世紀のドイツ。ウィル(マット・デイモン)とジェイコブ(ヒース・レジャー) のグリム兄弟は、各地の村を旅してその地に伝わる古い物語を集め回りながら魔 物退治による賞金稼ぎをしていた。しかし魔物をでっちあげていたことがバレて 将軍ドゥラトンブに捕まった兄弟は、ある村で起きている少女連続失踪事件の解明を命じられるのだが…。



ひさびさのテリー・ギリアム監督作品。
私は『12モンキーズ』が大好きで期待して観に行ったのですが・・・やっぱり回りの評判通りな〜んかイマイチshock
真面目で学者肌のジェイコブ役、ヒース・レジャーは短髪&丸メガネが知的で良かったのですが、女ったらしのウィルを演じるデイモン君、やっぱし金髪のヅラが変だよ〜!
デイモン君が女をはべらしてるの図は全然似合わな〜い!
これ、キャスティングを逆にしたらもっと面白くなったんでは?

ついでに、もう一つのお楽しみだったモニカ・ベルッチ。
ちょっと年取った感は否めないが、それにしても妖艶な美しさは相変わらず・・・
なのに、ちょっと出番が少ないじゃないのさ!
もう一人のヒロイン(?)アンジェリカも美しいんだけど、なんだか魅力に乏しいし。

『赤ずきんちゃん』や『ヘンゼルとグレーテル』などお馴染みの童話も無理矢理入れてる感じがするし。
もうちょっとそれぞれのお話にひねりを入れて脚色してくれれば面白くなったかもしれない。
それが無理でも、せめて赤ずきんちゃんがすっごい美少女だったらもっと印象が強かったかも!
結局この映画、色(気)が足りないのよ〜、色(気)が!

ダークで凝った映像は美しいしCGも見ごたえがあるんだけど、こうもCGばっかりだとさすがに飽きる。
しかも、ティム・バートンの『チャリ・チョコ』や『コープス・ブライド』見ちゃった後だから余計にそう思うのかもしれないけど。
そうよね〜もしティム・バートンがこの映画撮ってたらどうなってただろうか?

なんだか思いっきりけなしまくりになってしまったけど、最近公開作が目白押しのデイモン君は好きな俳優さんなのよ〜!
とりあえずはディカプリオとの共演した『インファナル・アフェア』のリメイクに期待ですわnote

2005年11月 8日 (火)

ドミノ

Gg8kx3bb 名優ローレンス・ハーヴェイの娘としてロンドンに生まれ、何不自由ない恵まれた生活を享受するドミノ。しかし、父はドミノが幼いときに亡くなり、母は再婚相手探しに夢中。上流階級の生活に、空虚さばかりを感じてしまうドミノだった。やがて15歳となり美しく成長したドミノはトップ・モデルとして活躍する。しかし彼女の心が満たされることはなかった。大学進学後も荒れた生活が続く。そんなある日、新聞で“バウンティ・ハンター募集”の文字を目にした彼女は、自分が求めていた何かがそこにあると確信するのだった。



ん〜〜、二転三転するストーリーは中々面白いし、意外な大物スターが小さな役でちらほら出てきたりしてそれなりに面白いんだけど、出演者の数が多いのと、オフビートな映像や時間が前後する演出なんかが凝りすぎていて正直分かり辛い。
クセ者アクターを揃えすぎてまとまりがなくなってしまい、全体的にごちゃごちゃした感じ。
なんでもっと普通の映画にしてくんなかったの!?

キーラもそれなりに頑張ってはいるが、ショートカットに華奢な体つきが幼いし主役を張るまでの貫禄もない。
この役を演じるのは5、6年早すぎた感じがする。
ヌードもチラリのラブシーンも官能には程遠いような・・・
ま、チョコ役のエドガー・ラミレズが逞しくってイイ男だったから許すけど。

しっかし驚いたのはジャクリーン・ビセット!
私が幼い頃は数々の映画雑誌のグラビアページを飾っていた美人女優で当時子供ながらにず〜〜〜っと憧れていたスターだった。
確かに、遠目で見ると今でもスタイル抜群で相変わらず美しい〜んだけど、やっぱアップになるとキツイよね〜coldsweats02
映画『チャーリーズ・エンジェル』にカメオ出演したジャクリン・スミスみたいに上手い具合に靄をかけてほしかったな〜・・・・shock
それがアータ、美人女優に対する礼儀っちゅーもんでしょ。(笑)

2005年10月31日 (月)

ティム・バートンのコープス・ブライド

Zkmc47rd ティム・バートンによる「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」と同じ立体アニメ映画。共同監督はバートン製作の「ナイトメアー〜」でアシスタント・アニメーター、「ジャイアント・ピーチ」でアニメーターを担当したマイク・ジョンソン。19世紀ビクトリア朝のロンドン。結婚を控えた内気な青年ビクターは、ふとした間違いからコープスブライド(死体の花嫁)の指に結婚指輪をはめてしまい、死者の世界に連れ去られてしまうが……。オフィシャルサイト



まだ「チャーリーとチョコレート工場」の感動が冷めやらない内に、またまたティム・バートン監督がステキな作品を届けてくれました。
今回は人形を少しずつ手作業で動かしながら撮影したストップモーションアニメ。
生きた人間が住む世界が黒やグレーを基調としたダークな色彩の中、月や結婚指輪のきらびやかな金色がフィーチャーされたり、また人間世界とは逆に、エミリーの住む死後の世界が華やかで楽しくて暖かだったりと、その色と光の対比がうまく生かされていました。

そして、音楽がとにかくステキnote
ストーリーの説明部分がミュージカル仕立てで楽しいし、またエミリーの苦しい胸のうちを切々と歌い上げるヘレナ・ボナム・カーターの歌声がいいんだわ〜・・・
ビクターがビクトリアの家で一人で弾くピアノ、そしてエミリーと一緒に弾くピアノの旋律もロマンチックでイイheart
ビクターやビクトリアといった人間キャラもいいんだけど、なんつってもエミリーの一部白骨化して時々抜けちゃう手足や、ポロンって飛び出す目玉やその奥に住み着いてる蛆虫とかもめちゃめちゃキュート!
いいじゃん、もう死んでエミリーちゃんと結婚しちゃえば!って言いたくなりました。smile
その他ガイコツや生首といった死者キャラがどれもみんな個性的でキュート。
本当に死後の世界がこんなに楽しかったら死ぬのも怖くないですよね!

声優陣はビクターがおなじみジョニー・デップ。
ふ〜ん、ジョニー・デップってこんな声だったっけか?(爆)
エミリーのヘレナ・ボナム・カーターは地声よりも高めに喋ってましたね。
ビクトリアのエミリー・ワトソンもこんな声だっけか。(爆)
あと、リチャード・E・グラントやクリストファー・リーといった超クセ者俳優達の吹き替えもイイ感じ。

ちなみに、私の観た映画館はアニメ系はいつも吹き替え版で上映なんだけど、今回は珍しく字幕版のみの上映!
ああ、ありがたや〜〜〜、ありがたや〜〜!
これも「チャリ・チョコ」大ヒットのお陰かなsmile

2005年10月14日 (金)

ステルス

Eyidxpyo 海軍が極秘に進めているテロ対策プロジェクトにベン・ギャノン大尉(ジョシュ・ルーカス)、カーラ・ウェイド大尉(ジェシカ・ビール)、ヘンリー・パーセル大尉(ジェイミー・フォックス)の3人がパイロットとして選抜された。さらにそのチームに新たな仲間が加わるが、その仲間とは最新鋭の人工頭脳を搭載した無人ステルス戦闘機だった。



「トリプルX」や「ワイルド・スピード」など、派手なアクション映画で知られるロブ・コーエンの監督作品だけあって、戦闘機が暴走するシーンなどは物凄いスピート感で、じっと見てるとマジで酔いそう・・・
実際、撮影中の出演者達も気分が悪くなって困ったとか(苦笑)
しかし空の上を戦闘機が飛ぶシーンが長く続くとさすがに単調になってしまい、眠気を催す人も多いみたい。
私の近くに座っていたオヤジものっけから大イビキかいて寝やがったしshock
1分間に8000万円もかかったというCGは本当に凄いんだけど、一体どこからどこまでがCGなのか実写なのか、全く区別が付かない。

ストーリーはかなり強引な展開なので突込みどころも満載です。
ジェシカの戦闘機が墜落して北朝鮮に降りちゃうあたり、ほ〜んと北朝鮮にとっては迷惑な話なんだが。しかも国交がないってんでまるで敵国扱いだし・・・
ま、そんなことはええのよ。こういう映画は楽しく見てナンボの世界だからsmile

主演は「メラニーが行く」のロマコメや「ハルク」での悪役もハマっていたジョシュ・ルーカス。
スラッとした長身が素敵なんだけど、彼は脱いでもスゴイ!おお〜エエ体じゃ〜lovely
ルックスも中々のハンサムで、角度によっちゃ若い頃のポール・ニューマンにソックリ!
新作は「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクだとか。
今後しばらくはアクション路線で行くのかな?

ちなみに、今年アカデミー賞を受賞したジェイミー・フォックスは脇役です(笑)
きっと受賞する前に撮影したんでしょうな。
もっとジェイミーが活躍してたらアメリカでもヒットしたでしょうに。
ちょっと残念ではあります。

そして紅一点のジェシカ・ビール。
アメリカでは、今年最もセクシーな女優に選ばれたそうだが、セクシーというよりは逞しい!って感じ。
ジョシュとの筋肉対決は負けてませんでした!
まだ23歳だそうですが、落ち着きがあって大人びた雰囲気ですな。

サントラもいいですよ〜!これは絶対買いですsmile
インキュバスの新曲が3曲も入ってるし、ジェシカちゃんが部屋で聴いてたカサビアンもしっかり収録されてるし〜!

ところで、上映前にわざわざ「エンドロール後も映像があります」って親切にテロップが出たのに帰っちゃう人が数人いました。
ま、別に大した事ないんだけど・・shock

2005年9月23日 (金)

シンデレラマン

Uwqch_94 ボクサーとして将来を期待されていたジム(ラッセル・クロウ)は、右手の故障により未来を断念される。失業者として肉体労働に励みながら、彼を支える妻メイ(レニー・ゼルウィガー)と3人の子供たちを養っていたある日、元マネージャーのジョー(ポール・ジアマッティ)が復帰試合の話を持ち込んでくる。相手は飛ぶ鳥も落とす勢いの新進ボクサー。愛する家族を守るため、再起をかけてリングにあがるジムだったが…。

私生活では何かとその暴れん坊ぶりが話題になってしまうラッセル・クロウですが、今回は体重をグッと落とし、真っ黒に髪を染めてまるで別人!
しかも、何よりも妻や子供達を想うひたすら穏やかで優しいお父さんぶりが実にイイ!
中々仕事にも就けず、おまけにボクサーの資格を剥奪され、どん底の極貧生活がこんだけ続けばどんな人間でも自暴自棄になってしまうだろうに、ジムは家族の前では優しく、そして苦しい表情を絶対に見せない。
はぁ〜〜これぞ父親の鑑ぞよ!smile

一転リンク上では激しい戦いを繰り広げるが、根底は優しい父親としての精神を持ったままなのよね。
「家族のために頑張るゾ!」っていう強い思いが彼を世界チャンピオンにまでのし上げる。

ジムのマネージャーのジョーがまたイイ奴なんだぁ〜。
自分も苦しい生活してるのにジムにはそんな素振りを見せず、ひたすらジムのボクサーとしての再起を信じて奔走するのだ。
試合中に「お前は絶対に勝てる!」ってジムに暗示をかけ、自信を持たせる。

なんといってもこのファイトシーンが素晴らしい!
前半はジムの家庭に重点を置き、ひたすら穏やかに進むが、後半はジムのチャンピオンをかけての試合がたっぷり丁寧に描かれ、映画を観ている私たちも思わず映画の中の観客たちと同じ気持ちでジムを応援してしまう。

ジムの妻メイを演じたレネー・ゼルウィガーも、「ブリジット・ジョーンズ」で付けた贅肉をすっかり落としてすっかりスリムな体型に戻ってました。
ラッセルといいレネーといい、一体どんなダイエットしたの??
ただ、今回のレネーは熱演ラッセルを引き立たせる為にいるみたいな感じでした。
レネーのぽっちゃりホッペが極貧家庭を切り盛りする主婦にはちょっと見えにくかったかも
ん〜、レネーちゃんだけは話題作りのためのキャスティングになっちゃった気がせんでもないな・・・

しかし今回のラッセルも凄いけど、なんといってもジョーを演じたポール・ジアマッティが素晴らしい!
映画自体はアメリカではサマーシーズンに封切られ、批評家の間では評判が良かったにもかかわらず興行的にはイマイチだったんだよね。(やっぱ真夏にこういうテーマの映画は不向きだよな・・・)
お陰で日本での扱いもなんだかな〜って感じでshock
(こちらでも一番小さい劇場で夕方2回だけの上映だし)
そんなこんなで来年の賞レースに参戦できるかどうかも疑問だけど、でもせめてポール・ジアマッティには助演男優賞を受賞してもらいたい!

2005年9月20日 (火)

ファンタスティック・フォー

Ibcyzrbd 天才科学者リード(ヨアン・グリフィズ)は、宇宙実験中に浴びた宇宙嵐の高エネルギー光線によって人間を超えた力を授かる。やはり実験に参加した元・恋人の科学者スー(ジェシカ・アルバ)、パイロットのジョニー(クリス・エヴァンス)、親友ベン(マイケル・チクリス)にもそれぞれ特殊な能力が現れる。一方、ライバルのビクターにも能力は現れるが…。『Mr.インクレディブル』の元ネタにもなった人気コミックの映画化。

こちらでは吹き替え版での上映で観る前からちょっとガッカリではあったのですが、字幕を追わなくっていい分映像にしっかり集中できて以外に良かったです。
もち、映画の方もすっごく面白かったです!
元々はアメコミだったそうですが最近のなんだか暗いアメコミの映画化とは違って、コミカルだしテンポもいいし、とにかく楽しい!

キャストがとにかく凄い!
Mr.ファンタスティックのヨアン・グリフィズは手足がゴムみたいにビヨ〜〜〜ンと伸びて何かと便利。
ヨアンみたいな美形俳優がこういう役を演じるから却って可笑しい。smile
特にお顔がデロ〜〜ンとなってしまうところは可笑しいというより情けない気が・・・(爆)

「セルラー」観てからすっかり私の中で赤丸急上昇中のクリス・エバンス。
体から火を噴出すたびに衣服が燃えてしまうので何かとヌードシーン多し。
「セルラー」の頃よりさらにムキムキになっててしっかり目の保養もさせてもらいました!lovely

ジェシカ・アルバちゃんも透明になるたびに服を脱ぐお色気サービス付きheart
彼女ってなんだか早見優に似てる気がするんだけど?

Bbwoqkk9 しっかし、なんといっても今回ワタクシのイチオシは・・・Drドゥームを演じたジュリアン・マクマホンlovely
テレビドラマのコーナーでも散々書いてきたのですが、こちらでもしつこくご紹介(爆)
なんといってもNIP/TUCKでのエロ整形外科医クリスチャン役ですっかり私のハートを鷲掴みheart
今回も軽薄な役どころは同じってんで大画面でジュリアンたんを拝めるだけでワタクシ、超幸せでございます。heart
(何?額が危ういだと!?心の広い私はハゲだって許容範囲なのだ!ダハハ!)
映画界への転向も上手く行っているようですが、何より一時噂になってたジェームズ・ボンド候補の話、一体どうなったのでしょうか?

2005年9月13日 (火)

チャーリーとチョコレート工場

Zv6m4gk4 貧しいながらも温かい家族に囲まれて暮らすチャーリー(フレディー・ハイモア)の楽しみは、1年に1度だけ誕生日に買ってもらえるチョコレート。チャーリーの住む街には世界一有名なウォンカのチョコレート工場があったのだ。幸運のゴールデン・チケットを引き当てたチャーリーと4人の子供たちは、工場主のウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)とともに不思議な工場めぐりの旅に出るが…。

ダークで美しい映像と音楽で彩られた、いかにもティム・バートン印なオープニングタイトルからグングン引き込まれます。
笑えるぐらいに貧しいチャーリーの一家がみんな健気でイイ!
こんな家庭で育ったチャーリー君がまた素直でキュートでとっても良い子smile
そんなチャーリーがゴールデンチケットを手にするシーンで早や涙・・(オイオイ)

そのゴールデンチケットを手にした子供たちがチャーリーを除いてみんな小生意気なガキンチョばかり。
そしていよいよ登場のジョニデ。
パッと見は白塗りオカッパ頭のヘンなオジサン。(爆)
工場内を案内しながら、小生意気なガキ連中とその親達の言動に一瞬たじろぐ表情が可愛い。
極めつけは工場で働くウンパ・ルンパ!
小太りなオッサンでみんな同じ顔smile
生意気な子供たちの性根を入れ替えさせようと、親子共々どこか別室へ連れて行くときに無表情でいちいち歌って踊るシーンに爆笑!
マンボにソウルにロックとジャンルも様々。
特にクイーンやビートルズをパロって演奏するシーンはワタクシ思いっきりツボでしたsmile

それからウィリー・ウォンカの歯科医である父親がクリストファー・リー!
こんな歯医者さんいたらホントに怖いよね〜
歯だけじゃなくて血まで全部吸い取られそうでさあ。(爆)

それら濃いキャラ達と共に、ディズニーランドや「21世紀宇宙の旅」「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「シザーハンズ」などのSFやメルヘンの世界に、ちょっとブラックな味付けもされた大人も子供も楽しめる、本当に贅沢な映画です。

でも、この映画のテーマは「家族愛」heart
どんなに貧しくても、家族みんなが仲良く暮らせる事は何物にもかえがたい幸せなのです。
そんな当たり前だけど思わず忘れそうになっちゃうことを、改めてじっくり感じさせられる本当に良い映画でした。

2005年8月30日 (火)

奥さまは魔女

Qu16d2cy 元はトップスターだったジャック(ウィル・フェレル)のもとに、テレビドラマ「奥さまは魔女」の出演依頼が来た。そして、彼は相手役のイメージにぴったりな女性イザベル(ニコール・キッドマン)と出会うのだが……。

子供の頃、テレビで「奥様は魔女」を見た私のような世代の人間には、その題名を聞いただけでドラマのワンシーンが鮮明に浮かび上がり、懐かしい〜思いにかられます。
この映画版の方はテレビドラマ「奥様は魔女」の単なるリメイクではなく、リメイクする人達を描いた映画。

映画が2本続けてコケてしまったジャックが、起死回生にテレビドラマに出演する・・・なんて、いかにもギョウカイ裏事情を暴露するネタもあり、あの人もこの人も・・元青春スターの顔が思い浮かんだり。(笑)
何よりドラマ版「奥様は魔女」の第1回、ダーリンとサマンサが出会うシーン(なんと白黒!)や、お馴染みのテーマ曲が流れた瞬間は思わず顔がほころびました!smile

しかし!当たり前なんだけど、サマンサもダーリンもみんな英語しゃべってる!
テーマ曲をバックに「奥様は魔女だったのです」っていうおなじみのナレーションもない!
そ〜か〜、あれ吹き替えやってんや〜・・・
でも、なんか、寂しい、物足りない。(爆)

そして肝心の映画本編なんですが。
ノーラ・エフロン監督にニコール・キッドマン主演だから面白くないはずはない!んだけど、なんか微妙・・・
ニコールは相変わらず綺麗なんだけど、ちょっと強面なんだよな〜。。。
「コールド・マウンテン」以上のブリっ子ぶりも鼻につくし、元々ニコールはラブコメに合わない気がするんだけど??

そしてウィル・フェレル。
アメリカでは大人気だそうですが、日本では絶対に受けないタイプでしょうな。
それなりにコメディ演技は上手いんですが、お世辞にも男前とは言えないし魅力的とも言えないし。

脇のシャーリー・マクレーンやマイケル・ケインも中途半端な役どころだったし。
やっぱり面白くないんだよな。
もうちょっと面白くてオシャレな映画に出来なかったのかな。

まだ見てらっしゃらない方、お金と労力を使って映画館までわざわざ行かなくてもビデオで十分ですsign01

2005年7月29日 (金)

アイランド

Detyy3ej 「アルマゲドン」「パール・ハーバー」のマイケル・ベイ監督が初めて大物プロデューサージェリー・ブラッカイマーと離れて監督するSFサスペンス。大気汚染から守られた清潔な都市で暮らす人々のあこがれは、日々行われる抽選で選ばれて、最後の楽園<アイランド>に行くこと。だが、主人公リンカーンは、その都市がクローン製造工場であり、アイランド行きの当選者は臓器を摘出されることを知り、都市を脱出しようとするのだが。

来日インタビューでは、チャン・ツィイーを日本人だと勘違いしてひんしゅくを買ってしまったマイケル・ベイ監督ですが、ちゃんと仕事はこなしてました(笑)
我が愛しのユアン様を主演に、そして相変わらずクチビルがエロっぽいスカーレット・ヨハンソンを相手役に、暑い夏にはピッタリな気分爽快SFアクション大作です。

ユアンもスカーレットも逃げる逃げる、走るわ飛ぶわの大活躍。
「普通、死ぬやろ〜!?」の突っ込みは置いといて、このノンストップアクションは迫力満点です。
二人のラブシーンは大幅カットされたのか、ちょっとあっさり目でしたが、オヤジキラー(?)スカーレットのお色気ぶりには圧倒されまくりでした。
ついでに、ユアンお得意の裸シーンもかなりあっさり目。(こちらにはちょっと期待したのですがさすがにメジャー映画で脱ぐわけにはいかんわな・・・)
しかし、ユアンVsユアンの対決は中々ユーモラスで面白かった。smile
本物のユアンがかなり嫌な奴で、ユアンはそのキャラを楽しそうに演じていました。

そうそう、「ゴースト・ワールド」で少女時代のスカーレットとは共演済みのブシェミさん、なんだかすぐに死んじゃいました・・・shock
「グリーン・マイル」の演技派巨漢俳優、マイケル・クラーク・ダンカンもちょっとだけ出てましたね。
「イン・アメリカ」での演技が素敵だったジェイモン・フンスーは、カッコ良さではユアン以上(?)な好演。
「ナショナル・トレジャー」に続きやっぱしヤな奴だったショーン・ビーン。いつかショーンのヒーロー役が見たいっす・・・

それにしても、自分にピッタリな臓器を提供したり、また自分に代わって出産したりと、確かに自分専属のクローンってあったら便利だよな〜。
でも、この映画ではそのクローン達も人間としてのちゃんとした感情があって、そして人間として自分自身の人生を生きたい!と思っている事を訴えております。
それじゃあオーダーした客は自分の分身でもあるクローンがそんな感情を持ってることを知ってるのかな?
知ってるとしたら残酷だよなshock
そして、開放されたクローン達はこれからどうやって生きていくのだろう??な〜んて、考えてしまいました。
でも、面白かったですsmile
夏休み、お子様連れでも充分楽しめますよsign01

2005年7月13日 (水)

スターウォーズ エピソード3/シスの復讐

_2m2kl2v 1977年の「スター・ウォーズ」に始まった全6作からなる壮大なサーガの完結作。アナキン・スカイウォーカーは、なぜダース・ベイダーになったのか。旧3部作の主人公ルークとレイアはどのように生まれ、どのように離れて成長することになったのか。また、ジェダイは死ぬと身体が残るのか、残らないのか、ダース・ベイダーの長身の理由、銀河皇帝の容貌の原因など、これまでファンが知りたかったさまざまな謎に答えが与えられる。

いや〜長かった・・・
初めて「スター・ウォーズ」が劇場公開されたのが1977年だから、今からもう28年も前になっちゃうんですよね。
その時私はまだ中学生で、姉と二人で観に行ったのですが、もう面白くて面白くてセリフが一部収録されているサントラを買って毎日毎日聴いて、そしたらまた観たくなって今度は一人で映画館へ行って、結局合計4回観ました。
次の「帝国の逆襲」も姉と一緒に2回観て、「ジェダイの復讐」も同じく姉と2回。
特に「帝国の逆襲」は作品のクオリティーも高く、スター・ウォーズファンの中でも一番評価が高いのですが、ハン・ソロが冷凍されてこれからどうなるの?っていうところで終わってしまったので次が気になって気になって仕方がなかったなあ。
「帝国〜」から「ジェダイ〜」までの3年間が一番長く感じたかも。

それから歴史を遡り、ルークやレイアの親の世代。
つまりダースベイダーを主人公に作られたエピソード�から�までが製作され、第一作公開から実に28年もの歳月を経てようやく完結されたという、前代未聞の大河SFドラマなんですよね。
なんだか溜息がでてしまいますが、この間リアルタイムでスター・ウォーズ体験をしている私はつくづく幸せ者だと感じます・・・

さて、早速レディースデーでこの完結編「シスの復讐」を観て来たのですが、やはり28年間スターウォーズファンをしてきた私はダースベイダー誕生の瞬間、タトゥイーンの美しい二つの夕日の下、おじさん夫妻に抱かれる赤ちゃんルークを見た途端涙が溢れました。
これはまぎれもない「スター・ウォーズ」なんだぁ〜〜!!

しかし、もう既に多くの人が語られているように、アナキンがダークサイドに陥る原因がイマイチピンと来ない。
元々アナキンの心の中に危険な要素があったにせよ、その葛藤の部分が説明不足で説得力に欠ける。
CGを使った見事な戦闘シーンは迫力があるが、ちょっと長すぎてアナキンやパドメの精神面の描写が弱くなってしまったかも。

それでも、新シリーズ初登場のチューバッカや、全シリーズ出演のデコボココンビR2−D2やC−3PO、若きオビ=ワン・ケノービやヨーダなど、おなじみキャラも総出演だし、旧シリーズで不穏な存在感で圧倒的だった銀河皇帝ことダース・シディアスが主役ばりの大活躍。
新しい所では、かまきりみたいな風貌で4本のライトセーバーを操るグリーバスが良かったなあ。

アナキンがオビ=ワンとの戦いでボロボロになり、ダース・ベイダーとして復活のシーンでは、お馴染みの呼吸音ス〜〜ハ〜〜に、ジェームズ・アール・ジョーンズのあの美声sign01
ドゥークー伯爵のクリストファー・リーやC−3POやR2−D2、チューバッカに扮したオリジナルキャスト陣ももう結構なおトシなのですが、とにかく皆さんお元気で何よりsmile
次は�から�の間のエピソードをテレビシリーズとして製作するというお話もありますから、まだまだ「スター・ウォーズ」は続くのですね。
本当に楽しみですsmile

さあここからがミーハー目線(笑)
私のお気に入り俳優、ユアン・マクレガー様は今回も素敵でしたheart
なんだか戦いのシーンが多くてちょっと物足りなさも感じますが、グリーンバスとの戦いでは機敏な動きが素晴らしくて、またアナキンとの苦悩の戦いも切なかったなあ・・・
でも、あそこでアナキンを見捨てるなんて・・・まああの時見捨てないとダース・ベイダーは誕生しなかったのですが。

ナタリー・ポートマンは今回が一番美しく演技的にも充実していましたが、ちょっと出番が少なかったですね。
でも、あの真珠だらけのネグリジェは寝苦しくなかったですか?(爆)

ヘイデン君は本当に頑張ってました。
ダース・ベイダーなんて歴史的名悪役キャラクターを演じる訳ですからそのプレッシャーは相当だったと思いますが、よく頑張ったと思う。
演技的にはまだまだこれからって気がしますが、彼は「海辺の家」では本当に良い演技をしているので、これからの作品次第では演技派のいい役者に成長すると思います。
ビジュアルもいいのですが、ちょっと横顔が美しくないのが難点かも?


2005年7月 5日 (火)

2005年上半期ベスト映画

今年も早半分が過ぎていってしまいました・・・
なんだかんだ言って、結局映画館で観た新作映画は21本に達していました。
田舎に住むワーキングマザーとしては頑張った方かな?それともただのアホ?sweat01
でも、ある理由により下半期はぐっと観る本数が減りそうです。
それじゃあ今のうちに、ってんで、今年上半期のベスト6を発表します!
ちなみに、なんで6本かって言うと、私の中のランク付け(最高☆5つ)で☆4つ以上だった映画が6本だったからです。smile
一応観た順で書きます。あえて順位は付けていません。

☆ターミナル
人間同士の国境を越えた厚い信頼、友情、愛情がユーモアたっぷりに描かれた本当に心温まる優しい映画でした。
見ている間中、暖かい涙が溢れて止まらなかった。
登場人物がみんな個性的で、優しくて、何よりキャサリン・ゼタ・ジョーンズが今まで見たことないぐらいのキュートさで、ますます好きになりました。

☆オペラ座の怪人
正に音と映像の洪水!
冒頭のシャンデリアのシーンから鳥肌立ちまくり、豪華絢爛な正統派ミュージカルの世界にどっぷりと浸った。
一昔前の少女マンガのような華麗な世界が受けて日本では大ヒット!
イケメン怪人のジェラルド・バトラーがアイドル映画雑誌の表紙を飾る程の人気者になるとは、誰が想像したでしょうか・・・しかし私はラウル役のパトリック・ウィルソン目当てで行ったのでジェラルドは目に入らず。(爆)

☆ボーンスプレマシー
一時はジミーちゃんと呼ばれた程のイモ兄だったマット・デイモン君。
まぶだちベン・アフレックがアクション進出で失敗したのを尻目に、マットは意外な運動神経を発揮した前作「ボーン・アイデンティティー」で大成功!
今回はその前作を越えるクオリティーの高さで、クールな一匹狼ジェイソン・ボーンをこれまた最高にカッコ良く演じたマット。
3作目が今から楽しみです!

☆シャル・ウィ・ダンス
アメリカで大ヒットの日本版より、私はハリウッド版のほうがテンポもいいし、リチャード・ギアが超カッコいいし断然好きです!
妻役スーザン・サランドンとの夫婦再生に重点を置いたラストの違いなど、アメリカ風に味付けしたある部分に多少居心地の悪さを感じるものの、ジェニロペとギアのセクシーなダンスシーンや濃い脇役キャラとのコミカルな絡みなど、見せ場がしっかりあるのがいかにもハリウッド的で良かった。

☆ミリオンダラー・ベイビー
重く暗い内容で、多分2度3度とは繰り返して見る気にはなれないだろうが、人間としてどう生きるべきか?をじっくり考えさせられた映画だった。
今作で2度目のアカデミー賞を獲得したヒラリー・スワンクの見事な演技と肉体改造。
クリント・イーストウッドの熱き思いを胸に秘めた静かな演技。
その二人を陰で支えるアカデミー賞助演男優賞受賞の名優モーガン・フリーマン。
この作品とオスカーを争った「アビエイター」がなぜ選出されなかったのか、この映画を観ればすぐに分かった。

☆宇宙戦争
久々のスピルバーグお得意パニック映画。
次から次へと畳み掛けるような迫力ある映像と音に唖然としてしまう2時間。
小難しいストーリーもなく、何も考えずに見ていられる典型的娯楽映画。
ダメ父トムがひたすらカッコいい!
新絶叫クイーン?ダコタちゃんの迫真演技も見もの。
ただ、ティム・ロビンスはちょっとヘンな役どころだったけど?
ちなみに、冒頭とラストのナレーションがモーガン・フリーマンだったとは、今日気付きました。sweat01

そして、やはりワタクシのキャラとしては絶対はずせない、上半期最低映画もついでに発表いたします!
その映画とは・・・
僕の彼女を紹介します

もう何も申しますまい・・・shock

2005年6月30日 (木)

宇宙戦争

L2g_orbu 湾岸地帯で働く平凡な労働者レイが、別れた妻との間にもうけた子供たちと面会するその日、突如現れた“何者か”が容赦なく町を破壊していく。レイは子供たちとともに生きるために町を逃げ出すが……。H・G・ウェルズの傑作小説を再映画化。撮影はヤヌス・カミンスキー、音楽はジョン・ウィリアムズなど、おなじみのスピルバーグ組が結集。

世界同時公開となるスティーブン・スピルバーグ監督の「宇宙戦争」早速観てきました。
一言でいって、これは面白いですsign01
スピルバーグといえば、「ジョーズ」や「未知との遭遇」「ジェラシックパーク」など、大掛かりなパニック映画で成功を収めてきた監督ですが、今回久々に正統派パニック映画を製作しました。

この映画は原作に忠実に作ってあると言うことですが、トム・クルーズ演じる主人公が科学者でも学者でもない、普通の労働者のバツイチ父ちゃんで、元妻が実家に行くのにしばらくの間二人の子供を預かるという設定。
息子は反抗期で10歳の娘はしっかり者だけど甘えたさんで、という家族の様子が短い時間にしっかりと描かれているので始めにダレることもないし、どこそこ研究所のなになに教授がどうこうという説明が一切無いのでストーリーも分かりやすい。
いちいち説明を語らなくても画面を見るだけで、何が今地球に起こっているのかが良く分かる。

あとは大迫力の音と映像の世界に浸るのみ。
巨大な宇宙人の武器が地下から現れる様子や、一瞬にして崩壊する都市、容赦なく人間を襲う宇宙人の武器、パニックになって逃げ惑う人々、地上に降りてきた宇宙人の奇妙な姿などなど、全編見所一杯。

トム父ちゃんは冒頭に書いたように普通の一般人。
ヒーローでもなんでもないので、ただただ二人の子供を連れて逃げて、逃げて、逃げ回るのみ。
一箇所だけ命をかけて多くの人々を助ける大活躍をしますが、それも回りの人々の協力のお陰でトムは死なずにすみます。

スピお得意の家族愛もしっかり描かれていますが、特に「もう、こんな大変な時に最近の若い子は・・・」と言っちゃいたくなる息子の行動にはハラハラ・・・まあ、勇気ある行動って言ったらそうかもしれないけど、ただ単に好奇心が強いだけの気もするし。
こましゃくれたダコタちゃんにも手を焼くし、オマケに助けてくれたティム・ロビンスも段々ブチ切れて頭が変になっちゃうし、トム父ちゃんの苦労も絶えません・・・

結局、「え、そんなオチかいsign02」と言いたくもなるラストではありますが、よく考えると説得力あります。
なんというか、本当にきっちりと上手くまとめてあると思いました。
しかしですねえ、やっぱ一番怖いのは宇宙人よりも人間なんじゃないかと思いました。
トム一家が乗っている車にどどっと押し寄せる人間の山、ガラスは突き破るわ、中に乗ってる人を引きずり出したり、あげくに殺しちゃうわで、こういうパニック状態に陥ったら人間なんて何やらかすかわかったもんじゃないですわ、ホンマ。

とにかく、家族向け夏休み映画としてはちょっと怖いかもしれませんがとても楽しめる一本ですので、皆さんもぜひご覧あそばせsmile

2005年6月20日 (月)

バットマン・ビギンズ

Yagm0pm7 巨大企業ウェイン産業の御曹司ブルース・ウェインは、幼い頃に目の前で両親を犯罪者に殺害され、大学生になっても犯人に復讐したいという気持ちをなくすことが出来ず、放浪の旅に出る。

今回の作品は、今までのバットマンシリーズと違い、ブルース・ウェインが少年時代に両親を亡くしたエピソードから、ゴッサムシティを守るべくバットマンとして悪と戦うまでを描いております。
今まで登場してきたマンガチックなキャラは登場しません。
ストーリーもすごく真面目で、少年時代のブルースのエピソードからヒマラヤの厳しい修行など、ブルースの心の奥に潜む暗い影を丁寧に丁寧に描いてあります。
あまりにも丁寧すぎて少々冗長な気がしないでもありませんが、後半のバットマンでの活躍はアクション満載で多いに楽しめます!
このメンツで続編もありなんでしょうか?でも、ラストにジョーカーのことが出てきたから続きは第一作目ということになるのかも。

監督は「メメント」や「インソムニア」でお馴染みクリストファー・ノーラン。
主演のブルース・ウェインには、「マニシスト」で落とした体重を一気に増やして臨んだクリスチャン・ベール。(お体、大丈夫だったんでしょうか・・)
ブルースをヒマラヤで鍛えるヘンリー・デュカードに「キングダム・オブ・ヘブン」が公開中のリーアム・ニーソン、ブルースの忠実な執事にマイケル・ケイン、バットマンに強力な武器を提供するルーシャス・フォックスにモーガン・フリーマン、バットマンに協力する刑事にゲイリー・オールドマン。
他にも「28日後・・・」でお馴染みキリアン・マーフィ、お久しぶりなルトガー・ハウアー。
ブルースの父親に、「フォーガットン」とは全く印象が違うスッキリ系ハンサムのライナス・ローチ。
も〜う、よくぞこれだけ揃えたもんだ!と感心しちゃうぐらいの豪華なメンツ。

ナイ〜スタイミングでトムちんと婚約発表したケイティ・ホームズもブルースに思いを寄せる幼馴染のレイチェル役で出てますよん。(ホントに婚約しちゃったからヤラセじゃなかったんだろうけど、このタイミングは映画の宣伝に大いに貢献してるよな・・・)

そして忍者のラースに我らが渡辺謙さん!
出番は少ないもののちゃ〜んと存在感はアピールしてました!
でも、ほんっとに出番少なかったよな。
そりゃあ撮影期間1週間だからこんなもんかも・・・shock
しかし謙さんが喋ってたせりふは何語??

2005年6月13日 (月)

サハラ 死の砂漠を脱出せよ

Lng2e78q NUMA(米国立海洋機関)のエージェント、ダーク・ピット(マシュー・マコノヒー)は、金塊を積んだ沈没艦「テキサス」を探索中、謎の疫病の感染源を探すエヴァ(ペネロペ・クルス)と知り合い……。

うん、面白かったです!
ダークとアル(スティーブ・ザーン)のお笑いコンビ(?)の息の合った掛け合いが面白くて飽きずに見られました。
「主人公には弾が絶対当たらない!」など、ご都合主義も感じますが、そこはあまり深く考えずに、あくまで娯楽作品として楽しみながら見るべし!

マシューはこういう作品のヒーローを演じるには少し弱いかな?とも思ったのですが、マッチョなガタイに似合わず爽やかな雰囲気が、乾いた砂漠が舞台の中とても涼しげで良かったです。
マシュー以上に良かったのがスティーブ・ザーンで、良く見ると中々のハンサムだしコミカルだし仕事はキッチリこなすし、彼が出てくるだけで映画の面白さがかなりアップしてたような気がします。
ペネロペもアクションシーンなどかなり頑張ってて現代的な強いヒロインを魅力的に演じてました。
ラストに黒ビキニ姿になるぐらいで、お色気シーンが最小限に抑えられていたのが高感度アップでした。
最近はハリウッド映画に精力的に出演しているランベール・ウィルソン、なんだかいつも同じような役でちょいと不満であります・・・

共演者キラーとしても有名なペネロペちゃん、今回も早速マシューを食っちゃってましたが、アメリカの男性はペネロペのようなラテン系美女に弱いのかしらん?
確かにペネロペはナイスバディだしキュートだし。(いいな〜、羨ましいな〜・・・)
でも、来日中のアイラインばっちりメイクはちょっと怖かったcoldsweats02


2005年6月 8日 (水)

フォーガットン

G3jdmfss 9歳の息子を飛行機事故で亡くしたテリー(ジュリアン・ムーア)は、ある日写真やアルバムから息子の姿が消えていることに気がつくが……。

映画館で何回も予告編を見るたびに「面白そう〜!」と期待ワクワク。
「シックス・センス」以降、最後の最後にあっと驚くどんでん返しの映画が増えましたが、私も始めのうちは「シックス・センス」と同系のサスペンススリラー物かな?と思い「絶対にだまされへんで!」って構えて観ていました。
しかし!映画は途中から意外な方向に行ってしまうのです・・・
「あれ?これって・・・」これ以上書いてしまうとネタバレになってしまいますが、ある意味期待ハズレ?しかし、観る人によってはその意外な展開にハマってしまうことでしょう。
とにかく見所としては、ジュリアン・ムーアが走る!走る!
子を思う母の愛は何よりも強し!ってことでしょうか。

「ER」降板後、ジュリアンの夫役で久々に登場のアンソニー・エドワーズ。
夫役なんだからもっと出番があってもよかろうに・・・sad
ジュリアンの実質の相手役で、息子サムの友達の父親役にドミニク・ウェスト。
どっかで見た事あるって思ったらマーク・ウォルバーグ主演の「ロック・スター」に出てた人だった。
ジュリアンの精神科医役はゲイリー・シニーズ。
そして謎の男にライナス・ローチ。
脇も渋いよな。

しかし、結局この話ってどういうことだったんだろう?
な〜んかイマイチ納得できないような気がするのですが・・・sign02

2005年5月30日 (月)

ミリオンダラー・ベイビー

Eaoj3b37 トレーラー育ちの不遇な人生の中で、自分がひとつだけ誇れるのは、ボクシングの才能だけ。その思いを胸に、ロサンゼルスへやって来た31歳のマギー。彼女は、名トレーナーのフランキーに弟子入りを志願するが、フランキーは「女性ボクサーは取らない」と言ってマギーをすげなく追い返す。だが、これが最後のチャンスだと知るマギーは、フランキーのジムに入会し、黙々と練習を続ける。そんな彼女の真剣さに打たれ、ついにトレーナーを引き受けるフランキー。彼の指導のもと、めきめきと腕をあげたマギーは、試合で連覇を重ね、瞬く間にチャンピオンの座を狙うまでに成長。同時に、ふたりのあいだには、同じ孤独と喪失感を背負って生きる者同士の絆が芽生えていく。だが、彼らは知らなかった。その絆の真の意味を、試される時が来ることを……。



≪以下ネタバレ!!≫



公開前は『女性版ロッキー』のようなアメリカンドリームを描いた映画かな?と思ったのですが、映画の後半はまさに『尊厳死』をテーマにした重厚な内容になっていました。
『尊厳死』についての議論は恐らくこれからも永遠に続くものだろうと思いますが、この映画の中でマギーが言った言葉「私は十分に生きた。」は、「もう何も後悔していない。このまま死んだように生きるより、いっそ潔く死にたい。」というマギーの想いが込められている。
もし私がマギーと同じ立場だったら、やっぱり『死にたい』と思うだろうなあ。
舌を噛み切って自殺しようとしたマギーに、また同じ事をしないように鎮静材を打ってもうろうと生きさせられているマギーの姿は、それまで誇り高く生きてきたマギーを思うと憐れで仕方がない。
フランキーがラストにとった行動については、きっと色々な意見があるだろうが、あの行動はマギーに対する深い愛情表現だったと思う。
マギーとフランキーの親子愛とか恋愛とかを超越したもっともっと深い人間同士の絆を感じました。
あのあとフランキーはジムに姿を見せませんが一体どうなったのでしょうか。
一緒に観た友人は「自殺したんじゃない?」って言ってますが、確かに大きな罪を二つも背負った(一つはスクラップを失明させてしまった罪)フランキーはもう生きてはいけないんじゃないかとも思うし、どこか誰にも目に付かないところで一人ひっそりと孤独に生きているような気もするし。
どっちにしても残酷だよな・・・確かにマギーがそうしてくれと懇願したから、には違いはないんだけれど、フランキーは『殺人』を犯してしまったわけなんだし。

とにかくこの作品で2度目のアカデミー賞を受賞したヒラリー・スワンクが素晴らしい!
1度目の受賞作品「ボーイズ・ドント・クライ」の体を張った演技も素晴らしかったけど、今回も9キロもの筋肉を増やしてトレーニングを積んだ彼女の努力には目を見張る。
先日来日したヒラリーは見違えるようにセクシーで美しかったけれど、もうただの美人女優がちやほやされる時代じゃないものね。昨年のオスカーウィナーのシャーリーズ・セロンにしろ、役作りの為なら肉体改造も厭わない根性がある女優だけが生き残るのだ。

ところで、ひとつ疑問に思ったのはマギーの家族のあの冷たい反応。
あそこまで家族がマギーに対して冷酷なのはなぜ?
マギーは早くから家族を捨てて家を飛び出したから、それに対する恨みなのかもしれないけど、それでもマギーは家族の為に家を買ったりしてすごく家族思いだし、マギーは家族を心底恨んだりしていないはず。
なのに、全身麻痺でベッドに横たわっているマギーを見ても全く同情とか憐れみとかを感じないのはなぜ?
つまりこういう設定にすれば「まあ、この状態じゃ死にたくなるのも当然」という同情は得られるとは思うけど・・・



2005年5月24日 (火)

クローサー

Tegbhpfc 重なり合う、4人の愛。ロンドンで引き寄せられるように巡り会ったフォトグラファー、小説家、ストリッパー、そして医師。情愛、嫉妬、熱望……嘘と真実の狭間で次第に変化していくそれぞれの愛し方、求め方。
赤裸々な言葉で綴られる4人の関係は、ロマンチックで甘美な香りを醸し出す。4人を演じるのは、ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライブ・オーウェンのドリームキャスト。監督はアカデミー賞をはじめ数多くの受賞歴を誇るマイク・ニコルズ。

舞台の戯曲を映画化しただけあって、ストーリーは登場人物4人だけの狭い空間の中で繰り広げられる。
そのため映画で観るとどうしてもチマチマした感じを受けてしまうが、4人の露骨な会話の応酬だけを聞いていても面白いので最後まで飽きることなく観られます。
とにかく面白いのは、始めに受けたそれぞれの登場人物の印象が最後にガラッと変わってしまうこと。
周りを振り回しているようで実は自分が一番振り回されていたり、逆に振り回されているようで実はしっかりと主導権をにぎっていたり。
一番分からないのはアンナ(ジュリア・ロバーツ)かな?
彼女の胸のうちは一体どうなんだろ?
本当に愛しているのはラリー(クライヴ・オーウェン)?
それともダン(ジュード・ロウ)?
そして一番したたかなのはアリス(ナタリー・ポートマン)かもね。
大人たちの「ヤツと寝たのか?イッたのか?」なんてくだらない会話を尻目にゴーイング・マイウェイ!

この映画でGG賞やアカデミー賞にノミネートされたナタリー・ポートマンとクライヴ・オーウェン。
クライヴはGG賞授賞式でのハンサムぶりにすっかりポ〜〜っとなっちゃったワタクシですが、この映画でもスケベなエロオヤジぶりが最高に素敵!
相手が男と知らずに出会い系サイトでチャットするスケベぶり、ストリッパーのアリスに「ヤリたい!ヤリたい!」と言いながらお触り厳禁のプライベートルーム(『ショーガール』でもあったよね〜)でせまるシーン。
私はナタリーが元々苦手で、なんでかっていうと『レオン』の頃とちっとも変わらない子供声が気になって仕方が無いのですがこの映画でも同じで、折角のセクシーな場面があの声で台無しになってる気がしてしまうのです。
まあ彼女はいくら裸になっても、ハーヴァード大出の知性>>>色気、ですがね。

評価がクライヴ&ナタリーより低くてお気の毒なジュード・ロウとジュリア・ロバーツですが、ジュードのあっちへフラフラこっちへフラフラ優柔不断ダメ男クンぶりが以外にハマリ役。
アップになると輝くばかりの美貌にクラクラheart
ラストはちょっと可哀想だったけど・・・
ジュリアは、まあこんなもんでしょ。←どうでもよさげ(オイオイ!)

まあ、この手の映画は評価が真っ二つに分かれてしまうでしょうけど、私はとても面白かった。
私の意見として、恋人に対して何もバカ正直にならなくてもいいんじゃないか?と思う。
時には嘘が相手を思いやることにもなると思うし・・・
でも、嘘はいつか必ずばれてしまう物なのかもしれないけどね。

2005年5月17日 (火)

レモニースニケットの世にも不幸せな物語

Slgrtis_ あ〜長いタイトル・・・
噂でジュード・ローが出てるって聞いてたけど、ズバリこの物語の作者であるレモニー・スニケットでナレーターもやってたんですね!
素顔は出てきませんが、その麗しの横顔ですぐにジュードだって分かりましたわ!
そしてジム・キャリーが「マスク」ばりのこてこてオーバーアクションで笑わせながら怖がらせてくれました。
メリル・ストリープも楽しみながら演じてるかんじでした。
しかし何と言っても主役のヴァイオレット、クラウス、サニーの姉弟が可愛くてしっかりしていてサイコー!
ヴァイオレット役のエミリー・ブラウニングちゃんはぽってりした唇が中々魅力的でゴスっぽい雰囲気も漂う不思議少女。
一昔前のクリスティーナ・リッチみたい。
クラウスのリアム・エイケン君はもう沢山の映画に出てるベテランだけど、ナイーブな魅力でちょっとタレ目気味なのがキュート。
そしてサニーちゃん、双子で演じたらしいけどバーブー語にいちいち字幕がつくのが笑える!

物語は、この3姉弟がさまざまな不幸な出来事を知恵と勇気でもって乗り越えてゆくちょっとブラックテイストなメルヘン。続編もありかな?

2005年5月16日 (月)

キングダム・オブ・ヘブン

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『グラディエーター』のリドリー・スコット監督が『ロード・オブ・ザ・リング』のオーランド・ブルームを初主演に迎えて贈る、愛と感動の超大作ヒューマン・ドラマ キングダム・オブ・ヘブンは、12世紀のフランスとエルサレムを舞台に、正義、真実、そして勇気を信じ、<キングダム・オブ・ヘブン(天国の王国)>を追い求めた一人の騎士の愛と感動のヒューマン・ドラマであり、空前のスケールで描かれたスペクタクル・アクション巨編である。

↑とまあこんな映画なんですが、「また歴史大作〜?」っていうぐらい、最近この手の映画が多いですな。
今年もコリン・ファレルの「アレキサンダー」観たばっかなんですけど・・・
さすがにリドリー・スコット監督、映像にはかなりのこだわりを持っていて、スケールもデカイし美しいし見応えはあるんだけど、やっぱし「ロード・オブ・ザ・リング」「トロイ」「キング・アーサー」「アレキサンダー」などですっかり見慣れちゃってるので別に驚くほどでもない。
それじゃあ何で差をつけるか?って言えばやはり俳優の演技ということになるよね。
まずリーアム・ニーソンが渋くていい!
ジェレミー・アイアンズもデビッド・シューリスもいい!
エドワード・ノートンはず〜〜っと仮面被ってるので素顔を見せなかったが、声だけ聞いても迫力は充分伝わってきた。
しかし、肝心要のオーランド・ブルームはこれといった見せ場がない。
「アレキサンダー」のコリン・ファレルのように心身ともズタボロになって戦うような迫真の演技もない。
体重を増やして鍛えたらしい上半身の見せ所もない。
やたらあるのは顔のアップのみ。
同じなのはシビラを演じたエヴァ・グリーンも同じで、オーランドの行動を近くからじっと見つめるシーンばっかりで別にエヴァじゃなくてもいいような役柄になってしまった。
そりゃ濃厚ベッドシーンが大幅にカットされてショックを受けたエヴァの嘆きも分かるよな〜。
ゆういつの見せ所をカットされちゃったんだから・・・
これじゃあ二人は気の毒だよな。
実質のラブシーンは5秒ぐらい?これだけのシーンで二人が愛し合っていると説明するにはキツイ。

オーランドにはこういう役を演じるにはまだまだ貫禄不足な気がしますが、次回作はキルステン・ダンストとのラブコメとか。
こちらのほうがオーランドには向いているかも。

2005年5月 5日 (木)

ネバーランド

Vyuvo2be 今年のアカデミー賞にノミネートされたジョニー・デップ主演の秀作です。
「ピーターパン」の作者であるジェームズ・バリが「ピーターパン」のモデルとなった少年と出会い、その家族とふれあいながら物語を完成させていくまでを描いています。
ピーター役にはフレディ・ハイモア。その母にケイト・ウィンスレット。

ん〜、確かにいい映画なんだけど、ちょっと全体的におとなし過ぎて盛り上がりにかけるような・・・
まず、バリは奥さんの事をほったらかしにしてピーター一家と仲良くなるっていうのがどうも引っかかる。
ただの美談ではすまないんじゃないかな?
「ピーターパン」初演のシーンもちょっと地味目で感動するまでは至らなかった。
病気で舞台が観れなかったピーターのお母さんのために、ピーターの家で上演するシーンはファンタジックで良かったけど。

しかしジョニデップがかなり抑えた演技で魅せます。
ジョニデ自身がピーターパンみたいな「永遠の少年」のようなイメージでしたが、もう中年にさしかかりこんな落ち着いた役もうまくこなせるようになりました。
反面、「パイレーツ・オブ・カリビアン」みたいなぶっ飛びキャラも演じてくれるのでファンには嬉しい限り!
最近子どもが生まれて随分落ち着いちゃったけど、まだまだ役の上では不良でいてほしいよな。

ケイト・ウィンスレットもフレディ・ハイモアも好演。
ケイトは薄幸の人妻役がますます似合うけど、「エターナル・サンシャイン」では全く違う役柄に挑戦していることだし、これからどんどん役柄の幅が広がりそう。

アレキサンダー

7qqxvmaw アレキサンダー大王の壮絶な一生を描いた、オリバーストーン監督、コリン・ファレル主演の約3時間にも及ぶ歴史超大作です。
色んな意味で話題になりましたが、最近のオリバー・ストーンはアメリカのメディアに嫌われているのか、今年の最低映画を決めるゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)でも作品賞始め、主演男優賞、主演女優賞などにノミネートされてしまいました。
折角日本の予告編では「アカデミー賞最有力候補!」ってアナウンスされていたのに、公開直前にとんでもない事態になってしまい映画会社も困ったやろな〜・・・
でも、ラジー賞も一応?世界的に知られた賞なんでいっそ逆手に取って「ラジー賞最有力候補!」って差し替えたらもっとヒットしてたのに?(って無理か^_^;)
でも、残念ながらアレキサンダーは受賞ならず。
受賞したのはハリー・ベリーが授賞式に参加して話題にもなりましたが「キャット・ウーマン」でありました〜

ま、そんなこんなで興味半分?で観て来ましたが中々どうして、見応えある映画でした。
ただ、やっぱり長い!
冒頭のアンソニー爺の説明シーンからしてダレる・・・
爺は「このシーンをいっぱい入れてくれなきゃ出てやんない!」と言ったのかどうかはさだかではないが・・・
それと大半が凄惨な戦闘シーンなので思わずオヨヨヨヨ〜coldsweats02
特に「馬が、馬が〜〜〜!」

しかし、コリン・ファレルもアンジェリーナ・ジョリーもそれぞれ熱演だったし、ストーリーも時代が前後する分、わかりづらい所もあるが全体的な流れとしてはうまくまとまっていたと思う。
しっかし、ミーハー的に言わせてもらうと、やっぱジャレッド・レトとのムフフシーンはカットしてほしくなかった!
ジャレッドやジョナサン・リース・マイヤーズなど、若くてイイ男が沢山出ていたのにあ〜もったいない・・・(爆)
ロザリオ・ドーソンとの野獣の絡み風セックスシーンをいれるぐらいやったらせめて一箇所ぐらい・・・(アホか、ワタシは)

それとコリンの金髪はかなり評判よろしくなかったようで、私も始めは眉毛や髭が真っ黒なのに髪だけプラチナブロンドってのに違和感ありありだったけど、段々とノーマルな金髪になっていったので「あら、コリンって結構ステキ」と思えるようになりました。(爆)

2005年5月 4日 (水)

ロング・エンゲージメント

Sabdrjrx 今でもアメリちゃんイメージが付きまとうオドレー・トトゥが主演。監督も「アメリ」のジャン・ピエール・ジェネ。
予告では「アメリ」の不思議ワールドっぽさを前面に押し出していたが実はこれ戦争映画。
戦場で消息を絶った婚約者マネク(ギャスパー・ウリエル)の行方を、様々な関係者の証言を元に必死で探すマチルド(オドレー)の旅を描いています。

戦争に行くまでの二人の幸せなシーンはほんのわずかなので、「アメリ」風なおしゃれな映画を期待すると肩透かしをくらっちゃいます。
おまけにマネクが戦場で一緒だった兵士の人数が多く、冒頭に紹介があるものの、その後の各人の経験談に入ると「これ誰だっけ?」と訳がわからん。sign02
そんな観客を思ってか時々吹き出しみたいに過去の映像をのっけてくれるので結構助かった。(笑)
フランス語が堪能なジョディー・フォスターも疲れた主婦役で出てます。(彼女の濃厚ベッドシーンのせいでR−15になっちゃったのかな〜?)
キュートなギャスパー君に比べるとオドレーちゃんは若干老け顔なんだけど、すっかり大物女優の雰囲気も漂いはじめましたね〜。
あと、「デリカ・テッセン」などジェネ監督作品の常連、フランスの「くしゃおじさん」(?)ことドミニク・ピノンが出てます。

まあ色々あるけど結局はハッピーエンドなんでこれで良し!
このラストが感動の再会!って風ではなくて、さりげな〜い感じでいいです。
なんでさりげないのかは理由があるのですが、なんともハッピーな笑顔のオドレーちゃんは本当に素敵でした!

2005年5月 1日 (日)

ボーン・スプレマシー

I_ugmpin マット・デイモンがアクションヒーローとして新境地を開いた傑作「ボーン・アイデンティティー」の続編。
前作でジェイソン=マットに巻き込まれながらも彼をサポートし、必死で逃げ回っているうちに恋に落ちてしまうヒロイン、マリー=フランカ・ポテンテが冒頭あっという間に死んでしまうからしばし呆然・・・
恋人を亡くしたジェイソンは、フラッシュバックで蘇る自分の過去と向き合いながら、ある目的を果たしにモスクワへと行くのです。

今回は復習として「ボーン・アイデンティティー」を前日にみていたのでストーリーの繋がりがよく分かって良かったです。
ついでに、前作にはなんと(私の中で赤丸急上昇中の)クライヴ・オーエンが出ていたなんて、ぜ〜んぜん知りませんでした。(恥)
う〜〜ん、前作も映画館で必死でみていたのに、クライヴに気が付いてなかったなんてなんたる不覚!
でもこの頃のクライヴはまだ無名だったんだよね・・・

それにしても一人孤独に黙々と進むマット・デイモン。
哀愁を帯びた後姿がナイスです!
彼は過去に完璧な暗殺者として頭も体も鍛え上げられているので、絶対にミスを犯さないということで安心して観ていられます。
今回もカーアクションが迫力満点!
手に汗握る展開に、目がくらみそうになりました。
普通だったらと〜っくに死んでるところですが、さすがはジェイソン・ボーン、絶対に死にません!

ジェイソンを追う諜報員のジョーイ・アレン、スタイル抜群ですごくカッコ良くて美しい!
一時は「セイブ・ザ・ラスト・ダンス」「恋のからさわぎ」「O」などの青春映画でヒロインを演じてたジュリア・スタイルズ、今回もたいした役じゃなかったね・・・
彼女、美人じゃないけど雰囲気が知的で好きだったのでもっと頑張って欲しいな。

今回でジェイソンの正体がちょっとだけわかったんだけど、パート3も作るのかな?
このままのクオリティーでぜひ3作目も作って欲しい!

2005年4月29日 (金)

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月

Hxuh8073 大ヒット作「ブリジット・ジョーンズの日記」の続編です!
ちょっと予告とか見る限り、今回はドタバタ色が強そうだな〜と思ったのですが、なんのなんの凄くまともなコメディーでした。
前作のラストでついに素敵な恋人マークをゲットしたブリジット。
今作ではその後二人はどうなったのか?二人の恋愛は順調なのか?が描かれてるんだけど、相変わらず愛すべきドジぶりを発揮するブリジットと、バリバリの超カタブツ弁護士であるマークはとてもラブラブな生活を送っているにも関わらず、やはり自分とは正反対な環境にいるマークとは考え方も違うし、何かと言い合いをしてしまうのですよね。
特に弁護士の晩餐会ではそのお堅い雰囲気に付いていけず、一人ハミ子状態・・・
もしかして妊娠!?のシーンで子育ての方針についてお互いの意見が噛み合わないところなど、女性として「分かるわ〜」としみじみ。

お互い愛し合って結婚しても二人の考え方が合わないってことはもう数え切れない程ありますからねえ。
そんなときはやっぱりダンナは他人で育った環境も何もかもが違うんだ!って本当に実感します。
結婚って妥協の産物だものねえ・・・お〜っと脱線!

映画では一旦別れてしまったブリジットとマークが再びお互いの愛の強さを確かめ合うって内容なんだけど、前作よりも体重を増やしたレネーがホントにハマリ役でいいです。
絵に描いたような紳士ぶりで外見はあくまでもクールを装ってるけど、内面はかなりの情熱家であるマークを演じるコリン・ファースがカッコいい!
相変わらずだらしないプレイボーイのダニエル(タイで呼んだコールガールが実は・・・なオチが前作と同じで笑える!)のヒュー・グラントも、嫌なヤツなんだけど憎めないキャラだよな〜。

ラストのマーク、ホントはブリジットの為に必死で走り回ったにも関わらず、「タイにはついでに寄った」な〜んて照れ隠しで言うところなんてもう可愛いったらないよ!
ホンット、いいよな〜コリン・ファースheart

さすがにもうレネーもブリジットは演じたくないだろうけど(体重の増減は想像以上に大変らしい!)きっとブリジットとマークはその後もいつまでも幸せに暮らしていくんでしょうね・・・



2005年4月28日 (木)

シャル・ウィ・ダンス?

Vn9q5vah 言わずと知れた日本映画の傑作「Shall we ダンス?」のハリウッドリメイクバージョン。
正直どんな映画になるのか心配だったのだけれど、ところがどっこい凄く良い映画になってるじゃないですか!
実は私、日本のオリジナル版は世間で騒がれるほど、そんなに良い映画とは思えなかったのです。
前半は良かったんだけど、後半なんだかダラダラと長くてテンポが悪いなあとか思っちゃって。
でもハリウッド版「シャル・ウィ・ダンス?」は全体的にスッキリしててテンポも良いし、何より出演者がみんな凄く個性的で魅力的なのだ!

まずリチャード・ギア様が素敵lovely
たどたどしくステップを踏む姿がキュートだし、ダンスが上手くなってジェニロペとワルツを踊る姿のなんとセクシーで魅力的なことよ!
ジェニロペもいつものアクの強さを抑え「憧れのマドンナ」を静かに、しかしダンスシーンでは一転情熱的に演じている。
スーザン・サランドンもすごく綺麗で魅力的。
日本版ではあまり目立たなかった主人公の妻だけど、ハリウッド版では「夫婦の再生」をテーマにしているだけあってこちらではれっきとしたヒロイン。
脇役の面々もみんな素晴らしい!
個人的には「サード・ウォッチ」のボビーことボビー・カナヴェイルを久々に観られたのが嬉しい!

監督のピーター・チェルソムは私の大好きな映画「セレンディピティ」を作った人。
俳優を実に魅力的に撮る人ですよね。

とにかくギア様とジェニロペのプラトニックな関係がいいよね。
「恋」ではなく「憧れ」とも言うべきか、そんな二人の心が通じ合うダンスシーンは直接的なベッドシーンよりも官能的に思えました。
ラストの薔薇一輪のシーンはさすがにちょっとクサイ演出に思えたけど、ギア様だから許せるシーンなのかも?

最後にちょっと突っ込み入れさせていただくと・・・
探偵と酒場で会うスーザン・サランドン、お別れパーティーでのジェニロペ。
二人とも胸が自慢なのは知ってるけどちょっと胸の谷間が目立ちすぎじゃありませんこと!?(爆)

2005年4月27日 (水)

コンスタンティン

Wfuopobh キアヌ版「地獄先生ぬ〜べ〜」!?
キアヌって、ハリウッドの人気俳優の中でもいい位置についてるよね。
ディカプリオやトム・クルーズみたいに、出演する映画はどうでも大作、秀作じゃなきゃダメ!賞レースに参加できるほど演技ができなきゃダメ!みたいなプレッシャーがないもの。
「マトリックス」が大ヒットしてスターになっちゃったけど、「陽だまりのグランド」「スウィート・ノベンバー」みたいな小品に出てみたり、「恋愛適齢期」のような豪華スター共演の映画で良い感じの脇役もこなすし。
演技派じゃない分彼自身は伸び伸びと好きな映画で好きな役柄を演じられるのかもしれない。

今回の「コンスタンティン」も下手すりゃB級映画になってしまうけど、キアヌとレイチェル・ワイズのお陰でなんとかメジャー映画になりましたってな感じです。
まあ元々がコミックなんで真面目に見てるとバカバカしい話なんだけど、「マトリックス」みたいに「はぁ〜〜???」な訳のわからない世界よりは好きです(笑)
この映画のレイチェルはとても綺麗でした。
同じイギリス出身の女優でいったらケイト・ベッキンセールとかクリスティン・スコット・トーマスとか、気取り系の女優が多くて私はちょっとその手が苦手なんですが、レイチェルはうまいぐあいに崩れてる感じで好きです。(微妙な言い方だなぁ)
キアヌとキスしそうでしないってなじれったい演出も中々良かったですな。

ちょっとビックリしたんですが、一時アメリカで爆発的な人気だったロックバンド、ブッシュのフロントマンで、今やグエン・ステファニーちゃんのダンナという方が分かりやすいギャビン・ロズデイルが悪魔役で出てましたね〜。
監督がミュージックビデオを多く作ってた人なんでその縁かな?とも思うのですが、別にギャビンじゃなくても、誰でもいいような役だったし、最近嫁の影にすっかり隠れてしまってるのでここいらでちょこっと話題作りでも・・ってな具合だったんでしょうか?

2005年4月26日 (火)

ナショナル・トレジャー

Qr2o3ar9 オスカー俳優のニコちゃんです!
ニコラス・ケイジってオスカー俳優なんだけどアクションとかコメディーとか、軽い目の映画にもバンバン出てくれちゃってるので大好きです!
ちょっと女性関係(すぐに結婚して別れちゃうとか〜)が心配なんすけど、今度パパになるっていうし(ん?ニコちゃんにはもうすでに子供がいたっけか?)頑張ってほしいデス!

今度の新作「ナショナル・トレジャー」はプレミアで新庄が出てくるもんだからどんな映画か心配したんですが、いや〜面白かったです!
謎解きあり、アクションあり、お笑いありで最後の最後まで十分楽しめました。
ハドソン河にドボ〜ンのシーンでは思わず
「ニコちゃんヅラが・・・」と心配してしまいましたが、いやはや大丈夫でした。(汗)

共演のダイアン・クルーガー、「トロイ」では絶世の美女ヘレンを演じてましたがちっとも綺麗だとは思わなかったのに、この映画ではちょっとグレース・ケリーを彷彿させるほどのクールビューティーでした。
余談ですが「英語でしゃべらナイト」に出演時、釈由美子のトンデモ英語に「WHAT!?」ってマジで怒って、釈由美子が一瞬たじろぐ姿が笑えました。

ジャスティン・バーサ君は可愛かったです!
ちょっとガエル・ガルシア・ベルナルに似てる感じがするんだけど、ラブコメとかが似合いそうですね。

ショーン・ビーンは今回もやっぱり悪役かあ〜・・・
普通にしてても悪役顔だもんなあ。
でも私は昔テレビムービーでやった「チャタレイ夫人の恋人」で激しいラブシーンを演じたショーンを見て好きになったので、またロマンチックな役も演じてほしいわ。


2005年4月25日 (月)

アビエイター

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レオナルド・ディカプリオが「ギャング・オブ・ニューヨーク」に続き再びスコセッシ監督と組んで「今度こそオスカー獲るゾ!」と頑張った映画ですが、結局主要部門はケイト・ブランシェットの助演女優賞のみでガッカリ・・・
やっぱりスコセッシってアカデミー会員に嫌われてるのか?

ということで日本でも話題のこの映画、封切早々に観て来ました。
んで感想なんだけど、ん〜〜微妙・・・かな?
ハワード・ヒューズの半生をダイジェスト版的に描いてるので展開が早い早い!
しかし若くして成功を収めるシーンと対照的に後半「強迫神経症」に病んでだんだん精神的に壊れていくシーンを丁寧に丁寧に描いてあるもんだから観ていて辛い!
私は元々スコセッシ作品が苦手なんだけど、この映画もまた然り。
もう少しユーモアがあってもいいんじゃないのかな?

ディカプリオは大熱演でしたが、元々ベビーフェイスの彼が40代のハワード・ヒューズを演じるのは難しいのだが、声まで老けさせようとしたのか低い声では妙にガラガラして割れているのが気になった。

アカデミー賞受賞のケイト・ブランシェットは、キャサリン・ヘプバーンをそっくりに演じたそうで、私は映画の中のキャサリンしか知らないけど、キャサリンって演技じゃないときでも映画のまんまのあんな仕草してたのかな?
なんだかブランシェットの演技はオーバーアクションのような気がしてならないなあ。
確かに上手いんだけど、キャサリンのイメージをそのまんま真似ただけのような気がする。
段々慣れてきたので後半はあまり気にならなくなったけどね。

ケイト・ベッキンセールはエヴァ・ガードナーだったんだけど、なんで彼女がエヴァを演じたの〜?って怒りたくなるぐらい貫禄不足。
ベッキンちゃんは小品ではいい味出すんだけど大作になるとなんだかイマイチだなぁ〜。

まあスケールはデカイし、飛行機事故のシーンとかリアルだし3時間の長丁場をダレずに見せる手腕は凄いんだけど、だからといって凄い感動があるわけでもなく・・・ん〜、やっぱり私はスコセッシ苦手なのね。

そうそう!予告編ではいかにも大きな役どころに思える我が愛しのジュード様なんだけど、出てきたのはたったのワンシーン!なんじゃ〜?
ノー・ダウトのグエンちゃんも大した役どころじゃなかったね。

次回はまたまたスコセッシ監督、マット・デーモン君共演でもって「インファナル・アフェア」をリメイクするディカプリオ。
オリジナルがとてもいい映画だっただけに期待半分、不安半分ってとこかな?

2005年4月23日 (土)

オペラ座の怪人

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ザ・ファ〜〜ントム・ジ・オペラ・イズ・ゼア〜

あかん!全く持ってこの映画、サブリミナル効果のように音楽が頭の中から消えない!
これぞファントムの魔力なのか!?
とにかく去年から楽しみにしていたこの映画、私はストーリーも全く知らなかったし、舞台版がどんなものかも知らない。
予備知識ほぼゼロの状態で観に行ったのですが、知らなくて大正解でした。
先入観がないから素直に映画に入り込めました。

冒頭、モノクロ画面のオークションのシーンからすっかりのめり込んでしまったのですが、やはり壊れたシャンデリアがオペラ座の天井にずず〜っと揚がりながら、華やかしき頃の昔のオペラ座が再現されるシーンでは鳥肌が立ちました!
その後のシーンもまるで音の洪水ともいうべき大迫力の音楽と、豪華絢爛の美しい映像にすっかり酔ってしまいました。
音楽と映像にボ〜っと酔っていても十分理解できるほどストーリーが単純なのも良かった。

途中、話の流れをブッた切るように老ラウルのエピソードが出てくるので「ちょっとうっとうしい・・・」と(不覚にも)思ってしまったのですが、ラストシーンにうまく繋がる重要シーンだったので「なるほど〜!これが言いたかったのか!」とうまいオチにやられてしまいました。
このラストシーンについては色々と諸説があり、それこそ見た人それぞれに解釈すればいいと思うのですが、私はこのシーンにすごくミステリアス&ホラーな空気を感じました。
薔薇と指輪を供えたのは爺様になってしまったファントムではなく、いつまでもミステリアスでジーニアスなファントム。
時空を越えてやってきたのかもしれないし、文字通りオペラゴーストとしてやってきたのかもしれない。
どっちにしてもファントムはいつもラウル&クリスティーヌの影にひそんでいたのか?

しかしラウルは病気で年取ってヨレヨレの現実的なイメージ。
その逆にファントムは存在すらつかめないミステリアスなイメージ。
愛する人に振られてしまったけれど今なお美しいミステリアスイメージのファントムよりも、昔の男前っぷりの見る影無しな現在のヨレヨレぶりを曝されてしまったラウル爺さんの方が、見ていて辛く悲しくなるのは私だけかしらん?

さてキャストですが、ファントム役のジェラルド・バトラーさんは「トゥーム・レイダー2」でアンジェリーナ・ジョリーと共演してたということですが、アンジェリーナの影に隠れてほとんど記憶なし。このあいだWOWOWで見直したのですがやはり影が薄いなあ・・・
「ドラキュリア」は映画自体がヘタレやったから・・・
でも「オペラ座の怪人」では別人みたいにカッコいいしセクシーだし演技もいいし、本当に素晴らしかったです。
ただ、やはり歌唱力が他の二人に比べるとだいぶ劣っていましたね。
頑張っているのは分かるのですが、頑張りが分かるから聴いていて辛いものがありました。
でも、日本ではジェラルドさんの人気が急上昇だし、彼の歌声が好きな人も多いので完全に好みの問題だとは思うんだけど、私はど〜しても好きになれなかった。
逆に喋る声がセクシーで良かった。

クリスティーヌのエミー・ロッサムは「ミスティック・リバー」ではすぐに殺されてしまうのであまり記憶無し。「デイ・アフター・トゥモロー」ではジェイク・ギレンホールのガールフレンド役ですっごく可愛かったのを覚えてます。
プロフィールでオペラを学んだことはしってたけど、こんなに歌が上手いとはねえ〜・・・
でも、バトラーとは逆に歌はいいけど喋りがもうひとつ!
まあ、まだまだ若いし演技の方はこれからだよね。
なんといってもエミーちゃんにはスレたお色気過剰の多くのティーンアイドルみたいにはなってほしくない!
このままプライベートではお上品路線を保ちながらすくすくといい女優に成長してほしいッス。。。

そしてそして!ラウル子爵ことパトリック・ウィルソン様は言いたいことが山ほど!(番外編参照)
歌もしなやかな動きもすべて
ブロードウェイミュージカルのスターだから。
他の二人とはキャリアが違うんだべ!heart
せりふなし、歌無し、5時間かかったという老人メイクの下の微妙な表情だけで演じたモノクロシーンの演技は見事だったよね〜・・・(以下番外編参照)

日本では以外にも爆発的ヒットを記録したこの映画、確かにクセになるよね〜・・・


オーシャンズ12

Ivmzopsj スティーブン・ソダーバーグ監督作品といえば、デビュー作でカンヌ映画祭のパルムドールを受賞した「セックスと嘘とビデオテープ」が大好きで、もう数え切れないくらい繰り返し見ております。
そのあとソダーバーグさんはちょこっと低迷したんですが、「エリン・ブロコビッチ」と「トラフィック」で見事に復活!
特に「トラフィック」は素晴らしかったですな〜。

その後はこのオーシャンズシリーズなどですっかり大物監督の仲間入りをしちゃった訳ですが、正直この監督って本来まったりとインディーズ系の映画を作るタイプの人なんで、「オーシャンズ11&12」みたいなスターが勢ぞろいの娯楽映画は、ちょっと彼のカラーに合わないんじゃないのかな?と思うのですが・・・
実際、前作の「11」の方はそれほど評判も良くなかったようなんで今回の「12」も心配だったわけです。

しかし、見てみたら前作よりもテンポも良いしスッキリしてるし面白い!
特にキャサリン・ゼータ・ジョーンズが出たおかげでうんとゴージャスで見ごたえがあった。
さすがはキャサゼタ姐さん!
同じく前作では歩き方が下品だの、ブサイクだの散々だったジュリア・ロバーツ。
今回はすっかり開き直ったのか、キャサゼタとは正反対のブスメイクで自虐ネタをバンバンやっちゃうからもうサイコー!
カメオ出演っていう割には出番が多かったブルース・ウィリスとの息の合った演技も笑えました。

と、なんだか女性キャストばかり持ち上げましたが、確かに今回の男性陣はちょっと影が薄かったかも?
なんだか映画本編より、「ブラピ離婚」の衝撃ニュースの厳戒態勢の中来日した男性陣。特にジョジクルが「気配りの人」ぶりを大いに披露した爆笑記者会見の方が映画本編よりも面白いって、一体どうよ!?

2005年4月19日 (火)

僕の彼女を紹介します

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<注>激辛コメント

クァク・ジェヨン監督&チョン・ジヒョン主演の「猟奇的な彼女」コンビの最新作。
「猟奇的〜」より泣ける!ってなキャッチフレーズで話題でしたよね。
まあ「猟奇的〜」は割と面白かったし意表を付くラストも確かに泣けたし、ちょっとは期待してたんだけどね〜・・・
なのに、
なんなんでしょうね〜、この期待ハズレっぷりは!

途中まではそこそこに面白かったのです。
ミョンウがギョンジンに誤認逮捕されてしまったために彼女に振り回されて散々な目にあって、それでも惹かれあっていく過程ってのが。
まあ「猟奇的」の2番煎じだとは思うのですがそれでも「ちょっと過激なラブコメ」って感じでまあ許せる範囲?
しかしミョンウが死んでからが、ま〜つまらない!
死んでからギョンジンの前にゴーストとして現れるまでがクドイったらないのよね〜。。。
「あ〜風が!ミョンウなのね〜!」ってさあ、何回言ってんだよ。
X-JAPANの曲も効果的に使われるどころか空回り。
監督の「泣け〜!ここで泣かんか〜!」って声がこちらにまで聞こえてきそうでした。

そしてやっとこさミョンウが現れたらなんと、ま〜んま「ゴースト」のパクリじゃん!
極めつけはラストシーン、チャ・テヒョンがワンシーン出てくるじゃないですか!
泣かせたいんだか笑わせたいんだか一体どっちよ!

2005年4月18日 (月)

ターミナル

Hqp9smll スピルバーグの最近の作品については何かと批判めいたことが言われているが、この作品はハートウォーミングなほのぼのコメディー系ですごく気に入りました。
トム・ハンクスのズッコケ具合もつぼにはまってて笑えるし、こんな軽いノリのチャーミングなトムもなんだか久しぶりな気がするわ。
前作「レディ・キラーズ」はなんとも後味悪い映画でトムのブラックなユーモアもちょこっと空回り気味だったんだけど、「ターミナル」は嫌味なく可愛く中年男の一途な思いがこちらにもズンズン伝わってきました〜。
ガハハハ!と笑った後にじわ〜〜っと涙が溢れてしまったです。

トムが淡い恋心を抱くキャサゼタ姐さんがまたまたナイ〜ス!
彼女、マイケル・ダグラスと結婚してからますます元気だよね。
なんといっても「トラフィック」でのド迫力の演技ですっかり姐さんの虜になってしまった私ですが、その後も「アメリカン・スウィートハート」や「シカゴ」でのアカデミー賞演技などで貫禄充分、もう怖いもの知らずですもんねえ。
ちょっと貫禄ありすぎてコワ〜な雰囲気があったけど、「ターミナル」では男運の悪いスッチーを実に可愛く演じてました。

他にも、ディエゴ・ルナ君が好きな女の子に中々告白できないちょっとオクテの青年役でこれまたナイ〜ッス!

ラスト、トムとキャサゼタ姐さんとの恋のゆくえは!?・・・は、なんだか胸キュン!
トムがアメリカに行って何をしたかったのか!?の理由も音楽好きな私としては「なるほど〜」と大きく納得。

いや〜お正月早々心ほのぼの、いい映画に出会えましたです。heart